最も安い屋根材を徹底比較!屋根材の価格と特徴から最適な屋根材を選びましょう
更新日 : 2024年04月30日
更新日 : 2024年04月30日
屋根材とは屋根を作る時に使用される建築資材で、その種類は素材と形状別に大きく分けると瓦(粘土、セメント)・スレート・金属の3つになります。
このページでは「安い」屋根材ということに言及するだけでなく、その屋根材のメリットやデメリット、さらに安い部分は材料なのか、それとも施工費なのか、はたまたランニング費用なのかなど、様々な視点からお話しいたします!(^▽^)/
※この記事は6分程度で読了が可能です。
屋根材の基本知識
屋根材は、家を自然の厳しい条件から守っています。雨、雪、風、さらには紫外線や熱から、お住まいを保護する役割を果たしてくれているのです!屋根の機能性を維持することは、建物全体の耐久性を保つ上で極めて重要です。屋根が損傷すると、雨漏りが発生しやすくなり、これが建物の構造や内部の仕上げにさまざまな問題を引き起こす可能性があります(>_<;)
また、屋根材は建物の熱効率にも大きく影響します。適切な屋根材を使用することで、夏は涼しく、冬は暖かく保つことができ、エネルギーコストの削減に寄与するのです。
屋根の色、材質、そして構造は、家の外観にも大きく影響し、物件の美観と市場価値を高める要素となります。
このように屋根材は、単に家を覆うだけでなく、その耐久性、効率性、そして美観を大きく左右するため、選択には慎重を期す必要があるのです!(^^)/
屋根材の選び方
屋根材を選ぶ際に最も重要な要素の一つが耐久性です。
耐久性の高い屋根材は、長期間にわたって家を保護し、頻繁な修理や交換の必要性を減少させるため、長期的に見てもコストを下げることに繋がります。耐久性は材料の質、構造、そして施工技術に大きく依存しますが、各屋根材の固有の特性も大きな役割を果たします!
たとえば、ガルバリウム鋼板や銅板などの金属屋根は、耐候性や耐腐食性に優れており、一般的に30年から50年以上の寿命が期待できます!(゜o゜)
これに対し、アスファルトシングルや一部の軽量スレート材は、20年から30年の耐用年数が一般的です。耐久性を考慮する際には、屋根材メーカーが提供する保証期間にも注目し、長期間の保証が提供されている材料を選ぶことが重要です。
また、耐久性を評価する際には、屋根材が地元の気候条件にどのように適応するかを検討する必要があります。例えば、頻繁に強風や台風が発生する地域では、風に強い屋根材を選ぶことが求められます!
屋根材を選ぶ際には、地域の気候条件を考慮することが非常に重要です。
地域によって降水量、温度、風の強さ、そして雪の量が異なるため、これらの環境因子に最適な屋根材を選択することが、屋根の寿命を最大化し、メンテナンスコストを最小限に抑える鍵となります(^_^)b
例えば、高温多湿の気候では、熱を反射しやすく、湿気に強い材料が望ましいです。金属屋根や特定の処理が施されたスレートが適しています。寒冷地では、雪の重みに耐えることができ、断熱性に優れた屋根材が求められます。これには、厚型のスレート瓦や特定の種類の金属屋根が適しています。
海岸地域では、塩分に強い材質が必要です。このような環境では、亜鉛やアルミニウムのコーティングが施されたガルバリウム鋼板が適しているとされます。
また、屋根材が日常的に強い風にさらされる場合は、飛ばされにくい重い材料や特別な固定方法が必要です!
屋根は家の外観に大きな影響を与えるため、デザインとの調和も重要な選択基準です。
建物のスタイルに合わせて屋根材を選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、不動産の価値を高めることができます。例えば、伝統的な日本家屋には和瓦が、モダンな住宅には金属屋根やスレートが適しています。
屋根の色や形状も考慮に入れ、建物の外壁や周囲の環境と調和することが望ましいです。また、屋根材が地域の建築規範やデザイン基準に適合しているかを確認することも重要です。
屋根材の選択において価格は避けて通れない要素ですが、初期コストだけでなく、長期的なコストパフォーマンスも考慮することが賢明です。安価な屋根材でも、メンテナンスや交換が頻繁に必要な場合は、長期的には高価になる可能性があります(>_<;)
一方で、初期投資が高い屋根材であっても、メンテナンスの手間が少なく、耐久性が高ければ、時間と共にその価値を十分に発揮します!
