お住まいの寿命を延ばす!季節別・築年数別のメンテナンスポイント
一生に一度のお買い物と言われるお住まい、手に入れるまでは相当な努力と苦労を伴います。何年もかけて貯めた頭金、購入してからはローンと大変です。手に入れたということで満足してしまい、そこでゴールという方も多いようです。
かつては新築だったお住まいも年月を経れば、どんなに大事にしていてもいろいろなところが傷んできます。定期的なメンテナンスが必要になってくるのです。
メンテナンスのタイミングを逃してしまうと、後になって高額な補修費用が掛かってしまったり、大切な財産であるお住まいの資産価値が下がってしまうこともあります。
定期的なメンテナンスはお住まいの維持費の低減と資産価値の維持に繋がるのです。
「お家のメンテナンスって、いつやるべきなのか分からない」という方もおられると思います。そういった方はまず、悪天候後の点検からはじめてください。ご自分のお家だけでなく、周囲を見渡せば、さまざまなことに気付くと思います。例えば、同じ風量や雨量であっても、季節毎に落ち葉の量も違ってきますから、お住まいに与える影響も大きく違ってくるのです。
お住まいを長持ちさせようと思ったら、建ててからのメンテナンスが重要です。そして、建物の点検項目とお手入れが必要な箇所や仕方は季節によっても変わりますし、築年数によっても変わります。それぞれの季節毎と築年数別の点検項目と必要になるメンテナンスを見ていきましょう。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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木、金属、コンクリート、ガラス…、お住まいにはさまざまな材料が使われており、同じ経過年数であってもそれぞれの傷み具合は全く違います。
それぞれを個別にメンテナンスしていたら、手間も暇もお金もかかります。頻繁に施工業者が訪問してくるとなると、かなり忙しないですよね。短めのサイクルでメンテナンスした方が間違いなくよいのですが、お金もかかる上に手間もかかります。
まずは常日頃からお掃除などをしてあげてください。そして季節毎に気をつけたいポイントがありますので、そこに注意を払って点検をしてあげてください。

点検といっても、屋根には絶対のぼらないでください。無理をせず、目視だけで充分です。気になるところを見つけたら、街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。
お住まいは新築から10年前後をメドにお住まい全体を詳細に点検し、まとめてメンテナンスすることをお奨めします。

築10年前後ではそろそろお住まいの全体の塗り替えが必要になってきます。屋根がスレート(カラーベスト・コロニアル)や金属の場合、ここで塗装しておけば耐用年数を延ばすことができます。
屋根材がセメント瓦やコンクリート瓦の場合もそろそろ塗装の時期です。
粘土瓦の屋根は基本的に塗り替えの必要はありません。ただ、瓦がずれていないか、ひびや割れがないか、漆喰に異常がないかだけは点検してあげてください。
外壁がモルタルの場合、クラックが複数できているのではないでしょうか。ここで外壁塗装しておかないと壁の内部に水が浸入してくる可能性が高まります。
窯業系サイディングでは塗膜の防水性が落ちてきているころです。外壁塗装で防水性を復活させてあげましょう。
サイディングボードの継ぎ目(目地の部分)のコーキングに縮んでしまったり、隙間ができていませんか。外壁塗装に合わせて打ち替えて上げましょう。
金属サイディングではここで塗装しておけば、大敵である錆を長く予防できます。
いずれの外壁でも触ってみて、手に白い粉がついてくるようであれば、塗り替え時期に来ています。外壁の塗膜が紫外線などで分解されるチョーキング(白亜化)現象と呼ばれる症状で、劣化してきたことを示しています。
陸屋根・屋上・ベランダ・バルコニーなども表面の防水性能が落ちてきています。表面のトップコートを塗り直す時期です。
陸屋根・屋上・ベランダ・バルコニーなどの防水工事は雨漏りを予防するためにどうしても必要です。木造はもちろんのこと、鉄骨や鉄筋の建物でも木材が多くの場所に使われています。木も、鉄も、水分は天敵です。腐食を防ぎ、寿命を延ばすためには定期的に防水工事を行わなければなりません。
フェンスや塀などの金属部分に錆が出てきていませんか。こういったところが汚れていたり、錆びていたりすると美観だけでなく、防犯上もよろしくありません。
「留守がちなので手入れをしてないのではないか」、「気を使ってない家なので浸入しやすいのではないか」と思われて、空き巣などに狙われやすくなるからです。
これは「割れ窓理論」と呼ばれるもので、環境の悪化は周囲にも悪影響を及ぼすことが報告されています。また、環境の美化に気を配ることによって、犯罪率が大きく減少することも実証されています。
築10年前後の正しいメンテナンスで安心した生活を
築10年前後でメンテナンスしておけば、次の10年間まで安心して過ごせます。また、ここで耐用年数の長い塗料で屋根や外壁を塗装しておけば、次のメンテナンスを15年後などに延ばすことも可能です。
耐用年数の長い塗料を使う場合はコーキングなども寿命が長いものを使うようにしてください。コーキングだけ寿命が先に来て、打ち替えるとなったら足場が必要になります。コーキングを打ち替えた数年後、屋根塗装や外壁塗装をすることになった足場を再度、仮設するとなると足場代が2度かかることになります。足場が必要な工事は仮設費を節約するため、できるだけ一緒に済ませるようにしましょう。

