スレート屋根を長寿命にするためのポイントとは?劣化を防ぐコツを解説
更新日 : 2025年07月23日
更新日 : 2025年07月23日
スレート屋根は、日本の住宅で広く使われている屋根材のひとつです。
軽量で施工しやすく、コストパフォーマンスに優れているため、多くの戸建て住宅で採用されています。
しかし、スレート屋根には経年による劣化や苔・カビの発生といった問題もあり、放置すると雨漏りや下地の腐食を招くこともあります。
本記事では、スレート屋根をより長持ちさせるためのメンテナンスのポイントや、注意すべき劣化サインを詳しく解説します。
スレート屋根の寿命はどれくらい?
一般的に、スレート屋根の耐用年数は20〜30年といわれています。
しかし、これはあくまで目安であり、使用環境やメンテナンスの有無によって大きく変わります。
たとえば、定期的な塗装や点検を怠ると15年程度でひび割れや反りが生じることもあります。
逆に、適切なメンテナンスを行えば、30年以上使用し続けることも可能です。
長寿命化のためのメンテナンスポイント
定期的な点検(5〜10年ごと)
スレート屋根は見た目で劣化を判断しにくいことも多いため、5年に1回程度の点検をおすすめします。
専門業者による屋根点検では、以下のような劣化をチェックしてもらえます。
・ひび割れや欠け
・苔やカビの発生
・塗膜の剥がれ
・釘の浮きや板金のめくれ
早期発見・早期対処が屋根を長持ちさせる鍵です。
屋根塗装による防水性の維持(10〜15年ごと)
スレート屋根は、表面の塗装によって防水性を保っています。
しかし紫外線や風雨の影響で、塗膜は10年ほどで劣化してしまいます。
塗膜が劣化すると、スレート材が水を吸収しやすくなり、ひび割れや凍害を招く恐れがあります。
そのため、10〜15年ごとの屋根塗装が重要です。
塗料には遮熱性や防カビ性を備えたものもあり、住環境の向上にもつながります。
雨漏りの兆候を見逃さない
天井にシミがある、壁紙がはがれている、水音がする…こうした症状は、スレート屋根の劣化による雨漏りの初期サインかもしれません。
発見が遅れると、下地や構造体が腐食してしまい、大規模な修理が必要になる場合も。
「少し気になる」段階で点検を依頼することで、被害の拡大を防ぎ、結果的に屋根の寿命を延ばすことができます。
こんな場合はリフォームを検討
スレート屋根が寿命を迎えていたり、ひび割れが多数あるような状態では、塗装では対応できないケースもあります。
以下のような場合は、屋根カバー工事や葺き替え工事など、根本的なリフォームを検討するべきです。
・スレートのひび割れや反りが広範囲で起こっている
・すでに雨漏りが起こっている
スレート屋根は「手入れ次第」で長持ちする!
スレート屋根の寿命は、決して「年月」で一律に決まるものではありません。
定期点検や屋根塗装などの適切なメンテナンスを行うかどうかで、寿命は大きく変わってきます。
「まだ大丈夫」と放置せず、プロによる点検や必要な修繕を行うことで、大切な住まいの屋根を長く守ることができます。
スレート屋根の健康状態が気になる方は、ぜひ一度、専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。
街の屋根やさんでは、屋根の点検を無料で承っています!
スレートに限らず、屋根の状態が気になる方、しばらくメンテナンスを行えていない方はお気軽に街の屋根やさんにご相談ください。

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