たとえば、ガルバリウム鋼板は初期費用が高いものの、その耐候性とメンテナンスの容易さから、長期的なコストパフォーマンスは非常に高いと評価されています。
最も安い屋根材は?
屋根材は雨を屋内に侵入浸入させないために、非常に重要な部材であることがお分かりいただけたかと思います!
屋根材を単純に安さだけで選ぶというのも躊躇してしまうかもしれませんが、それでもやっぱり材料の費用は気になるとこですよね(*^-^*)
ここでは材料と工賃としての「安さ」について考えてみましょう。
1位:コロニアル(スレート、カラーベスト)
瓦、コロニアル(スレート、カラーベスト)、金属の中で一番価格が安いのはコロニアルやカラーベストと呼ばれる化粧スレートです。
スレートは、セメントや繊維素材を混合して作られる屋根材で、多様な色や形状が特徴です。耐火性に優れ、比較的低コストで提供されることが多いため、広く一般の住宅で採用されています。
街の屋根やさんでは屋根葺き替え工事を行った場合、コロニアル(スレート、カラーベスト)は㎡あたり5,500円~となっております。
2位:金属
コロニアル(スレート、カラーベスト)に続いて安いのは金属屋根材になります(^^)v
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされた鋼板で、その耐久性とメンテナンスの容易さから高い人気を誇っています。特に、軽量でありながら優れた耐候性と耐腐食性を持つため、様々な気候条件下での使用に適しています。また、そのスタイリッシュな外観は現代的な住宅デザインにもよく合います。
屋根葺き替え工事で金属屋根材のスーパーガルテクトは㎡あたり6,800円~になります。
とても軽量なので、地震対策で重い瓦から金属屋根に変える方も多いことが特徴です。
どんなものでも高い部分が重いと不安定になりますが、これは建物も同じなんです(^▽^)/
単純に屋根の重量を減らすだけでも耐震性は高まります。
3位:瓦
日本瓦は、粘土を焼いて作る伝統的な屋根材で、その耐久性と美観から多くの伝統的な建物に用いられています。重厚感があり、風雨に強いことが特徴です。
瓦はインターネット通販などでも売られていますが、その価格は安いと一枚あたり150円~400円ほどです。
しかし、瓦によっては非常に高額なものもあり、一枚1500円以上するものもあります(>_<)
これが㎡あたり15枚ほど使用しされます。
が、瓦の施工は専門技術が必要で加工や設置までの工賃を考えると一番高額になっております。
価格の安さでいうとコロニアルスレートが一位です!
屋根に必要とされる機能性については雨を防いだり、強烈な夏場の紫外線にも耐えうる屋根材であることから近年、新築にも多く使われている屋根材です。
続いて金属、瓦と価格は上がっていきますが、その分長持ちであったり軽量といった利点があります(*^-^*)
屋根材によってメンテナンスによっても費用が変わります!(^▽^)/
新築時に選んだ屋根材もランニング10年、20年と年月を経ていくとどうしてもメンテナンスが必要になります。
それで屋根材ごとのメンテナンス費用について考えてみましょう。
コロニアル(スレート、カラーベスト)のメンテナンスについて
まず価格で一番安いコロニアル(スレート、カラーベスト)ですが、このラインナップの中では一番耐用年数が短く20年~25年程になります。
経年による変化として、まずは苔や藻などの付着、変色、さらに時間が経つと割れや変形といった問題が出てきます(-_-;)
そこで10年ほどの周期で屋根塗装を行っていくことで寿命を延ばすことができますが、25年以上になると屋根材自体がダメになり屋根材の交換として屋根葺き替え工事や屋根カバー工法を行う必要があります!
屋根塗装は使う塗料によって金額は変わりますが、街の屋根やさんでは弱溶剤シリコン塗料の場合は168,000円からです(*^^)v
もちろん高圧洗浄、縁切りのタスペーサー設置、計3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)が入った金額です(屋根面積60㎡までとなります)!
スレート屋根の塗装塗装で重要な下地処理の一つ、高圧洗浄の様子です。
苔が生えた屋根も塗装をすればご覧の通り輝きを取り戻します。
金属屋根材のメンテナンスについて
現在、金属屋根材で主流な素材はガルバリウム鋼板です!
