屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説
更新日 : 2025年01月24日
更新日 : 2025年01月24日
一般的な戸建て住宅においては今や使われていない建物を探す方が難しいと思わせる素材がガルバリウム鋼板です。軽いことから屋根リフォームで人気の高い屋根カバー工法の選択肢となりやすい屋根材ですし、耐用年数が長いことから屋根葺き替えでも選ばれることが多くなってきました。2014年には従来のガルバリウム鋼板の性能をさらに上回るエスジーエル鋼板も登場しました。その後、その超高耐久ガルバを素材とした屋根材はメーカー保証年数が変褪色、赤錆、穴あきで一気に5年も伸びたことからさらに人気は高まりました。現在では屋根材の他、外壁材も多く作られるようになり、屋根材よりも外壁材として出荷される方が多いとも言われています。このページではガルバリウム鋼板はどのようなものなのか、そのガルバリウム鋼板を進化させたエスジーエル鋼板はどこが違うのか、メリットやデメリットなどの詳細をご説明していきます。
お家などの建物だけじゃない! ガルバリウム鋼板は実は身近な金属製品
ガルバリウム鋼板というと、屋根リフォームで屋根葺き替えや屋根カバー工法を検討した際、初めて知ったという方も多いのですが、実は私達の生活はガルバリウム鋼板に囲まれていると言っても過言ではありません。
貴方が今、ご自宅にいるのならばちょっと周りを見渡してみましょう。現在、このサイトをスマホでなくPCで閲覧しており、ノートではなくデスクトップで見ているという方、PCケースが金属であれば間違いなくガルバリウム鋼板です。 ちょっと視線を変えて、キッチンを見てみましょう。冷蔵庫、レンジ、オーブンの外装の金属部分もガルバリウム鋼板製のものがほとんどです。 外に出て見れば、自動販売機の金属部分もガルバリウム鋼板製で害虫が寄ってこないように防虫処理がなされています。自動販売機のすぐ横にあるガードレールもガルバリウム鋼板のものがほとんどです。
屋根葺き替えや屋根カバー工法を検討するまで知らなかったという方は多いものの、私達はこれまで数々のガルバリウム鋼板の製品に囲まれて生活していたのです。
これ、実は凄くいいことです。これだけガルバリウムがさまざまなところに使われているのならば、量産効果で安くなります。屋根材としてもリーズナブルな価格で提供されるということです。
ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛とシリコンでめっきされた鉄板です
ガルバリウム鋼板とは鋼板、つまり鉄を板状にしたものにアルミニウムと亜鉛とシリコンの合金をめっきしたものです。鉄などの錆びやすい金属を錆びにくいアルミや亜鉛でめっきしただけで、空気に直接触れることがなくなるので、酸化しにくく、錆びにくくなり、耐用年数が長くなります。
ちょっと化学的な話をしますと、めっきの効果はそれだけではなく、錆が発生した場合、めっきの方が先に錆びてくれるという性質があるため、基材となっている金属を守ることが可能なのです。


「私のお家の屋根はスレートだし、外壁は窯業系サイディングだからガルバリウムとは縁がないよ」という方もおられるでしょう。ちょっと待ってください。我々の身の周りからしてガルバリウム製品だらけなのですから、実は建物もガルバリウム製品だらけなのです。
お家の屋根がスレートなら棟板金はほとんどがガルバリウム鋼板でしょう。屋根の上に谷樋が設けられている場合、この谷樋はガルバリウム製の板金であることがほとんどです。
また、軒樋など雨樋が金属製という方、同じ金属製でもステンレス製、アルミ製、銅製とございますがこれらは高価なため、こちらもガルバリウムが使われるケースが非常に多いのです。「家の雨樋は樹脂製」という方も多いでしょう。基礎と外壁の取り合いや下屋(1階屋根)と外壁の取り合いには雨仕舞のため、水切り金具が使用されています。雨水の流れを雨漏りしない方向へと向かわせる非常に重要な部材でこちらもガルバリウム製です。
ベランダやバルコニーの笠木が金属ならばガルバリウム製の可能性もありますし、玄関ドアが金属ならばガルバリウムかもしれません。ちょっと古めのお住まいで雨戸や戸袋が金属製ならばほぼ間違いなくガルバリウム製でしょう。このように最早、お家も含めて私達の生活にガルバリウム鋼板は欠かせないものになっているのです。
