屋根のてっぺん「棟」のメンテナンスが家を守る!専門業者が解説
更新日 : 2025年05月30日
更新日 : 2025年05月30日
屋根のてっぺん部分に設けられている”棟(むね)”は、住宅の防水性や耐風性を左右する非常に重要な部位です。
見落としがちな部分ですが、劣化や損傷が発生すると雨漏りや屋根材の脱落など、大きなトラブルの原因となります。
本記事では、街の屋根やさんが棟のメンテナンスの必要性と対処法について、実際の画像とともに分かりやすくご紹介します。
棟とは?屋根のてっぺんの重要な役割
屋根のてっぺんにある”棟”は、屋根の面と面が交わる箇所を覆う部分で、雨水の侵入を防ぎ、屋根材の収まりをよくする役割を持っています。
棟の形状は屋根の種類によって異なり、金属製の”棟板金”や陶器製の”棟瓦”が使用されます。
棟板金
スレートや金属屋根に用いられ、軽量かつ施工性が高い
棟瓦
和瓦などの重厚な瓦屋根に使用され、耐久性に優れる
棟の不具合事例
屋根の棟は、台風や地震、経年劣化などによってさまざまなトラブルが発生します。
以下は、実際に見られた不具合例です。
釘抜けによる棟板金の浮き
長年の風圧や熱膨張の繰り返しにより、棟板金を固定している釘が抜け、板金が浮き上がる状態です。
放置すると飛散する恐れもあります。
強風による棟板金の捲れ
台風などの強風で板金がめくれ上がり、内部の貫板が露出した状態です。
棟瓦の歪み・蛇行
施工精度の問題や、屋根下地の劣化により、棟瓦が真っ直ぐでなくなるケースがあります。
放置してしまい、症状が進行すると棟が倒壊する恐れがあります。
棟瓦の倒壊・脱落
震や風の影響で、棟瓦がずれたり倒れたりする例です。
放置すれば雨水が侵入し、雨漏りを起こしてしまうでしょう。
棟のメンテナンス方法
棟に不具合が見られた場合、早期に適切なメンテナンスを行うことが重要です。
以下のような方法が取られます。
棟板金の交換工事
板金を一度すべて取り外し、内部の木材(貫板)ごと新しくする工事です。
耐久性を回復させるためには、金属製のビスでしっかりと固定することがポイントです。
棟瓦の取り直し工事
棟瓦を一度すべて撤去し、新たに南蛮漆喰などで固定して積み直します。
地震や風に強い構造にし、瓦のズレや落下を防ぎます。
棟瓦を一度すべて撤去し、新たに南蛮漆喰などで固定して積み直します。
地震や風に強い構造にし、瓦のズレや落下を防ぎます。(画像3枚目を挿入)
定期点検のすすめ
棟の不具合は、見た目では気づきにくいケースが多いため、定期的な点検が欠かせません。
特に以下のような条件の住宅は要注意です。
・築10年以上経過している
・過去に台風、地震の影響を受けた
・屋根材がスレートや和瓦である
街の屋根やさんでは、無料点検と写真付きの報告書を提供しており、安心してご依頼いただけます。
まとめ
屋根のてっぺんにある”棟”は、普段見えにくい場所ながら、雨漏りや災害被害を防ぐために非常に重要な役割を果たしています。
棟板金や棟瓦の浮き・ズレ・倒壊は、早めの修理が肝心です。
街の屋根やさんでは、熟練の職人が現地調査から施工まで一貫対応いたします。
「屋根のてっぺんが気になる」「棟の浮きがあるかも?」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

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