この金属は錆びに強く、とても長持ちです。
スーパーガルテクトを例にしますと、赤さび15年、穴あきは25年のメーカー保証が付いていますので安心ですね(*^-^*)
耐用年数で言えば30年以上はゆうにあるといえるでしょう(*_*)
耐用年数が長居いといってもやはり定期的な塗装は必要で、その場合は事前のさび落としや錆び止めの塗布。
その上で下塗り、中塗り、上塗りと仕上げていきます。
金属屋根材は定期的な塗装をしないと、塗膜が無くなったところから錆びが発生します。
錆止めを塗布している様子です。この作業の前にケレンといって研磨用たわしなどで錆びを除去してから錆止めを塗ります。
瓦屋根のメンテナンスについて
瓦には以下の種類があります。
・釉薬瓦(陶器瓦)
粘土瓦ですが、表面に釉薬を施しているため、光沢があり表面を触るとつるつるとしています。
陶磁器にも釉薬処理されていることから釉薬瓦のことを陶器瓦ともいいます。
釉薬で表面が覆われているため耐用年数がとても長く60年以上持ちます。
・無釉薬瓦
一般的に多くみられるのがこの瓦ですね(^▽^)/
シンプルで素朴な素材感を持つのが無釉薬瓦です。
釉薬処理されていない素焼きの瓦で、素焼き瓦とも言われます。
釉薬されていない分若干耐用年数が短く50年程ですが、それでもかなり長持ちと言えるでしょう。
・いぶし瓦
釉薬を使わず、いぶすことでギングロやいぶし銀と呼ばれる色をつけた瓦です。
ギングロやいぶし銀と呼ばれる色は炭素被膜で釉薬と同じくらいの強さがあります。
この炭素被膜は表面だけでなく、内部にも染みわたっており、割ってみると表面も中身も同じ色をしていることが分かります。
経年によってこの炭素被膜が色を変えることも特徴でだんだんと薄くなっていきます。
耐用年数は40年以上と言われており、いぶし工程の良し悪しで寿命が変わるともいわれています(^▽^)/
経年で色が薄くなってくることを楽しむ方もおられます。
・セメント瓦
粘土ではなくセメントで作られた瓦です。耐久性を高めるために表面に塗装がされていることが多く、なかには釉薬を施したものもあります。
しかし瓦だけで比較すると耐用年数は20年程度とちょっと短いです(-_-;)
・ハイブリッド瓦
ハイブリッドの名の通り、複数の主成分から作られた瓦です。
街の屋根やさんではROOGAシリーズのハイブリッド瓦を使用しています!
特徴は樹脂混入繊維補強軽量セメントで軽くて割れにくい、まさに粘土瓦の弱点を解消した屋根材といえるでしょう。
粘土瓦(釉薬、無釉薬)、ハイブリッド瓦は塗装などのメンテナンスが不要で、とても長持ちです。
台風で飛来物が飛んできたりすると割れることもありますが、そのようなケースを除けば100年以上持つ場合もあります(*_*)
セメント瓦に関してはスレートや金属屋根材と同様、屋根塗装を定期的に行っていく必要があります。
釉薬瓦はご覧の通り光沢があり、太陽光が当たると光が反射しています。
とても長持ちで60年以上ノーメンテナンスですが、屋根材の下の防水紙は20年ほどで交換が必要になります。
年数が経ったセメント瓦です。表面の塗装が剥がれて苔なども生えています!
この状態は屋根塗装を行う必要があります。
スレートから金属屋根へ、屋根カバー工事の施工事例をご紹介!
屋根カバー工事をご依頼いただいた、八千代市のC様
C様より、スレートが剥がれてしまっているとのご相談をいただいたのが今回の工事のきっかけでした。
【まとめ】屋根材は価格以外に特徴や用途によって選びましょう
屋根材を選ぶ時はやはり価格だけでなく、その後のメンテナンスや特徴を考える必要があります!
特に最近は地震や台風などの自然災害に強いお住まいを検討している方が多いです(*^^)v
地震については屋根の重さがあると、揺れによるダメージが大きくなるため、軽量な屋根材がお勧めです。
また、台風による強風に対して瓦はずれやすいため、屋根材が固定できるタイプが望ましいと言えるでしょう。
つまりは軽くて、固定するタイプがお薦めということですね(^▽^)/
軽量でさらに強風にも強い屋根材となると、一つは金属屋根材、もしくはROOGAなどのハイブリッド瓦などがお勧めです。
もちろん、価格や機能だけでなく屋根はお住まいの印象を決める部分でもあるため、意匠性に優れた屋根材をご希望の方もいるでしょう。
街の屋根やさんではそれらのご要望に合わせ、屋根のタイプや今後のメンテナンスも考慮したご提案をいたします!
これから屋根リフォームをご検討中で、屋根材選びにお困りの方はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2024年04月30日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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