サンルームの修理や交換、費用相場はどれくらい?火災保険を利用した工事も可能です!
更新日 : 2024年08月20日
更新日 : 2024年08月20日
「サンルームから雨漏りが発生する」
「雪でサンルームの屋根が壊れてしまった」
などのサンルームに関するトラブルでお困りではありませんか?
この記事では、サンルームやテラス囲いに関するお悩みやトラブルを解決したいと考えている方に向けて、修理や補修の方法を詳しく解説しています。
修理の種類や費用相場などの基本情報から、火災保険の適用可否まで、サンルームの修理を検討している方にとって役立つ情報を提供しています。ぜひ参考にしてください。
サンルームの修理方法は、破損した部分や劣化の状態に応じて異なります。主な修理方法として以下の4つが挙げられます。
屋根の修理
コーキング(シーリング)の補修
外壁の補修
全体交換
主な修理方法と、それに伴う費用の相場について説明します。
サンルームが劣化や損傷した場合、適切な修理が必要です。まずは点検を行い、お客様のご要望を伺った上で、最適な修理プランを決定します。
サンルーム修理費用の目安
屋根の修理
台風や雪害でサンルームの屋根が損傷した場合、パネルの交換などで修理を行います。
被害が1枚や数枚だけの場合でも、他の部分も経年劣化していることが多いため、全体的な交換をおすすめすることが多いです。
サンルーム屋根張り替えの事例
雨漏りが起きたポリカ屋根を火災保険で交換工事
雪の重みでサンルームの屋根から雨漏りが発生しました。このサンルームは15年前に後付けされたもので、ポリカーボネート製の屋根が3枚ひび割れし、1枚はずれていました。
透明なポリカーボネートで3枚を交換し、経年劣化でボロボロになっていたゴム部分も新しくしました。
工事費用 約11万円
ひび割れしたアクリルパネルを熱線遮断ポリカへ交換
サンルームのアクリルパネルに多数のひび割れが見られました。取り外したパネルは少し叩くだけで割れるほど劣化していました。
約20年経過していたため、全8枚をポリカーボネート板に交換しました。
お客様の「暑さを和らげる色にしたい」というご希望に応え、熱線遮断効果のあるマットグレーのポリカーボネートを使用し、涼しげな仕上がりとなりました。
工事費用 約14.1万円
コーキング(シーリング)の補修
サンルームの雨漏りの主な原因は、コーキング(シーリング)の劣化です。
日光や経年変化で劣化したコーキング材にひび割れや破断が生じると、雨水の侵入を防ぐことができなくなり、雨漏りが発生します。
劣化したコーキングは取り除き、新しいコーキング材に打ち替えて対処します。打ち替えの費用は2〜5万円が目安です。
※必要な打ち替えの範囲やサンルームの規模によって費用は変動します。
外壁の補修
サンルームの雨漏りによる二次的な被害として、隣接する外壁の劣化が挙げられます。
サンルームの屋根や前面、両側面は透明なパネルやガラスで覆われていますが、住宅側と接している部分は通常の外壁材と同じです。そのため、サンルームに雨漏りが起こるとこの壁が汚れたり傷んだりします。
外壁の補修や塗り替え、張り替えのご相談も承ります。
サンルームの屋根材にはさまざまな素材が使用されます。
塩化ビニル
アクリル
ポリカーボネート
代表的なものとしてはポリ塩化ビニルやアクリルがありますが、特におすすめなのはポリカーボネートです。
ポリカーボネートはポリカーボネート樹脂を原料とするプラスチック素材で、多くの強みを持っています。例えば、耐久性が高く、紫外線に強いことなどが挙げられます。
耐衝撃性に優れている
耐久性が高い
透明度が高い
ポリ塩化ビニルは耐用年数が3~5年程度と短く、アクリルも一時期はよく使われましたが、ポリカーボネートはその30倍の強度を誇ります。
コストパフォーマンスも優れているため、この機会にポリカーボネートへの変更を検討してみてください。
※防火地域などでは、面積によってポリカーボネートの使用が不可で、FRPなどの素材を使用しなければならない場合があります。
サンルームが劣化したり破損したりする原因は様々ですが、主な原因として
日光
雨・風
雪
の3つが挙げられます。
日光
サンルームが劣化する原因の中でも特に影響が大きいのが、紫外線です。
サンルームの屋根に使用される塩ビやポリカーボネート、アクリル材は、紫外線を受け続けることで劣化が進行し、割れやすくなります。
また、接合部に使用されているコーキング材も同様に、紫外線による劣化で脆くなり、固定力が低下してしまいます。
これが、サンルームの屋根が割れたり、剥がれたりする原因となるのです。
