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柏市増尾にて棟板金調査で雨漏りお恐れがある施工が気になりました
更新日 : 2022年04月09日
更新日 : 2022年04月09日
柏市増尾にお住いのお客様より「棟板金が剥がれてしまった」とのご連絡をいただき現地調査へ伺いました。スレート屋根の棟部分に取り付けられている「棟板金(むねばんきん)」は、屋根の面と面が合わさる「山」部分を覆っている金属板です。最近は、複雑な屋根形状も多く、棟板金がたくさんある住宅もあります。逆に、片流れ屋根は棟の数が少ないため、メンテナンス費用が抑えられるといわれています。今回は、屋根調査の結果をご報告します。
棟板金剥がれを確認
屋根の大棟(おおむね)部分にある棟板金(むねばんきん)が一部飛散している状態でした。内部の貫板(ぬきいた)がむき出しになっています。最近更に多くなってきた飛び込み業者さんが指摘する部分です。屋根の山になっている部分に下地材の貫板を設置します。その上に棟板金を被せ、下地の貫板に釘で固定して棟板金を留めます。そのため、下地の貫板が劣化で痩せてしまったり、水分を含んで腐食してしまうと、釘の固定が弱まります。そのため、釘が浮いてきたり、棟板金の浮きが発生するのです。棟板金と屋根との隙間に強風が吹き込み、棟板金を飛ばしてしまったのでしょう。お怪我などが無くて何よりでした。
雨漏りに繋がる恐れのある施工
屋根を確認していると、ケラバ部分と屋根材を埋めるようにコーキングが施されていました。屋根材と屋根材が重なる部分には、屋根内部へ入り込んだ雨水や湿気を逃がすための隙間が必要です。部分的にこのような処理をしていることを確認しました。以前、雨漏りがありその際の処置だったようです。とはいえ、ほかにも同様のコーキング処置がありましたので、このままの状態では、雨漏りが発生する可能性が高いです。また、経年による塗装剥がれにより、屋根表面に苔が生えやすい状態になっていました。苔の発生は、屋根自体を傷める原因となります。
ほかにもメンテナンスサインが出ていました
「軒天(のきてん)」や「破風(はふ)板」の劣化も見受けられました。軒天は、外壁から外側に張り出している屋根の下部分になります。「軒裏天井」や「軒裏」などとも呼ばれ、下から屋根を見上げたときに見える部分です。軒天は、紫外線や雨が直接当たることはありませんが、経年により塗装が色あせたり、汚れの付着、カビなどの発生は避けられません。点検時は、だいぶ水分を含んで劣化が進行していました。
また、軒天の外側にある破風は、木材が使用されており塗装が剥がれてきている状態でした。塗装が剥がれてくると、水分を含みやすくなります。また、水分を含んでは乾燥するということを繰り返すことで「反り」が発生したり、もろくなって木材がポロポロと崩れてくることもあります。破風や軒天の剥がれ・反り等で隙間が出来てしまうと、そこから鳥獣被害に発展する恐れもあります。隙間や穴が開いてしまった場合は、早急な対処が必要です。
点検の結果、棟板金部分は保険適用で、その他は軒天、破風補修を含め屋根のカバー工事をご提案しました。私たち街の屋根やさんでは、引き続きコロナウイルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用の徹底を行い、お客様とスタッフの安全を守る取り組みをしてお伺いしております。また、オンラインでのお打ち合わせも承っておりますので、お気軽にお問合せください。
参考価格
●棟板金交換工事/m~ ⇒5,500(税抜き)円~ ※棟の位置等により変わります
●屋根カバー工法 ⇒698,000(税抜き)円~ ※切妻屋根/60㎡の既存屋根を金属屋根でカバーした場合です
記事内に記載されている金額は2022年04月09日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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