歴史ある日本家屋の屋根を守る!茅葺屋根をエコグラーニでリフォーム





工事のきっかけを伺いました!
担当:谷
君津市折木沢にある築70年以上の立派な日本家屋。
お客様は長年お隣同士だったご縁もあり、空き家になった建物を「このまま壊すのはもったいない」と購入されたそうです。
内部には立派な梁や煤でいぶされた木材が残っており、古き良き日本家屋そのものでした。
しかし、屋根の破損が進行しており、雨漏りまで発生している状態だったとのことです
もともとは茅葺屋根でしたが、数十年前に金属カバー工事がされていたため修理も難しい状態。
茅葺の下地を扱える業者が少なく、インターネットで検索した結果、弊社「街の屋根やさん」を見つけてくださいました。
伝統を残しながらも、長く安心して暮らせるような屋根にしたい――そんな思いから今回の葺き替え工事が始まりました。
お客様は長年お隣同士だったご縁もあり、空き家になった建物を「このまま壊すのはもったいない」と購入されたそうです。
内部には立派な梁や煤でいぶされた木材が残っており、古き良き日本家屋そのものでした。
しかし、屋根の破損が進行しており、雨漏りまで発生している状態だったとのことです
もともとは茅葺屋根でしたが、数十年前に金属カバー工事がされていたため修理も難しい状態。
茅葺の下地を扱える業者が少なく、インターネットで検索した結果、弊社「街の屋根やさん」を見つけてくださいました。
伝統を残しながらも、長く安心して暮らせるような屋根にしたい――そんな思いから今回の葺き替え工事が始まりました。
担当:谷


- 施工内容
- 屋根葺き替え
- 築年数
- 70年以上
- 平米数
- 約220㎡
- 施工期間
- 60日
- 使用材料
- ディーズルーフィング エコグラーニ
- 費用
- 13,500,000円
- ハウスメーカー
- 保証
- 10年
現地調査の様子
茅葺屋根は非常に急勾配で、人が登るだけでも危険な構造です。そのため、最初の調査はドローンを使って行いました。
上空から撮影した映像では金属屋根の一部が剥がれ、雨水が入り込んでいる箇所が複数確認できました。
こうした古い屋根は、人が上がることでさらに傷みを進めてしまう恐れがあるため、ドローンによる調査はとても有効です。
撮影した映像はお客様にもお見せし、現状をしっかり共有しました。
屋根裏の状態確認
屋根裏を確認すると、囲炉裏の煤が染みついた梁や桁がそのままの形で残っていました。
煙によって木材がいぶされることで、防虫・防腐効果が得られるのは昔ながらの知恵です。
70年以上経っても梁はしっかりしており、当時の大工の技術の高さに感心しました。
ただ、茅葺屋根に後から被せた金属屋根は下地が非常に細い木材で組まれており、現代の屋根材を固定するには強度不足といえます。
そのため、今回は屋根を一度解体して新たに構造を組み直す「全面葺き替え工事」をご提案させていただきました!
屋根葺き替え工事
解体作業からスタート
まずは、既存屋根の解体作業からスタートです。
勾配のきつい屋根を人力で解体するのは危険で時間もかかるため、今回は重機を使って作業を進めました。
古い木材は一本一本が太く、金具を使わず「木組み」で固定されているため、解体には職人の経験が必要不可欠です!
継ぎ目には木のくさびが使われており、金属よりも頑丈に締まっている部分もありました。
構造材をできるだけ傷つけないよう慎重に作業を進め、屋根部分の撤去を完了しました。
新しい小屋組みと下地を再構築
続いて、新しい屋根の骨組み(小屋組み)を組み直します。
もともと使われていた梁は曲がりが大きく、水平を出すのが難しいため、新しい桁を追加してレベル調整を行いました。
下地には構造用合板を使用し、軒先部分には化粧垂木とバラ板を施工。
通気性と美観の両立を意識しています。
野地板を張ることで屋根面を平らにし、防水紙を貼るための準備が整いました。
防水紙でしっかりと雨水をシャットアウト
屋根の防水には、一次防水(屋根材)だけでなく二次防水(防水紙)が非常に重要です。新しい防水紙をタッカーで丁寧に固定し、屋根全体をしっかり覆いました。
防水紙は見えない部分ですが、雨漏りを防ぐ上では最前線に立つ部材です。
特に茅葺屋根のように下地が複雑な建物では、防水紙の施工精度が仕上がりの耐久性を左右します。
エコグラーニで仕上げるモダンで丈夫な屋根
仕上げに採用したのは、ディーズルーフィングの「エコグラーニ」。
ジンカリウム鋼板の表面に天然石チップを焼き付けた高耐候屋根材です。
軽量で地震に強く、防火性・耐風性にも優れています。
また、見た目は金属屋根ながら落ち着いたマットな質感で、和風の建物にも自然に馴染みます。
棟板金には耐久性を高めた「樹脂製下地」を採用
屋根の頂部にあたる棟板金部分には、従来の木製貫下地ではなく「樹脂製貫下地(タフモック)」を使用しました。
木材よりも水分に強く、台風や強風への耐久性も大きくなります。
屋根葺き替え工事が完工
約60日間にわたる工事を経て、ついに屋根が完成しました。
以前の急勾配の屋根からモダンでバランスの取れた形状に変わり、伝統建築の雰囲気を残しながらも現代的な印象に仕上がりました。
お客様にも仕上がりにご満足いただけた工事となり、幸いでした。
街の屋根やさんは、様々な屋根工事の施工事例を豊富に持っております。
「こんな工事、相談して大丈夫かな?」というご相談事も、ぜひ一度お問い合わせください(^^)/


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Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
藤崎様にいろいろご対応いただき、とても信頼できると感じました。