戸建て住宅向けの太陽光発電のデメリットと屋根に設置する際の注意点
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日

現在、設置されている方とこれからの導入を検討している方へ
一見、メリットだらけにしか見えないものにも必ずデメリットとリスクは存在します。ここでは現在、設置されている方とこれからの導入を検討している方へ、知っておいてほしいデメリットとリスクを挙げていきます。
太陽光設置後に起こっている実際のデメリット


太陽光発電は光が当たると発電する電池を直列に幾つも繋いだものとお考えください。この中に発電力が低いものがあると負荷がかかり、発熱します。過度の発熱は周囲の電池を劣化させていき、発電力が低いものへと変えていきます。こうなるとより発熱量が増えてやがては火災につながるのです。もちろん、こうした発電力が低い部分を避けるようなバイパス回路(バイパスダイオード)が設けられているのですが、故障することもあるので火災が発生してしまうのです。
通常、パネル型の太陽光発電は屋根の上に取り付けられます。電気ケーブルも屋根の上です。ほとんどの屋根材は不燃材ですので、施工不良による電気ケーブルの発熱があっても燃えることはありません。しかし、中には屋根材と一体型となった太陽光発電もあります。スタイリッシュで素敵な製品なのですが、電気ケーブルは可燃材である防水紙や野地板の上に設置されるので、施工不良による発熱があった場合、火災が発生する確率が高いのです。 また、太陽光発電は損傷によっても発火することが知られています。2018年の台風21号では大阪で損傷した太陽光発電からの発火が確認されました。2019年の台風15号では千葉県の水上メガソーラーのパネルが損傷し、火災が発生しました。太陽光発電の火災の恐いところは安易に放水すると感電する可能性があるということです。




また、鳥の糞が太陽光発電の表面に付着すると、その部分の発電効率が低下しますから、故障しやすくなります。前述したとおり、太陽光発電は光が当たると発電する電池を直列に幾つも繋いだようなものです。1つの発電効率が低下しますとそこが発熱します。発電力が低い部分を避けるようなバイパス回路(バイパスダイオード)が故障していれば、火災が発生します。
蜂の巣が作られると大変危険なことは言うまでもないでしょう。蜂毒にアレルギーがある人が刺されると最短で15分で心停止に至ると言われています。戸建て住宅の場合、蜂の巣が作られそうな場所は他にも複数ありますが、わざわざ、その箇所をご自身で増やしてしまうようなことをすべきではないことはご理解いただけると思います。


最大のデメリット屋根のメンテナンスが難しくなる


また太陽光発電があると屋根リフォームの選択肢が狭くなる場合もあります。まず屋根カバー工法が難しくなります。屋根カバー工法自体はできるのですが、太陽光発電を設置するためには屋根に穴を開けて固定しなければなりません。この時点でほとんどの場合、屋根材メーカーの保証対象外になります。しっかりと屋根工事を行っている業者も雨漏りリスクがあるため、こんな仕事は引き受けたくないというのが実情です。では、屋根葺き替えはどうかというと、こちらも屋根カバーと同様で、屋根に穴を開けた時点でほとんどの場合、屋根材メーカーの保証対象外になります。
太陽光発電の寿命は20~30年と言われています。スレート屋根などとほぼ一緒ということです。太陽光発電を捨てる場合、産業廃棄物なのでお金がかかります。まだ前例が少ないため暫定的なのですが、経済産業省のデータでは1kWあたり1.7万円となっています。家庭用は5kW程度ですから、9万円程度の費用が必要になるわけです。


豪雪地帯の1つである金沢市公式ホームページではお家が築14年以内の場合、雪下ろしの目安は屋根への積雪100cmと記載されています。それが築54年以上になると60cmまで低下します。雪の重さは1㎥あたり新雪でおよそ50~150kg、降り積もって固まった雪の締り雪や粗目雪だと最大で500kgに達します。太陽光発電パネルの表面は硬質ガラスですので、雪が滑りやすく、屋根への雪止め設置は必須となります。
基本的にどんな屋根であっても垂直方向の重みには強いのですが、これが地震などの横揺れになると話は別です。地震の際、太陽光発電を載せることを前提に設計した屋根でない限り、60~80%の重量増に耐えられるかかなり疑問です。ハウスメーカーもある程度の余裕は持たせた設計にしているでしょうが、それがどこまでかは分かりません。太陽光発電を載せることを前提していない既存住宅に設置した場合、耐震性はかなり低下すると考えておいた方が良さそうです。
街の屋根やさん千葉中央支店
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街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。

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施工内容
屋根カバー工事 その他の工事
使用材料
屋根:アイジー工業 スーパーガルテクト 戸袋:ガルバリウム鋼板
屋根葺き替え 屋根カバー工事を行ったお客様の声一覧
訪問業者より屋根についてご指摘を受けられた習志野市東習志野のY様
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
板金の浮き
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐしました
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
会社の大きさ
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
大変よかったです