スレート(コロニアル・カラーベスト)の耐用年数は25年前後と言われています。前回のメンテナンスから10年経過していれば築20年、15年経過していれば築25年ですから、そろそろ寿命です。屋根カバーか屋根葺き替えを選択する時期に来ています。雨漏りしているわけでもないのに屋根葺き替えとお思いの方もいるでしょうが、屋根材の限界が近づいてきているので早めに対処した方がいいでしょう。雨漏りすると天井に大きな染みができてしまうので、クロスの張替えなども必要になってきますから、余計な出費となります。
瓦屋根では漆喰の劣化に気をつけてください。漆喰の詰め直しや取り直しが必要な時期に来ています。また築20年以上になると、さまざまな箇所に傷みがでてきます。
雨樋が樹脂製の場合、硬化がかなり進んでいることでしょう。柔軟性が失われているので強風や雪の重みに耐えられず、ちょっとしたことで割れたり、外れたりします。そろそろ全交換をしなければならない時期です。
外壁のサイディングが変形し、その部分から雨水が浸入し、内部が腐食を起こしていることもあります。

築30年は全体的なリフォームの時期です
いよいよお住まいを全体的にリフォームする時期がやってきました。日本の住宅の平均寿命は27年と言われていますから、それを越えています。 屋根はどのタイプであっても、屋根葺き替えや屋根カバー工法でリフォームが必要です。使用される環境によってはもう少し頑張れるかもしれませんが、いずれにせよそろそろ耐用年数の限界です。 瓦屋根は表面上、何ともないように見えることがほとんどですが、その下の防水紙の寿命を越えています。横殴りの雨などでは雨漏りするようになるでしょう。屋根葺き替えか屋根葺き直しが必要です。
外壁も張替えやカバー工事が必要な状態に来ています。耐震基準が変わる1981年以前に建てられたお住まいは屋根カバー工法や外壁カバー工法でお住まいの重量が増しますと地震時の危険度が大きく増します。軽い屋根材を使った屋根葺き替えや外壁張替えを選択しましょう。その際に耐震補強工事も行えば、安心して過ごせますよね。耐震補強工事は自治体から補助金が出ることもあります。リフォーム前に各自治体に問い合わせてみましょう。
ライフプランに応じたリフォームや建替えが必要です
お住まいが築30年以上になったら考えなくてはならないのが、これからのライフプランです。「いつまで、その家に住み続けるのか」、「子供が家を引き継ぐのか」、築年数がこの程度になれば家主のご子息は既に成人しており、お孫さんがいるという方が大半なのではないでしょうか。ご子息がその土地を引き継ぐというのであれば、建て替えという選択肢も出てきます。将来的に息子さんのところに引っ越すというのであれば、問題になっている部分のリフォームだけで済ませるのもよいでしょう。数年後に売却を考えているのであれば、全体的にメンテナンスしておくと査定が高くなることもあります。
欧米諸国の住宅は、ドイツで約79年、イギリスでは141年と言われています。 それに対し、日本のお住まいの平均寿命は約27年と非常に短いのです。
しかし、しっかりとお手入れを続ければ50年以上住めるというデータもあります。お孫さんが成人するまで住めるということです。結論を出すのはご家族の皆様で話し合ってからでも遅くはありません。貴方とご家族にあったリフォームをして、末永く快適に暮らしましょう。
お家のことなら、何でも街の屋根やさんにご相談ください。貴方と家族のお悩み、解決いたします。
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