化粧スレートと天然スレート屋根の違いとは?
更新日 : 2024年04月23日
更新日 : 2024年04月23日
屋根には様々な種類が存在しますよね!
スレート屋根や瓦屋根、金属屋根など様々です。この中でも、現在多く使用されている屋根材は、「スレート屋根」です。スレート屋根の家にお住まいの方も多いのではないでしょうか。
しかし、スレート屋根といっても、実はスレート屋根にも種類があることは皆様ご存知でしょうか?
皆様のお住まいに使用されているスレートの種類は「化粧スレート」というものです。
実はスレートには化粧スレートと天然スレートという種類があり、特徴もまた変わってきます。
では、化粧スレートと天然スレートの違いとは一体何でしょうか?
今回は、化粧スレートと天然スレートの違いをはじめ、化粧スレート屋根の特徴やメリット・デメリット、種類やメンテナンス方法について詳しくご紹介いたします!
化粧スレートと天然スレートの違い
皆様のお住まいに多く使用されている化粧スレートは、セメントに繊維素材を混ぜ、薄い板状に加工した屋根材のことで、人工でできています。
それに対し天然スレートは、天然の岩石からできている屋根材、つまり天然素材を使用した屋根材になるのです。
化粧スレートはシンプルなデザインのものが多く、どんなお家でも相性が良いです。
定期的に塗装をし防水性能を維持する必要がありますが、屋根の色を変えてイメージチェンジできる機会があるともいえますね。
また、化粧スレートは普及率が高いため対応している業者も多く、何かあった場合に業者に依頼しやすいという点がメリットの一つです。
そして、費用も比較的安くなっています。
天然スレートって?
化粧スレートは人工でできた屋根材になりますが、天然スレートは記述した通り天然素材でできています。
天然スレートは化粧スレートと違い、割れない限りは耐用年数が長く長寿命で、塗装でのメンテナンスが不要で、葺き直しをすることも可能です。
天然スレートは、ドイツなどのヨーロッパの家に古くから使用されている屋根材で重厚感や質感なども感じることができます。
しかし、化粧スレートとは違い天然スレートの費用は高額で、日本ではあまり普及されていません。
天然スレートの屋根は日本ではあまり見かける機会はありませんが、現在の東京駅に使用されているため、もし東京駅へ行く機会があったらご覧になってみても良いかもしれません。
化粧スレート屋根のメリットとデメリット
メリット
まず、スレート屋根は耐久性が高いという特性があります。化粧スレートは20年から30年の耐久性があり、定期的なメンテナンスで長く使うことが可能です。
また、カラーバリエーションが豊富で、デザイン性を求める現代の住宅建築においても非常に人気があります。
耐震性に関しても優れています。瓦などの屋根材と比べてもスレートは軽量化されつつあるため、地震発生時の建物への負担を減少させることができ、特に地震が多い地域での採用が進んでいます。
デメリット
メンテナンスの手間があるということがスレート屋根最大のデメリットです。特に化粧スレートは定期的な屋根塗装や、屋根自体の清掃が必要となり、これには専門的な知識と技術が求められます。また、屋根の修理や交換が必要になった場合、専門の業者に依頼しなければならず、その費用は予想以上に高くなることがあります。
このように、スレート屋根はその美観と機能性から多くの場所で採用されていますが、メンテナンスの手間があるといったデメリットも理解し、それらを総合的に考慮した上で選択することが重要です。
スレート屋根の耐久性
化粧スレートの耐久年数は一般的に20年~30年程度とされていますが、これは定期的なメンテナンスをしっかりと行った場合の年数です。
化粧スレート屋根の主な劣化原因としては、日光による紫外線の影響や、雨水による侵食が挙げられます。塗装が劣化すると、屋根材本体の保護が不十分になり、水分が浸透しやすくなるため、定期的に塗り直しを行うことが重要です。
どのタイプのスレートでも共通して言えるのは、定期的な点検と適切なメンテナンスが屋根の寿命を大幅に延ばすことに繋がるという点です。
特に化粧スレート屋根では、8年~10年ごとの塗り替えが推奨されています。これにより、見た目の美しさを保ちながら、屋根の機能を維持することができます。
スレート屋根のリフォーム・改修方法
スレート屋根の塗装と修理
スレート屋根の塗装は、主に防水性を高め、屋根の寿命を延ばすために行われます。塗装作業には専門的な技術が要求されるため、経験豊富なプロフェッショナルに依頼するようにしましょう。
一方、スレート屋根の修理は、損傷の程度に応じて異なります。
軽微な損傷であれば、部分的な差し替えや亀裂の補修で対応可能です。
しかし、スレートが大きく損傷している場合や、広範囲にわたって劣化が見られる場合には、スレートを部分的または全面的に交換する必要があります。特に、屋根の状態が原因で室内に雨漏りが発生している場合は、迅速な修理が求められます。
