千葉市緑区にて令和元年房総半島台風の被害に遭った瓦屋根の棟取り直し工事と瓦差し替え工事を実施





工事のきっかけを伺いました!
担当:岡野
千葉市緑区にお住いのS様より「台風の影響で雨漏りしているので点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。S様邸にお伺いし、雨漏りしているお部屋をご案内していただくと2階のお部屋の天井にうっすらと雨染みが出来ていました。雨漏りが発生している箇所を確認し、梯子を使い屋根に上がり調査を行うと寄棟屋根の隅棟の漆喰が剥がれているのを発見しました。令和元年房総半島台風の影響受け漆喰が剥がれてしまったと考えられます。また、棟の下の瓦が割れている部分を発見しました。割れている瓦も台風の被害を受けてしまった事が考えられます。台風などの自然災害でご自宅が被害を受けてしまった場合にはご自宅に掛けてある火災保険が適用されます。保険の種類にもよりますが、元の状態に復旧するための費用を保険会社が負担してくれますので工事と併せて申請する事で工事費用が抑えられます。漆喰が剥がれている部分や瓦が割れている部分は雨染みが出来ているお部屋の天井の上部になりますので雨漏りの原因が特定できました。屋根全体を調査すると大棟の漆喰の剥がれやのし瓦がズレていました。このままですと、大棟からも雨水が浸入する危険性がありました。また、下屋根を調査すると壁際の土居のしの漆喰の剥がれや隅棟ののし瓦のズレなど被害が見られましたのでS様に調査のご報告をし、屋根全体の棟取り直し工事と瓦差し替え工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
担当:岡野





- 施工内容
- 棟瓦取り直し 漆喰取り直し
- 築年数
- 築25年
- 平米数
- 29.7m
- 施工期間
- 5日間 足場仮設工事含む
- 使用材料
- なんばん漆喰
- 費用
- 詳しくはお問い合わせください
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証
- 詳しくはお問い合わせください
点検の様子
雨漏りが発生したお部屋の天井の様子です。令和元年房総半島台風の影響で2階のお部屋の天井に雨染みが出来てしまい、お問い合わせをいただきました。うっすらと雨染みができており、このままですと天井材の腐食に繋がりますので早期対応が必要になります。
瓦屋根の調査の様子
屋根調査の様子です。梯子を使い屋根に上がり、雨漏りが発生しているお部屋の上部を調査すると隅棟の漆喰が剥がれているのを発見しました。鬼瓦の下の漆喰も剥がれており葺き土が露出していますので雨水が浸透し、雨漏りに繋がったと考えられます。
瓦の割れを発見
瓦の割れの様子です。雨漏りが発生している上部の瓦が割れているのを発見しました。雨漏りの原因は割れた瓦の隙間から雨水が浸入したと考えられます。割れた瓦の破片が屋根の上に残っており、このままですと周囲の瓦に干渉し、他の瓦も割ってしまう危険性がありますので回収させていただきました。
大棟も被害を受けていました
大棟の調査の様子です。大棟を調査するとのし瓦がずれているのを発見しました。このままですと滑落して周囲の瓦を割ってしまう危険性があります。周囲の瓦が割れてしまうと雨漏りに繋がります。また、瓦が落下してしまうと人身事故やご自宅やお隣のカーポートの屋根を破損してしまう危険性があります。のし瓦がずれている部分や漆喰が剥がれている部分は雨水が浸入する危険性があります。今回、雨漏りが発生したお部屋以外のお部屋からも雨漏りが発生してしまう事に繋がりますので早期対応が必要になります。
下屋根の調査の様子
下屋根の調査の様子です。壁際の土居のしの漆喰が剥がれている状態でした。土居のしは外壁と下屋根との取合い部分に雨仕舞の目的で積むのし瓦になります。面戸部分には棟と同様に漆喰を詰めてありますが剥がれてしまうと雨漏りに繋がります。また、下屋根の隅棟ののし瓦がずれている状態でしたのでこのままですと外れてしまう危険性があります。漆喰も剥がれており固定する力が弱くなっている事が原因に挙げられます。固定する力が弱くなってしまうと棟自体が崩れてしまい被害が拡大してしまいます。
棟取り直し工事の様子
棟取り直し工事の様子です。棟取り直し工事は先ず、既存の棟を解体していきます。棟を解体する際には既存の棟に使用されている冠瓦やのし瓦は割れや欠け等の不具合の有無を確認しながら行います。不具合が無いようでしたら再利用致しますので、近くに並べて保管しておきます。
既存の棟を解体し、清掃致しましたら新しい棟を造ります。既存の棟は葺き土が土台になっておりましたが新しい棟はなんばん漆喰で形成致します。なんばん漆喰は特殊なシリコンなどを加えたものになり、吸水率が少なく水に強いのが特長です。葺き土としても漆喰としても使用でき、防水性や耐久性に優れています。台風被害で割れていた瓦は棟の下にありましたので、棟を形成する前に差し替えます。
下屋根の棟取り直し工事の様子です。下屋根の隅棟も大屋根と同様になんばん漆喰を土台とし、棟を形成していきます。棟を形成する際には棟瓦を固定する銅線を仕込みながら、のし瓦を丁寧に積み上げます。
大棟ののし瓦を積んでいく様子です。のし瓦を積む際は雨水を棟の外側へと流すために片仮名のハの字型になるように設置致します。ハの字型に設置しないと雨水が棟の中心部に流れてしまい雨漏りの原因となる場合がある為です。
のし瓦が積み終わりましたら、棟の最上部の冠瓦を並べて設置致します。また、端部の鬼瓦も一緒に設置致します。設置する際には最初に仕込んでおいた銅線で固定していきます。銅線を結ぶことにより、風や地震などの揺れに耐えられる強固な棟になります。
土居のしの漆喰の詰め直し
土居のしの漆喰の詰め直しの様子です。既存の漆喰を全て撤去し、棟取り直し工事と同様になんばん漆喰を使用して詰め直します。既存の漆喰は剥がれており、雨水が吹き込むと雨漏りに繋がる危険性がありましたが、漆喰を詰め直す事で雨漏りの不安も解消されました。
工事が完了致しました
工事完了の様子です。各所で剥がれていた漆喰も新しくなり、割れていた瓦を差し替えましたので雨漏りを解消できました。固定する力も強くなりましたので棟が崩れる心配もありません。お客様も雨漏りの不安を解消できたと大変満足していただきました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、必ずマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。

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Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
建ててから一度もメンテナンスをしておらず、また度々訪問で屋根のしっくいや雨もりの指摘をされ気になった為
Q3.弊社をどのように探しましたか?
たまたまYoutubeで色々な屋根屋さんの情報を見てその中で。
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐに連絡しました。
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
Youtubeの色々な内容が不安を解決してくれた
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
とても誠実そうで丁寧で安心しました
Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
実際には見えない場所なのでとにかくしっかりキレイに仕上げてほしいと
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
・屋根だけではなく壁もトータルで見積依頼をしたK社 ・Youtubeで出てくる色々な屋根屋さん、地元の瓦屋さん
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
谷さんの素人でも分かる説明と安心させてくれる内容 又、提案等
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
足場を組む方も工事の方々も礼儀正しくして頂きました 完了の写真を見ながらの説明も分かりやすく安心でした ただ工事が入ったり入らなかったり、少し事情の説明も都度ほしかったです
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
「とても安心してお願いできる誠実な会社で良かったですよ」と