日本でガルバリウム鋼板を製作しているのは大手製鋼会社のグループ会社のみ
私達はこれだけガルバリウムに囲まれて生活しているのですが、実はガルバリウム鋼板を作っている会社は大手製鋼会社、JFE、日本製鉄、神戸製鋼、淀川製鋼所などのグループ会社のみです。製鉄から圧延、鋼板の成型、めっき工程まで同じ系列で行えるので、何かと都合がいいのでしょう。 アルミニウムと亜鉛とシリコンの合金をめっきされた鋼板はアルミホイルのようにロール状に幾重にも丸められ、建材メーカーへと出荷されます。
ガルバリウム鋼板を成型、加工し、外壁材や屋根材にしているのが建材メーカーです
仕入れたガルバリウム鋼板を成型、加工し、外壁材や屋根材を製作するのは建材を製造するメーカーです。
金属建材の専門のメーカーと言えば超高耐久ガルバで『スーパーガルテクト』を製造している「アイジー工業」です。もちろん、金属系サイディングの外壁も製造しています。
超高耐久の鋼板で横暖ルーフシリーズを製造しているニチハは金属系サイデイングだけではなく、窯業系サイディングも製造しています。
エスジーエルでスマートメタルを製造しているケイミューは新築からリフォームまで全てに対応できる総合建材メーカーで業界の最大手です。
どうして今、金属屋根材や金属外壁材が注目されているのか
瓦屋根を例に挙げれば、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけとなり、2011年の東日本大震災、2016年の熊本・大分地震、2018年の大阪府北部地震で屋根材が固定されていない瓦屋根は瓦が飛散ししたと言っていいでしょう。これらの大地震では地震で瓦屋根から瓦が落下する映像が何度も流されました。熊本・大分地震に至っては熊本城の屋根から瓦が落下するところがライブ配信されることとなりました。その後の被災地の様子の報道ではブルーシートで養生されている屋根の多くは瓦屋根だということも伝わりました。
2018年の関西・東海地方を襲った台風21号、そして2019年千葉県を襲った台風15号でも屋根材が固定されていない瓦屋根は瓦が飛散し、その映像がやはり全国に流されました。近年はSNSなどでも被災状況が拡散されるようになり、軽い屋根材が望まれるようになったのです。
外壁材についても軽ければ、以前よりも簡素な構造で耐震性を確保できます。以前と同じ構造にすればより安全なお住まいになります。以前から金属サイディングの外壁はアルミやステンレスといったものが存在しましたが、とても高価でそれでお家を建てられる方は限られていたのです。それよりも性能は劣るけれども、同じ金属サイディングのガルバリウムが登場すれば注目は集まるでしょう。
また、インクジェットプリンタの進歩によってこれまでの金属外壁材のイメージを覆し、窯業系サイディングと大差がないものも登場したことも大きいと思います。 金属サイディングなら軽いので屋根カバー工法と同じように外壁カバー工法でお家のイメージを刷新できるというのも一般の方々には衝撃的だったのではないでしょうか。
初期コストはそこそこだが、ランニングコストが安い
前述のように瓦は地震や強風で落下する、スレート屋根は初期コストが安いけど10年毎に屋根塗装が必要となったら、日本でこれまで実績があり、残されているのは金属屋根材だけです。しかも、スーパーガルテクトと横暖ルーフに至っては変褪色15年、赤錆20年、穴あき25年のメーカー保証です。フッ素に至っては変褪色20年、赤錆20年、穴あき25年のメーカー保証ですから、「20年は屋根塗装しなくても大丈夫」とメーカーが言っているようなものです。途中のメンテナンス費のことを考えたら、これはとても魅力的です。
メーカー保証内容
スーパーガルテクトと 横暖ルーフ |
スーパーガルテクト フッ素 |
|
塗膜の変褐 色 | 15年 | 20年 |
赤 錆 | 20年 | 20年 |
穴あき | 25年 | 25年 |
水捌けが良いから緩勾配にも使える
金属屋根材は他の屋根材に較べて水が染み込みにくいため、緩勾配でも葺けると言われていますが、縦葺きと横葺きで大きく違ってきます。
横葺きの場合2.5寸勾配から葺ける屋根材が多いのですが、流れ長さ(棟から軒までの長さ)が極めて制限されるため、現実的ではありません。緩い勾配で棟から軒まで長ければ、途中で漏水が起こる可能性が高いからです。
