ネットで。
すぐしました。
早く直したかったから
担当:白石
担当:白石
今回調査を行うのは切妻屋根で青く塗装した面の波板屋根です。塗装等のメンテナンスを行い劣化を防いでいるようですがどこからか雨漏りが生じてしまったようです。目立った破損等は見当たらない為、補修方法も見当もつかずお困りのようでした。2面で成り立つ切妻屋根ですが、青い面は定期的な塗装や補修を繰り返し行ってきた為想定外だったようです。
塗装をした後雨漏りが起きてしまったというケースを耳にすることがあります。塗装時期によっては経年劣化で雨漏りが発生するという事ももちろんあります。しかし寿命を迎えていないにも関わらず、雨漏りが起きてしまった場合その塗装が問題だったかもしれません。化粧スレート屋根材が代表的ですが、スレートの屋根塗装を行う際には縁切りという作業が必須です。
薄い形状のスレート屋根材は塗装を行うことで塗料が屋根材同士を接着し隙間をなくしてしまいます。隙間が無くなるのは良い様に聞こえますが、屋根材内部に雨水が入るという事は想定されており、入り込んでしまった雨水が逃げる分の隙間は屋根材に準備されています。しかし塗料で隙間を埋めてしまうと雨水が排出する部分が無くなってしまうので、水が内部で滞留し続けてしまいます。すると毛細管現象が発生し屋根材が破損していないにも関わらず雨漏りが起きてしまいます。こういったことが起きないようタスペーサーの設置や縁切り作業が推奨されています。
外部から見ても原因や雨漏り箇所が分からない場合は、屋内からチェックします。一般的な戸建て住宅の場合は屋根裏・小屋裏を見ることでどこから雨水が入り込んでいるかを確認することができます。今回屋内に入ると雨漏りを起こしている箇所が一目瞭然でした。屋根材に穴が開いているのか、取り合いに隙間があるのかは屋外と照合しながら調査が必要ですが補修を行わなければなりません。
金属波板をチェックしてみると経年劣化による穴あきがみられました、金属屋根材は耐久性としては高いですが、一度錆びたり傷がつくことで急速に劣化してしまいます。またひと昔前のブリキやトタンと呼ばれる屋根材は現在普及しているガルバリウム鋼板よりも劣化しやすい傾向があります。そのため10年程度でのメンテナンスや補修が必要になったりする場合もあります。今回は既に穴あきや腐食がみられますので屋根材の改修が必要です。
金属屋根材のメンテナンス方法としては屋根カバーか葺き替え工事が挙げられます。屋根カバー工法は既存屋根材を撤去する必要もない為費用も比較的安価に、工期も短く出来るのですが下地が問題ない場合に限ります。今回は築年数の経過と雨漏りの発生時期を考慮し、一度屋根材を剥がし必要に応じた下地補修を行う必要があると判断しました。
雨漏りを起こしている場合はもちろんですが、改修工事を行う際にも屋根全体の状態はしっかり確認しておかなければなりません。特に今回は増築をされたという事で、住宅の形状がやや複雑になっています。増築した部分は素材が異なったり施工時期が違ったりと、雨漏りを起こすポイントが多くなります。屋根と外壁との取り合い(立ち上がり)部分も雨漏りを起こす可能性がありますので屋根葺き替え工事をおこなうタイミングでまとめて補修したほうがオススメです。
更に雨漏りリスクが高い入母屋のような形状ですのであわせて今回は屋根葺き替え工事を行っていきます。
増築された建物の屋根です。屋根材は瓦棒と呼ばれる金属屋根材です。455㎜ごとに芯木と呼ばれる木材があり、その木材に対して鋼板を固定することで高い雨仕舞が実現できます。また雨水が流れる面に凹凸が無く排水を妨げる場所が無い為、水捌けが悪くなりがちな緩勾配屋根にも施工することができます。ただし芯木が木材ですので雨水の吹き込み等で下地が腐食することで強風時に釘が抜け、屋根材が飛散することも十分にあります。日ごろからしっかりメンテナンスを行うことが非常に重要です。
今回被害を受けたのは瓦棒の頂部を保護している棟板金です。強風により棟板金が飛散してしまったようです。棟板金が飛散しても雨漏りが起きるとは限りませんが、板金が保護していた防水紙が傷んでいれば雨漏りを起こしてしまいますので早急な補修が重要です。
今回の補修工事では切妻屋根の雨漏りを起こしている片面の雨漏り補修が最優先事項です。築年数や経年劣化を考慮した上で全面改修も必要ですが、まずは雨漏りを止め内部の劣化を防ぐ必要があります。また今回は下地の劣化も十分に考えられるので、既存の下地を撤去し野地板から補修し直していきます。既存野地板が傷んでいる程度であれば増し張りで補強を行うのですが、お住まいの状態に合わせて臨機応変に補修工事を進めていきます。
品目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
母屋屋根葺き替え工事 | 600,240 | ||||
新規屋根材 | 42.8 | ㎡ | 4,000 | 171,200 | 金属波板 |
既存屋根材撤去・処分費 | 42.8 | ㎡ | 2,800 | 119,840 | |
新規野地板 12㎜ | 42.8 | ㎡ | 2,000 | 85,600 | |
新規防水紙・横桟 | 42.8 | ㎡ | 2,300 | 98,440 | |
棟板金 | 11.2 | m | 4,500 | 50,400 | |
雨押え | 11.2 | m | 4,800 | 53,760 | |
ケラバ | 7.0 | m | 3,000 | 21,000 | |
増築部屋根工事 | 20,000 | ||||
棟板金交換工事 | 1 | 式 | 20,000 | ||
新規棟板金2.5m | |||||
新規貫板 | |||||
廃材処分費 | |||||
横桟
横葺きの金属屋根材等は防水紙の上にそのまま葺くことができますが、今回使用するのは金属製の波板です。波板は横桟と呼ばれる下地木材に対し固定していく為下準備が必要です。横桟がある分屋根と屋根材の間に通気層が出来、湿気や熱を逃がし快適な屋内に仕上がります。
雨押え
