千葉市若葉区中田町にて瓦屋根の棟に漆喰ではなくモルタル仕上げが用いられておりひび割れが発生、棟取り直し工事にて解消
工事のきっかけを伺いました!
担当:岡野
千葉市若葉区中田町にお住まいのG様邸にて行った瓦屋根の棟取り直し工事の様子をご紹介致します。「近くで工事を行っている業者に棟の釘が浮いていると指摘されたので点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。
調査にお伺いし梯子で屋根に上がったところ、棟の7寸丸瓦を固定している釘が浮いているのを発見しました。また、棟の継目はシーリングで処理されていましたが経年の劣化によりシーリングが切れてしまい継目には隙間が生じていました。隙間からは雨水が浸入してしまいますので雨漏りに繋がります。棟の固定方法はモルタル仕上げとなっており、接着剤として使われていたモルタルが経年の劣化によりひび割れておりましたので、お客様に調査のご報告をし、棟取り直し工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
調査にお伺いし梯子で屋根に上がったところ、棟の7寸丸瓦を固定している釘が浮いているのを発見しました。また、棟の継目はシーリングで処理されていましたが経年の劣化によりシーリングが切れてしまい継目には隙間が生じていました。隙間からは雨水が浸入してしまいますので雨漏りに繋がります。棟の固定方法はモルタル仕上げとなっており、接着剤として使われていたモルタルが経年の劣化によりひび割れておりましたので、お客様に調査のご報告をし、棟取り直し工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
担当:岡野
- 施工内容
- 棟瓦取り直し 漆喰取り直し
- 築年数
- 築30年
- 平米数
- 棟:40m
- 施工期間
- 4日間 足場仮設工事含む
- 使用材料
- シルガード
- 費用
- 詳しくはお問い合わせください
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証
- お付けしておりません
調査の様子
調査の様子です。お問い合わせのきっかけになりました瓦屋根の棟の釘浮きの様子です。棟はのし瓦を積まず、7寸丸瓦という大きな半丸の瓦を被せている丸伏せ工法です。棟は屋根の山状になっている頂上部分になります。風や地震などの揺れの影響を受けやすい部分になりますので固定している釘が浮いてきてしまうのです。
棟を固定している釘の殆どは浮いている状態でした。釘が浮いてしまうと固定する力が弱くなってしまいますので台風などの強風や突風の影響により飛散や落下に繋がります。棟の瓦が飛散してしまうとご近隣の建物に被害を与えてしまう危険性があります。また、落下する際に周囲の瓦を割ってしまうケースも少なくありません。瓦は耐久性に優れていますが瓦と瓦が干渉すると衝撃で割れてしまいますので早めの対応が必要になります。
棟の継目に充填されているシーリングが劣化しており隙間が生じていました。隙間が出来てしまうと雨水が棟の内部へと浸入してしまい雨漏りに繋がります。幸い、雨漏りは発生していないとの事ですが早期対応が必要になります。
棟を固定しているモルタルにひび割れが発生している様子です。通常、棟に使用されているのは漆喰になりますがG様邸の棟にはモルタルが使用されており経年の劣化によりひび割れている状態でした。
ひび割れている箇所からは雨水が浸入してしまいますのでこのままですとモルタルが剥がれてしまいます。棟を固定している釘浮きやモルタルにひび割れが発生している事から飛散や落下に繋がります。雨漏りにも繋がりますので、お客様に調査のご報告をし棟取り直し工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
施工の様子
棟取り直し工事の様子です。棟取り直し工事は既存の棟を解体し、新しい棟を作り直す工事になりますので、先ずは既存の棟を解体する工程から行います。解体する際には既存の瓦にひび割れ等の不具合が無いか確認しながら取外し、問題が無ければ再利用できますので屋根の上に仮置きしておきます。棟の土台となっていた葺き土や漆喰は解体しながら土嚢袋に入れていき処分致します。既存の棟を解体し、残土を撤去致しましたら綺麗に清掃し、次の工程に移ります。
新しい棟を造ります
新しい棟を造っていく様子です。新しい棟は漆喰で土台を造ります。漆喰は「軽量シルガード」を使用致しました。軽量シルガードは葺き土が不要で一回で仕上げる事ができます。軽量骨材を使用していますので比重を大幅に低減しています。また、特殊なシリコンと防水材を配合していますので防水率も低減しています。防水性や耐久性に優れていますので近年の漆喰工事では主流の材料になっています。
下地材を設置します
下地材を設置する様子です。シルガードで土台を造りましたら、その上に7寸丸瓦を固定する為の下地材を設置します。下地材にはエコランバーを使用致しました。エコランバーは樹脂製ですので従来の木製の下地材と比較すると雨水や湿気などの水分に強く腐食する心配がありません。耐久性に優れていますので長期間、7寸丸瓦を固定する力が保持できます。
エコランバーを設置致しましたら、予め仕込んでおいた銅線で固定し、専用のコテを使い土台の幅、表面を整えていきます。棟の土台の漆喰を整えましたら棟瓦を設置していくのですが、設置する際に重要になるのが雨仕舞です。雨仕舞は雨水を適切に誘導し排水させることです。漆喰は単純に多く使用すれば雨水の浸入を防げるという事ではなく、棟瓦からはみ出すほどの漆喰で土台を造ってしまうと、土台の漆喰に雨水が直接当たり劣化を早めてしまう事や屋根内部への雨水の浸入に繋がります。
7寸丸瓦を積んでいきます
エコランバーを設置し、銅線で固定致しましたら仮置きしておいた既存の7寸丸瓦を積んでいきます。既存の7寸丸瓦にひび割れや欠け等の不具合はありませんでしたので再利用致します。設置する際には屋根の下部から上部へと重ねて設置していきます。
7寸丸瓦を固定していきます
7寸丸瓦を設置致しましたら、ビスで固定していきます。丸瓦を固定する際にはパワースタンビスを使用致しました。パワースタンビスは、非対称ねじ山角度を採用する事により緩みにくくなっているのが特長です。固定する力に優れていますので風に強い棟になります。
使用致しましたパワースタンビスはステンレス製でパッキン付きです。耐久性に優れておりビス穴からの雨水の浸入を防ぎます。
工事が完了致しました
7寸丸瓦をパワースタンビスで固定し、棟の継目にシーリング処理を施したら棟取り直し工事が完了となります。7寸丸瓦の飛散や落下、雨漏りの心配も無くなりましたのでお客様に大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、必ずマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
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