屋根の種類4つの形状をご紹介!雨漏りのリスクが低いのは?
更新日 : 2021年08月04日
更新日 : 2021年08月04日
皆様の大切なお住まいの屋根の種類には様々な形状があります。
皆様がお住まいのお家の屋根の形状には、たくさんの種類が存在し、それぞれ名称も異なります。
この記事では、屋根の種類についてご紹介してまいりますので、皆様も是非、ご自宅の屋根の種類はどの形状なのか考えてみてください。
切妻屋根と寄棟屋根
切妻屋根
まず、街中でも見かけることが多い『切妻屋根』からご紹介してまいります。
切妻屋根とは、大棟(屋根の頂上)があり、そこから二面、下方へ伸びている形状の屋根のことを指します。
恐らく、皆様が「お家」と聞いて想像する屋根の形状はこちらの切妻屋根になるでしょう。
切妻屋根は、初期費用も比較的安くなっています。また、屋根の広い面を利用して太陽光パネルも多く設置することが可能です。
切妻屋根のお家の妻側にはケラバや破風が存在します。
ちなみに、切妻屋根と同じ三角屋根で片側の屋根面が長い屋根のことは「招き屋根」と呼びます。
寄棟屋根
『寄棟屋根』は、切妻屋根の次に多く見かける屋根の種類です。
大棟から四方向に面が伸びており、棟も大棟の他に、下り棟(隅棟)が存在します。
軒が四方向に存在するため、雨水や紫外線から外壁を守ってくれやすくなります。
外壁にとって雨水や紫外線は大敵なので、守ってくれる軒がたくさん存在すれば、外壁の劣化の進行を遅らせてくれることがメリットの一つです。
しかし、屋根面が四面で面積が小さいため、太陽光パネルの設置にはあまり向いていません。
また、切妻屋根などと比べると使用する雨樋の長さも長いため、その分メンテナンスの費用が掛かる場合もあります。
片流れ屋根と方形屋根
片流れ屋根
『片流れ屋根』は、屋根面が一面のみで、その名の通り片側に流れている屋根です。
屋根面が一面のみで面積も広いため、屋根面が南側に向いている場合には太陽光パネルの設置にも非常に向いています。また、屋根裏スペースも広く確保できます。
シンプルな外観ですがデザイン性があり構造もシンプルなので新築での需要も高くなっています。
雨樋は片側一つしか設置されていなく、屋根が受けた雨水はすべて片側一つの雨樋に流れていくため、雨水が溢れてしまうなどのトラブルは発生しやすくなっているため、雨樋の状態には注意しなくてはなりません。
方形屋根
『方形屋根』は、大棟が存在しておらず、一つの頂点部分から四方向に屋根面が下りている屋根の種類です。
寄棟屋根の大棟がないものです。棟が存在しない分、寄棟屋根と比べると雨漏りのリスクも低くなります。
また、寄棟屋根と同じく四方向に軒が存在しているため、方形屋根も外壁の劣化を遅らせてくれるかもしれないというメリットがあります。
しかしやはり屋根面の面積が小さいため、太陽光パネルの設置には向いていません。また、お家の形状が正方形でないと難しいというデメリットがあります。
一般的に多く見かけやすい屋根の種類をご紹介しましたが、屋根の種類は他にも入母屋屋根や陸屋根、かまぼこ屋根等、たくさん存在します。
皆様は屋根の種類を選択する際には、やはり雨漏りのリスクが低い屋根の形状を選択したいですよね。
では、雨漏りのリスクが低い屋根の種類とは何でしょうか?
雨漏りのリスクが低い屋根の種類は?
雨漏りのリスクが高くなる箇所は、違う部材が接合する「取り合い」という部分です。
入母屋屋根などの複雑な構造の屋根は、屋根と外壁などの取り合い部分も多くなるため、雨漏りが発生しやすい箇所が増えることになります。
つまり、雨漏りのリスクが低い屋根の種類といえば、シンプルな構造である『切妻屋根』等が挙げられると思います。
また、屋根の勾配が緩いと水はけが悪くなり、屋根の劣化の進行を早くしたり雨漏りの原因にも繋がります。
そのため、急勾配の屋根はその分水はけも良くなるため、雨漏りのリスクが低くなります。
軒が長い屋根も雨漏りのリスクを低くすることができます。
軒が長い分、外壁に雨水が当たりにくくなるため外壁の劣化の進行も遅らせることが可能です。
現在、軒の長さが短い「軒ゼロ」住宅も人気ですが、軒が短い分、雨漏りのリスクも高くなるため、注意が必要です。
屋根の種類ごとのメンテナンス方法
4つの屋根の種類をご紹介いたしましたが、メンテナンス方法は基本的にどの屋根でも同じです。特に棟は台風で最も被害を受けやすい場所ですので、台風前には一度点検をすることをおすすめします。
切妻屋根
大棟、軒先に加えて、ケラバや破風のメンテナンスが必要です。雨樋が設置されていない屋根の端を破風と言います。名前に「風」の文字が入っている通り、お住まいを風邪から守る役割を持っています。そのため風が当たりやすい場所でもありますので、メンテナンスが必要です。
寄棟屋根
大棟に加え隅棟と呼ばれる棟が存在するため、棟のメンテナンスが重要になります。特に大棟と隅棟の結合部分は雨漏りが発生しやすいので、注意が必要です。
片流れ屋根
シンプルな形状ではありますが、屋根が1面しかないため雨水が1箇所に集中します。そのため、雨樋のメンテナンスが欠かせません。また、屋根と外壁との取り合い部も雨漏りの原因となりやすいので定期的に点検をしましょう。
方形屋根
隅棟が集まる頂点部分は雨漏りが発生しやすいので、コーキングが劣化していないか確認しましょう。
屋根の種類のまとめ
屋根の種類、いかがでしたでしょうか。
屋根の種類にはそれぞれ特徴があり、名称も異なります。また、屋根の形状によっては雨漏りのリスクも異なります。
皆様も一度、ご自宅の屋根の種類は何なのか屋根に注目してみてはいかがでしょうか。
皆様の大切なお住まいの知識を身につけておけば、万が一屋根やその他のお家の部材に何か異常があった際に役立つかもしれません。
私達、街の屋根やさんでは、無料で点検も行っております。何かご心配なことがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。

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