アスベストを含むスレート屋根の対処法
アスベストを含むスレート屋根は、特に注意が必要です。アスベストは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、その取り扱いには厳格な規制が存在します。アスベスト含有スレートのリフォームや除去作業は、専門の業者による適切な方法で行わなければなりません。
アスベスト屋根のリフォームに際しては、まず専門の調査が必要です。これにはアスベストの有無を確認するためのサンプル採取が含まれます。アスベストが確認された場合、その除去やカバー工法による対策が考慮されます。
カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねる方法で、アスベストの飛散リスクを最小限に抑えつつ、屋根のリフォームを可能にします。この方法は、廃材の処分費用が抑えられ、屋根葺き替え工事に比べコストを抑えることができるため、経済的な選択となることが多いです。
しかし、屋根の重さが増しますので、傷みすぎた屋根には施行が難しいという点に注意が必要です。
カバーしてしまうのもありですが、やはり完全にアスベストを取り除くことが最も望ましい対応です。
そんな時に行われるのが屋根葺き替え工事です。屋根葺き替え工事では、既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材を葺き直します。カバー工法と比べても大規模な工事になる分、工期は長く費用も高くなってしまうのですが…この際、普段お手入れの難しい野地板や防水紙と言った屋根下地のメンテナンスができますので、雨漏りの不安を解消することが可能です!
アスベストを含むスレート屋根に対する適切な対応は、建物の安全性を確保し、住人の健康を守る上で極めて重要です。リフォームの際には、専門の知識を持つ業者を選び、適切な処理が施されるようにすることが求められます。
街の屋根やさんで実際に行った施工事例をご紹介!
スレート屋根の部分的な差し替え工事を行ったS様
この度は、工事のご用命を頂きありがとうございました!
S様より、スレート屋根の一部が剥がれ落ちそうになっているとのご相談をいただいたのが工事のきっかけでした。このような状態のとき、強い雨風の際に落下してしまうということが考えられるため早急に対応する必要があります。
割れてしまったスレート屋根を部分的に差し替えました!
街の屋根やさんでは、このような軽微な工事も対応可能です。まずはお気軽にお問合せください!
→今回の施工事例について、詳しくはこちらからご覧いただけます
まとめ
今回は化粧スレートと天然スレート違いをはじめ、スレート屋根の様々な情報について解説させて頂きました!
冒頭でもお伝え致しましたが、スレート屋根は国内で最も使用されている屋根材です。
しかしそうした中、化粧スレート屋根の塗装メンテナンスを長期間行っていないことにより塗膜の劣化・剥離が進行しているお住まいも多いです。
私達、街の屋根やさんはスレート屋根の塗装メンテナンスの施工実績も豊富にございます。
点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、ご自宅のスレート屋根の塗装メンテナンスを長期間行っていないと言う方がおられましたらぜひお気軽にご相談下さい!
関連動画をチェック!
屋根塗装が雨漏りを引き起こす!?スレート屋根の方は必見!【プロが解説!アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 防水工事 屋根塗装に関連する新着ブログ
屋根リフォームで暑さ対策!快適でエコな住まいを実現しよう!
セメント瓦とモニエル瓦の見分け方: 屋根のプロが教える簡単な識別法
瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 防水工事 屋根塗装に関連する新着施工事例
瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 防水工事 屋根塗装を行ったお客様の声一覧
習志野市藤崎にて屋根の点検、Y様にアンケートにご協力いただきましたのでご紹介いたします
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
築30年経過し、屋根材の耐用年数等について不安があった。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
ホームページ拝見後、直ぐに問い合わせをした
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
・インターネットの口コミ ・御社ホームページの丁寧な説明
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
丁寧かつ誠実に対応して頂けました