2階の外壁等に対して水平にある屋根材との取り合い部分です。その間には水切り板金が取り付けられ、外壁からの伝い雨が屋根内部に入り込まないような雨仕舞になっています。大屋根には外壁と接するような部分が無い為雨押えはありません。
ケラバ
妻側の外壁から突き出している屋根部分です。ケラバは部位ですが項目にあるのはケラバ板金を指しています。
貫板
棟板金を取り付ける下地として貫板をセットで取り替えます。貫板は多くが木材ですが腐食しにくい樹脂製の貫板を使用することで棟板金の飛散リスクを抑えることができます。
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屋根葺き替え工事を行うにあたってまずは既存屋根材を剥がします。波板を釘で止めていた横桟も野地板にあたる木材も黒く変色していることから、恐らくもっと前から雨漏りを起こしていた可能性もあります。それらを綺麗に取り除き、新規屋根材で葺き替え工事を行っていきます。
横桟・野地板を剥がし現れたのが垂木と呼ばれる屋根の構造です。屋根頂部にある棟木から軒先まで延びた垂木が屋根材を支える非常に重要な役割を持ちます。屋根葺き替え工事では野地板もしくは垂木まで補修することが出来る為、今後の心配がない仕上がりにすることができるのも大きなメリットです。
屋根材を葺く準備として野地板を張ります。野地板は厚みが9㎜から15㎜と分かれていますが、12㎜が今後のメンテナンス・リフォームにあたっても最適です。厚みがある分強度も増しますが重さも増え建物への負担も大きくなりますので、屋根の状態・施工費用を考慮し決めていきましょう。
続いては下葺き材である防水紙の施工です。防水紙は屋根での雨漏りを防ぐ最も大事な部分です。必ず軒先から重ねるように棟まで葺くことで流れる雨水を浸入させませんが、施工後の状態を確認することができませんので正しい施工を行うことが重要です。
良く使用される防水紙はアスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングがありますが、改質アスファルトルーフィングはシール性が高く、タッカー留め時に空いた穴をしっかり塞ぎ雨漏りを防ぐ役割も持つためお薦めです。耐用年数も使用する防水紙によって変わりますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
防水紙敷設後は横桟を新たに取り付け金属波板を葺いていきます。波板には小波・中波・大波とありますが今回は小波で、中波や大波は工場や倉庫で使用される機会が多いです。波板を2山以上重ねて横桟に向かってしっかり固定していきます。
現在使用される金属鋼板はガルバリウム鋼板製のものがほとんどです。従来のブリキやトタンよりも錆びにくく高耐久ですのでメンテナンスサイクルを大幅に伸ばすことができます。しかしだからと言ってメンテナンスが全く必要ないという訳ではありません。錆が出れば劣化してしまいますので定期的な塗装メンテナンスで錆や傷を補修するようにしていきましょう。
金属波板での屋根葺き替え工事が完了しました。今回はリフォームローンを使用しての工事を行いました。
雨漏りや風災による被害は予期しないものです。火災保険に加入されていれば補償される部分はありますが、想定していないものへの出費は生活に大きな負担をかけてしまいます。そこでオススメしているのがイオンプロダクトファイナンスのリフォームローンです。手数料無料、担保・保証人が原則不要、審査も早く完全固定金利ですので手元に資金を残しながらのリフォームが可能です。マイナス金利の今だからこそ選択肢の一つとしてあげたい支払い方法です。私たち街の屋根やさんはイオンプロダクトファイナンスと提携しておりますので低金利でスピーディーな審査手続きも可能です。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
強風で飛散してしまった棟板金も一部交換にて補修を行いました。棟板金を補修する際には棟板金だけでなく下地となる貫板もセットで交換します。今回は新築時同様木材で取り替えましたが、木材の腐食・劣化が気になる方はプラスチック樹脂製の貫板を使用しましょう。棟板金設置後は側面から抜けにくいステンレスビスを打ち込み、棟板金交換工事は終了です。
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Q2.街の屋根やさんにご依頼いただく際にどのような点を比較・検討されましたか?
早く対応してくれるかどうか。
Q4.数ある会社の中から、街の屋根やさんに工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
インターネットで調べたら最初に目に入ったから。
Q5.工事が終わってみていかがですか?忌憚のないご意見を頂戴出来ましたら幸いです。
綺麗に修復していただき、満足しています。
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【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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街の屋根やさん千葉中央支店
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
自宅の30年点検で、屋根工事の指摘を受けたため。工事や金額の妥当性で悩んでいました。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
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Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
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藤崎様にいろいろご対応いただき、とても信頼できると感じました。
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