横暖ルーフを2.5寸勾配で葺いた場合、流れ長さは7mまでとなります。これでお家の形が正方形だとした場合、8坪未満の大きさにしかなりません。3.5寸勾配になると流れ長さは20mまでになりますので、これ以上の勾配が現実的です。
縦葺きの場合、0.2寸勾配できる屋根材もありますが雨水が滞留しやすくなるため、現実的な勾配を考えると2寸勾配からとなります。
スレートの最低勾配が3寸勾配からですから、縦葺きでも、横葺きでも、どちらでも、屋根カバー工法においては金属屋根材は全て対応できることになります。
ガルバリウム鋼板から派生しためっき鋼板、ジンカリウム鋼板とエスジーエル
ガルバリウム鋼板の3倍の耐食性を持つと言われているのがエスジーエルです。アイジー工業のスーパーガルテクトとニチハの横暖ルーフはこのエスジーエルから製造されていると言われていますが、カタログなどでは「超高耐久ガルバ」、「超高耐久」と記されているだけで、公言されているわけではありません。エスジーエルであることを公言しているのはケイミューのスマートメタルだけです。スーパーガルテクトも、横暖ルーフも、よくよくカタログ等を見てみると、エスジーエル鋼板のめっき組成と全く同じ数値であることが分かります。エスジーエルから作られていることはほぼ間違いないでしょう。そのおかげでメーカー保証も伸びました。
金属屋根材には塗装ではなく石粒を吹き付けられているものもあり、こちらはかなりお洒落なものです。ディーズルーフィングのエコグラーニなどが有名で、ジンカリウム鋼板から作られており、こちらの基材保証は何と30年です。ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の違いはめっき成分です。エスジーエルとともに比較してみましょう。
各金属屋根材組成の比較
ガルバリウム 鋼板 | ジンカリウム 鋼板 | エスジーエル 鋼板 | |
アルミ | 55% | 55% | 55% |
亜 鉛 | 43.5% | 43.4% | 41.4% |
シリコン | 1.5% | 1.6% | 1.6% |
マグネシウム | – | – | 2% |
微妙な違いしかないように見えるのですが、各数値に注目してみると面白いことが分かります。ガルバリウムよりも強いと言われているジンカリウムはシリコンが0.1%多い。ガルバリウムより3倍強いエスジーエルはジンカリウムとシリコンは1.6%と同じ。3つの鋼板の中で亜鉛が最も少なく、その分マグネシウムが2%添加されています。エスジーエルを開発した日本製鉄のグループ会社は「マグネシウムが2%が最高の配分」と評価しています。
ガルバリウム鋼板の屋根材や外壁材を製造しているメーカーでは年に数回の水洗いによるメンテナンスを推奨しています。ただ単に水道水をかけ、落ちない汚れがあれば薄めた中性洗剤で洗い、しっかりと洗い流すという方法です。
メーカー推奨のメンテナンスは「年に数回程度の水洗い」だけ! 春の水洗いは必須項目
日本の場合、平均すると降雨が3日に1日程度あります。よって、水洗いされているのと同じなのでメンテナンスする場合は雨水の当たりにくい部分、当たらない部分を重点的に流すようにしましょう。
また、春になり雪が降らない季節になったら、必ず全体的に水洗いしてあげましょう。関東以南の温暖な地域であっても、気温が下がりやすく、道路の凍結しやすい山間部などでは凍結防止のため塩化ナトリウムや塩化カルシウムが撒かれます。また大雪予報が出ると市街地でも撒かれることがあります。塩化ナトリウムは塩、塩化カルシウムも成分的にはほぼ塩です。両方とも金属に付着すると錆を誘発します。こういったものが残存している可能性がある春先は特にこまめに水を流してあげた方がいいでしょう。
定期点検などで傷や錆を見つけたら、すぐに補修する
雨樋が落葉で詰まってしまい、水が溢れて金属屋根材や金属外壁材に掛かるのも裂けたいところです。落葉や枝は詰まった雨樋の中で腐食していく際、酸性に傾きます。それと混ざった雨水も酸性になります。そもそも雨水自体が落下してくる際に二酸化炭素を含むため、酸性です(酸性雨はさらに硫黄や窒素の酸化物が溶け込んだ別物です)。もともと酸性の雨水にさらに雨樋に詰まった酸性の水が混ざる… 金属の建材だけでなく、他の建材にも有害なことは間違いありません。
