屋根工事、外壁塗装、リフォームの現場で見た間違いだらけの施工例
お客様がご心配なさっている通り、街の屋根やさんではそういった例を数々、見てきました。
街の屋根やさんだけでなく、他の業者や国民生活センターなども「業者選びが大事」と常日頃から言っています。ところが、その業者選びというものが案外、難しいものなのです。
これから、このページでご紹介していく間違った施工例をご覧いただければその業者選びの抑えておくべき基準も判断できると思います。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
また、近隣業者でもトラブルが発生していることが分かります。口約束の「言った・言わない」はともかく、実際に現場で誤った工事や手抜きをされてしまっても、ほとんどの場合、気付かないのではないでしょうか。
工事をしっかりと監視していても、建物やお家のことに関して充分な建築の知識がなければ、正しいかどうかの判断は難しいのです。
リフォームを依頼するなら、リフォーム瑕疵保険の登録事業者であり、各都道府県知事の許可を受けた事業者に頼むべきでしょう。
実際にお伺いしたお家で見てきた誤った施工例をご紹介いたします
しかし、N 様邸は透湿防水シートも取り付けられておらず、屋根の防水紙を立ち上げて煙突周りに張ることも無く、ただそこに木材で煙突が組まれていただけでした。
その上にサイディング外壁材を貼り付けます。
適切な隙間を確保するために縁切りやタスペーサーを設置します。
補修編・業者の知識不足と思われる事例 毛細管現象による雨漏りはスレート屋根以外にも発生します
補修編・業者の知識不足と思われる事例
その原因は屋根葺き替えに使用した屋根材にありました。勾配( 傾斜) に適さない屋根材が使われてしまったのです。
一般的な瓦屋根の場合、4 寸~ 5.5 寸勾配程度が最適と言われています。この勾配よりも傾斜が少なくなるとスムーズに雨水が流れにくくなり、雨が屋根材の下に入り込む可能性がかなり高くなります。防水構造を強化した瓦の場合、3 寸勾配でも施工が可能なものもあります。一般的には4 寸勾配以上が基本です。
※ちなみに5.5 寸以上の急勾配でも施工は可能ですが、落下の危険性が伴いますので釘やビスでの固定となります。役物が対応可能かどうかでも変わります。
屋根材にはそれぞれ適正な屋根勾配があり、それが定められています。
補修編・業者の知識不足と思われる事例
点検を行うと、雨漏りを起こした箇所のみに部分的に新しい防水紙が張り付けられていました。この部分に雨水が他の部分から廻りこんで、雨漏りが再発してしまったようです。
補修編・業者の知識不足と思われる事例
間違った施工を補修するというのは大変です︕
サイディングの表面に凸凹ができてしまっている状態で、この状態が酷くなってしまうと… | 表面の塗膜だけじゃなく、下地から剥がれてきてしまう。外壁塗装をするためにはサイディングを健全な下地が出るまで削ってから、パテなどで下処理をする必要がある。さらに付着性の高い下塗り材を使ってから仕上げの塗装をする必要あり。 |
サイディングの表面に凸凹ができてしまっている状態で、この状態が酷くなってしまうと… | |
表面の塗膜だけじゃなく、下地から剥がれてきてしまう。外壁塗装をするためにはサイディングを健全な下地が出るまで削ってから、パテなどで下処理をする必要がある。さらに付着性の高い下塗り材を使ってから仕上げの塗装をする必要あり。 |
サイディングに反りが出てきており、浮きやズレが発生しています。 | 原因はバルコニーの立ち上がり部分の亀裂から浸水したためです。吸水と乾燥を繰り返すとサイディングは反るなど変形を起こします。 |
サイディングに反りが出てきており、浮きやズレが発生しています。 | ||
原因はバルコニーの立ち上がり部分の亀裂から浸水したためです。吸水と乾燥を繰り返すとサイディングは反るなど変形を起こします。 |
亀裂というか隙間ができており、ここから水が染み込んでいる状態だと推測できます。雨漏り等は無いことから内部への漏水はないようですが、防水層の劣化を早めており、今後の雨漏りが危惧されます。 | 棟板金に浮きが出ているだけじゃなく、強風に煽られて変形もしています。強風が吹いたら、いつ飛散してもおかしくない状態です。すぐにでも交換が必要です。 |
亀裂というか隙間ができており、ここから水が染み込んでいる状態だと推測できます。雨漏り等は無いことから内部への漏水はないようですが、防水層の劣化を早めており、今後の雨漏りが危惧されます。 | |
棟板金に浮きが出ているだけじゃなく、強風に煽られて変形もしています。強風が吹いたら、いつ飛散してもおかしくない状態です。すぐにでも交換が必要です。 |
相見積もりの時点では他社よりも高く、しかも完全な地元業者だったので施工途中までは信頼していたとのことでした。
現在は修理の費用に折り合いが付かず、まだ工事に至っていません。同じリフォーム業者として恥ずかしいことですが、全ての業者が正しい施工をするわけではないことを覚えておいてください。
また、各工事に対して各都道府県知事の許可を受けた事業者なら、その分野の知識を持っているので知識不足ということは起こりません。
また、工事について「言った・言わない」の口約束も起こりえるトラブルですので、打ち合わせ時の内容を記録してくれる業者なら安心ですよね( 街の屋根やさんでは打ち合わせ時に必ず複写式シートを使用しています)。
また、屋根塗装や外壁塗装を行う場合、ある程度の築年数が経過しているお家なら、補修や下地処理などの工事も必要になってきます。
間違った施工や手抜き工事など屋根リフォームなどに不安を吹き飛ばす! 番外編
では、なぜ防災瓦が飛散・落下してしまったのでしょうか?
防災瓦でも耐えられる基準を超えた強風だったからです
地震などが起きた後、テレビなどですっかり瓦が落ちてしまい、屋根下地のみが残っているお家を見たことがあると思います。もともと、そのように設計されているからです。
防災瓦は普通の瓦と比較にならないくらい、地震や強風に強く、ズレたり、落下したりしないのですが、それでも限界はあります。強固にするにしても他の部分の限界を考えた設計にする必要があります。
瓦屋根はこういった復旧のことも考え、設計・施工されているのです。
防災瓦は釘で固定するための穴が二ヵ所設けられていますが、施工マニュアルでは釘による固定は一ヵ所のみのが基本です。
なぜ二ヵ所ではないのかというと、瓦の交換などの軽微な工事が大掛かりなものになってしまうからです。瓦一枚が割れてしまい、交換が必要な場合、周辺の瓦を取り外す、もしくは瓦を浮かす必要が出てきます。二ヵ所で固定してしまうと取外しや浮かすのが困難になってしまうのです。
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