屋根がボロボロになるパミールの問題とは?屋根カバーなどオススメのスレート屋根リフォームを解説!
更新日 : 2024年08月06日
更新日 : 2024年08月06日
「屋根がなんだか周囲に比べてとてもボロボロに感じる……」
そんな不安を抱かれている方、もしかしたらその屋根にはパミールが使用されているかもしれません。
パミールとは一体どんな屋根なのか、問題の概要や最適な解決方法などの情報をお伝えいたしますので、ぜひ屋根の被害対策としてご確認ください(*^^)v
パミールとは
パミールは1996年から2008年ごろまでニチハによって製造されていたスレート屋根材です。
販売当初はアスベストの使用が法律で規制(実質禁止)され始めた時期であり、その影響を受けたニチハは市場にいち早くノンアスベスト屋根材として『パミール』を投入しました。
それまでの建材、特にスレートでは耐久性を高めるためにアスベストが混ぜられていたため、規制によって新たな耐久性の付与と新製品の開発が必要となったのです。
ですので、この時期にはパミール以外にも別メーカーからコロニアルNEOやレサスなど様々なノンアスベストのスレート材が登場しています。
そして、このアスベスト規制によって登場した初期のノンアスベスト屋根材の多くが、後に問題となっていったのです。
◆パミールの問題点
パミールは10年ほどで「層間剥離」や「ひび割れ」といった不具合が発生することで知られています(-_-;
特に層間剥離はスレートの層が剥がれ落ちることで、屋根材が著しく劣化している状態となります。
まるでミルフィーユのように何層にもわたって剥離が進むため崩れやすくなってしまい、屋根材として長期間の使用に耐えられないのです(>_<)
また、釘の腐食も問題視されています。
ニチハのパミールの固定にはラスパート釘という種類が使用されていたのですが、この釘の一部にはめっき処理が薄いものが存在していましたΣ(・ω・ノ)ノ!
そのため錆びやすく、釘の頭が取れてしまうことで屋根材がずれ落ちる危険性があります。
実際に、落ちてしまったという被害の報告もあります。
パミールの劣化問題は、アスベスト規制に対応するためノンアスベスト屋根の開発を進める上で、長期使用に対する検証が不十分だったことで発生したと考えられています。
パミール屋根にはリフォームが必要
スレートであれば、通常は定期的な塗装を行うことで長期間の耐久性や防水性を維持していくものです。
しかし、パミールは塗装で表面を保護したとしても屋根材自体が著しく劣化してしまうため、リフォーム以外の選択肢がない状態です。
パミール屋根のリフォームには、主にカバー工法と葺き替え工事の2つの方法があります(^▽^)/
カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法で、工期が短く費用も抑えられるのが特徴です。
一方、葺き替え工事は古い屋根材を撤去して新しい屋根材に交換する方法で、下地部分から完全に新しい屋根として生まれ変わらせることができます。
葺き替えのメリット
葺き替え工事が推奨される理由の一つは、ノンアスベスト素材であるからこそのパミール自体の処分費用の低さです(^▽^)/
パミールはこれまで解説してきたようにアスベストを含まないため、廃棄処理の際の手間やコストが削減されます。
また、葺き替えによって屋根全体(防水紙や野地板なども含む)が新しくなることで、より長期間にわたる耐久性と安心感が得られます。
特に築年数が経過しているパミール屋根の場合、葺き替え工事を選択することで将来的なリスクを低減できるのです。
雨漏りを防ぐ重要な下地材である防水紙は、この後ご紹介するカバー工法でも新しいものを用意できます。
しかし、防水紙や屋根材の土台となっている野地板に関しては葺き替え時でしかメンテナンスができないため、お住いの今後どれほど住むかによっては費用を掛けたとしても葺き替えを選ぶ方がメリットは大きいでしょう。
カバー工法のメリット
カバー工法の工程では既存の屋根を撤去する必要がないため、業者にはよりますが工事期間が短く、処分費用を抑えられるというメリットがあります。
パミールの場合、上から新しい防水紙を張り合わせ、さらに軽量な金属屋根を被せるような工事になります。
カバー工法は比較的劣化の進んでいないパミール屋根に対して適用されることが多いです。
金属屋根材へのリフォームがオススメ
現在の技術が進化した金属屋根材は軽量で耐久性が高いため、屋根の重量がどうしても増すことになるカバー工法でのリフォームに最適と言えます(*^^)v
特にガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などは金属製であるにも関わらず錆びに強く、長期間にわたって屋根を保護する能力があります。
また、金属屋根材は断熱材と一体化しているものが多く、カバー工法を行う際には理想的な選択肢となります。
もちろん葺き替え工事でもガルバリウム鋼板はオススメで、スレートよりも軽い屋根になりますので耐震性が大幅に向上します(^▽^)/
地震に強い屋根にするなら、軽量かつ耐久性に優れたガルバリウム鋼板への葺き替えがおすすめなんです!
パミール屋根の調査と工事のご提案例
屋根の現地調査
松戸市五香でスレート屋根の現地調査にお伺いさせていただきました!
建物周辺に屋根の一部が落ちている状態で現状どのようになっているかと、私たち街の屋根やさんまでお問い合わせをいただいております。
パミール屋根とは?
パミール屋根は先程もお伝えしたように、層間剥離と釘の劣化に注意が必要なノンアスベスト屋根材です。
誤ったメンテナンスを行うと、二度手間になる可能性があるため、図面の確認や点検写真のチェックが重要です。
パミール屋根は塗装ができないため、専門業者に依頼して適切なメンテナンスを行う必要があります。
屋根材としては、やはり軽量な金属屋根材が提案されることもあります。
パミール屋根のデザインは先端の凹凸が等間隔であり、表面に薄く縦線が入っている特徴があります。
屋根に登っての確認は危険なので、専門業者に点検を依頼することがおすすめされます。街の屋根やさんでは、無料点検を利用してパミール屋根かどうかを正確に判断することができます。
パミール屋根の問題に対処するためには、適切なメンテナンス方法を知り、専門業者に相談することが重要です。
屋根カバー工事のご提案
パミール屋根の屋根カバー工事は、屋根の状態に応じて行われるメンテナンス方法です。
パミール屋根は層間剥離の問題があり、そのままでは塗装をしても効果が長続きせず、再び層間剥離が発生する可能性があります。
そのため、屋根カバー工事は、新しい屋根材を上から被せることで、既存のパミール屋根の問題を解決する方法です。
屋根カバー工事を行うことで、数十年にわたって安心して過ごすことができるでしょう。
このような屋根カバー工事のメンテナンス費用ですが㎡/9,000円より承っておりますのでご気軽にご相談下さい。
以上がパミールへのおすすめの工事の解説となります。
私たち街の屋根やさんの調査・点検では、お見積もりの作成後にキャンセル頂いたとしても費用は無料のままですので、ぜひご安心して住宅の問題についてお任せいただければと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2024年08月06日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
松戸市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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施工内容
屋根カバー工事 その他の工事
使用材料
屋根:アイジー工業 スーパーガルテクト 戸袋:ガルバリウム鋼板
スレート屋根葺き替え工事 屋根カバー工事を行ったお客様の声一覧
屋根カバー工法をご検討中、習志野市袖ケ浦のお客様アンケート
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
こけが目立つようになったから
Q3.弊社をどのように探しましたか?
web エリアで工事業者探した。
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐ問い合わせした。実績や費用が不安
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
現在失業中のため、良い機会と思ったから
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
わかりやすく説明してくれた。