定期点検で傷や錆を見つけた場合、ケレンして錆止めと塗料でタッチアップしてあげれば、それ以上錆が拡がることはなくなります。街の屋根やさんでは屋根葺き替えや屋根カバー工法をご依頼いただいた場合、1年点検後は隔年で点検を行っています。既にご自宅の屋根や外壁が金属でさまざまな心配事があるという場合は街の屋根やさんの無料点検を利用するというのも1つの手です。点検した箇所は全て写真に残しますから、屋根の上など全く見えないところであっても、その状況が手に取るように分かります。
ガルバリウム鋼板のデメリット
軽いので耐震性も上がる、普段のメンテナンスも楽で塗り替えなどの期間も長く取れる、耐用年数も長い、現在はより進化した鋼板も登場し、建材として製品化されている、ここまで見てきた限り、死角がないように見えるガルバリウム鋼板ですが、デメリットはないのでしょうか。
難点とされていたデザインだが現在は問題解消してレベルアップ
以前は「工場のように無機質に見えるのが嫌い」という意見が多かったのですが、現在はインクジェットプリンターでどんな模様も描けますので、それも解消されました。
インクジェットプリンターでの技術が確立された当初は多色で複雑な模様の外壁材なども多数存在したのですが、現在ではタイル調やレンガ調といった定番のシンプルなデザインが多くなっています。逆に無機質を格好良く見せるデザインも多数、登場しています。
凹凸を魅力的に見せる窯業系サイディングの意匠性の多彩さには敵いませんが、遜色のないレベルになりました。また、石粒が吹き付けられたディーズルーフィングの屋根材などは大変、お洒落です。
コストパフォーマンスは高いが初期費用がやや高い
ガルバリウムなどの屋根材は現在、最も普及しているスレート屋根よりも価格は高いです。外壁材も同様で現在、最も普及している窯業系サイディングよりも高いです。その代わり、メンテナンスコストはかなりお安めに抑えることができます。経営の世界の言葉を借りれば、本当に怖いのは初期費用ではなく定期的なランニングコスト、メンテナンスコストだと言います。これをどう考えるかですが、子育て中の世代にお勧めするなら間違いなく、ランニングコスト、メンテナンスコストを抑えられるガルバリウムなどの屋根材や外壁材です。子供が成長するにつれ、お金が掛かるようになるのは容易に想像できると思います。
ものがぶつかると簡単に凹んだり、穴が開いたりする
屋根材でも、外壁材でも、ガルバリウム鋼板などの建材は0.4mm程度の厚さしかありません。したがって、強風などで何かが飛んできたり、自転車等を倒してしまうと簡単に凹みますし、穴が開くこともあります。凹んだ場合、塗膜の剥がれや隣接する屋根材や外壁材の継ぎ目の隙間がなければ問題ないのですが、不格好ですよね。穴が開いた場合はそこから錆びていきますので、すぐに補修が必要となります。 飛来物があれば、窯業系サイディングも割れたり、傷ついたりしますが、ガルバリウム鋼板よりは強度があり、より強い衝撃でないと使用に影響が出るような不具合は発生しません。
自然災害については火災保険で修理が賄えますが、自転車を倒して傷付けたりした場合は自費となります。火災保険の特約で対応することもできますが、そうするとランニングコストを押し上げることになりますので難しいところです。敷地に余裕があれば、いろいろな工夫で解決できるのでしょうがそうもいかないケースも多いでしょう。
かつてのトタン屋根に代表される金属屋根は雨音がうるさかったり、夏は暑かったりとさまざまなネガティブなイメージがありました。ガルバリウムもトタンと同じくめっき鋼板の一種です。ガルバリウム鋼板の屋根はこういった問題はないのでしょうか。気になるポイントをまとめました。
ガルバリウム鋼板自体に遮音性はないが対策済みの屋根材や施工の工夫で克服できる
ガルバリウム鋼板は耐食性に優れた工業製品ですが、ガルバリウム鋼板自体は単なるめっき鋼板ですので建材として求められる遮音性はありません。
スーパーガルテクトや横暖ルーフは断熱材と一体化したことによって最高レベルの遮音性を獲得しています。ディーズルーフィングなどの表面の自然石粒によって音が一定方向に跳ね返らず、さまざまな方向に拡散するため、雨音もかなり静かです。こういった断熱材や表面加工されていないガルバリウム鋼板の屋根材は遮音性がほぼないといっていいでしょう。