雨・風
雨や風も、サンルームの劣化を進行させる主要な要因です。
サンルームは屋外に設置されているため、常に風雨にさらされることになります。
劣化が進んだパネルやコーキング材が雨や風にさらされると、その影響で損傷が拡大することがあります。
雪
雪が多く降る地域では、サンルームの損傷原因として雪害がよく見られます。
雪が積もると相当な重量になるため、一般的な屋根よりも強度が低いサンルームの屋根部分に負担がかかり、パネルやガラスが破損してしまうことがあります。
特に豪雪地帯では、雪が積もらないような対策や、こまめに雪かきを行うなどの対応が求められます。
上記で述べたように、「風」や「雪」、そして「雹」などが原因でサンルームが損傷した場合、火災保険が適用される可能性がありますので、契約内容を確認してみてください。
サンルームの小規模な修理であれば、数万円程度で対応可能ですが、複数のパネルを交換したり、サンルーム全体を新しくするとなると、修理費用が数十万円に達することもあります。
そこで知っておきたいのが、火災保険の活用です。
火災保険には「建物」や「建物付属物」などの種類がありますので、契約内容を確認することが重要です。サンルームが保険の対象となる契約であれば、火災保険を利用して修理費用を軽減することが可能です。
申請に必要な写真や見積書の準備をサポートいたしますので、火災保険の利用をお考えの際はご相談ください。
火災保険利用の確認事項
1:経年劣化による損傷は保険対象外となることがあります
サンルームの損傷が風や雪などの自然災害によるものではなく、単純に老朽化によるものと判断された場合、火災保険の適用は認められない可能性があります。適用の可否は保険会社が判断します。
2:修理費用の全額が補償されないことがあります
火災保険は、基本的に損傷部分の修理費用を補償しますが、例えば屋根の一部が壊れただけであっても、全体の交換を行う場合や、撤去して新しいものを設置する場合など、その全額が保険でカバーされるとは限りません。
サンルームの解体・撤去
劣化や損傷が進んでしまったサンルームは、解体して撤去することができます。もし、サンルームの利用頻度が少なく、十分に活用できていないと感じる場合は、修理を行わずに解体・撤去を選ぶのも一つの方法です。
サンルームを解体・撤去する際の費用は数万円からですが、サンルームの大きさや土台の処理、撤去後の外壁の処理方法によって費用が変動します。まずは、お気軽にご相談ください。
サンルームの新設
全体的に劣化が進んでいたり、複数箇所が破損している場合、部分的な修理ではなく、一度古いサンルームを撤去してから新しいものを新設する方法もあります。
サンルームの新設には費用が50万~150万円ほどかかりますが、長期的に見ると、何度も修理を重ねるよりも、新設の方がコストパフォーマンスが良い場合があります。
サンルームの設置が可能かどうかは、家の立地や構造、建築基準法の制約、さらには業者が取り扱う製品によって変わります。まずはご相談ください。
サンルームやテラス囲いは、常に日光や風雨にさらされているため、どうしても劣化が避けられません。また、屋根に使用されている塩ビやポリカーボネート、アクリル素材は、台風や雪害などによって損傷することもあります。
サンルームの劣化や破損、雨漏りなどが気になる場合は、ぜひ一度街の屋根やさんにご相談ください。当社は屋根工事やリフォームを専門に手掛けていますが、サンルームやテラス囲いに関する修理や補修にも対応しております。
点検・修理は無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
サンルーム修理・交換もお任せください!まとめ
●サンルームの屋根修理やコーキング補修、設置面の外壁補修、全体交換に関するご相談を承っております。●台風や雪害によってサンルームの屋根が損傷した場合、被害が部分的でも全体交換をおすすめすることがあります。
●紫外線で劣化したコーキングは、隙間からの雨水侵入を防ぐために、新しいものに交換します。
●サンルームの屋根素材には塩ビやアクリルもありますが、耐久性が高くコストパフォーマンスに優れたポリカーボネート製への交換をおすすめします。
●サンルームが自然災害で破損した場合、火災保険が適用されることがあります。
●サンルームの撤去や新設も可能ですので、立地や住宅構造に応じてご相談ください。
サンルームに関連するブログ一覧
サンルームに関連する施工事例一覧
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。