屋根カバー工法の場合は下地となるスレートの下に遮音材の働きもしてくれる断熱材が敷き詰められているでしょうが、それも建てられ方によるため、どの程度の音量になるかは正確なところは分かりません。屋根材の下に設置する断熱や遮熱、遮音を兼ねたシートなどはさまざまなものがあります。音が気になるという方は業者にそういった提案をしっかりとしてもらいましょう。
金属屋根材特有の夏の暑さは遮熱塗料でカバー
ガルバリウム鋼板の表面には独特の光沢を放つめっきの結晶による模様ができるため、熱反射率は高いと言われています。しかし、それはトタンなどと較べた場合で、人間にとって快適かどうかはまた別の話です。
スーパーガルテクトや横暖ルーフには予め遮熱塗料が塗られているので安心ですね。ディーズルーフィングなどの表面の自然石粒が吹き付けられている製品は温度が上がりにくいことが知られています。
屋根カバー工法であれば冬の寒さは問題なし、換気棟を設置すれば結露対策も万全です
ほとんどの金属は熱伝導率が高く、熱しやすく冷めやすいという性質を持っています。したがって、冬は熱がどんどん逃げていきますが、屋根カバー工事ではそもそも屋根が二重になっていますし、これまでの屋根の下に断熱が入っているため、問題になることはありません。 問題は結露です。断熱材がなかったり、充分でない場合は追加で小屋裏に設置する必要も出てきます。換気棟を設置しておけば、湿気も抜けていくので万全です。
金属の大敵である塩害にも大幅に強くなりました
スーパーガルテクトや横暖ルーフは海岸から500m以上の地域が保証地域となっています。スーパーガルテクトの前モデルであるガルテクト、旧横暖ルーフは5000m以上でしたから、凄い進化です。ガルバリウム鋼板などの金属屋根材を沿岸地域で使いたい場合、各メーカーや各屋根材によって保証距離が異なるので、しっかり確認しておきましょう。
街の屋根やさんはこれまでにさまざまな金属屋根の工事に携わってきました。それこそガルバリウムの前世代となるトタン屋根の補修、トタン屋根をガルバリウムで葺き替えたり、屋根カバー工事したりと金属屋根に対しても豊富な知識と経験を持っています。
「重い瓦屋根から軽いガルバリウム鋼板の屋根材に葺き替えたい」、「スレート屋根へガルバリウム鋼板の屋根材で屋根カバー工事をしたい」などガルバリウム鋼板のことについても何でもご相談ください。経験豊富なスタッフが何でもお答えし、お客様に対して最適のアドバイスを致します。ガルバリウム鋼板についてのまとめ
●ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛とシリコンの合金でめっきされた薄い鉄板のことです
●建物では屋根材や外壁材の他、棟板金、屋根や外壁の水切り金具、ベランダの笠木等、さまざまな部分に使われています
●ガルバリウム鋼板を製作しているのは大手製鋼会社のグループ会社です
●屋根の形状としてよくあるものとして切り妻、寄棟、入母屋、片流れ、方形、陸屋根などが挙げられます
●地震への耐震性、台風等、強風時の飛散のしにくさから金属屋根材や金属外壁材が注目されています
●ガルバリウム鋼板をはじめとした各種金属の建材はランニングコストが低いのがメリットです
●ガルバリウム鋼板から派生しためっき鋼板にはジンカリウム鋼板やエスジーエルがあります
●ガルバリウム鋼板の通常のメンテナンスは年に数回、水洗いするだけです
●道路に凍結防止剤の撒かれた冬が過ぎたら念入りに水洗いを行い、錆を防ぎましょう
●傷や錆を見つけたらケレンして錆止めを塗り、塗装しておきましょう
●現在のガルバリウム鋼板はインクジェットプリンターで塗装されるものも多く、デザインも豊富になりました
●ランニングコストが低いので子育て世代にお勧めの建材です
●飛来物があると凹んだり、穴が開いたりしますが、自然災害は火災保険で対応できます
●ガルバリウム鋼板自体に遮音性はありません
●ガルバリウム鋼板自体、熱反射性は高いのですが夏は暑くなるので遮熱塗料が塗られているものもあります
●屋根カバー工法であれば冬の寒さは問題ありません
●金属の大敵である塩害にも大幅に強くなり、以前は海岸から5000m以上が保証対象だったものが、500mにまで短縮されたものもあります
●ガルバリウム鋼板のことなら街の屋根やさんに何でもご相談ください
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