雨漏り対策はルーフィング（防水紙）から！屋根工事で選ぶべき防水紙の種類とその効果とは

ルーフィング（防水紙）とは？

　ルーフィング（防水紙）とは、屋根の下地として設置される防水紙で、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。

　屋根材だけでは完全に雨水を防ぎきれないことがあるため、ルーフィングはその二次的な防御ラインとして設置されます。

　特に強風や台風、豪雨時には、屋根材の隙間や破損部分から水が入り込む可能性が高まりますが、ルーフィングがしっかりと設置されていれば、雨漏りを防ぎ、家の内部への水の侵入を防ぐことができます！

　ルーフィングは屋根全体の防水性能を保つために欠かせない要素であり、適切に選び、正確に施工することが重要です。ルーフィングが不十分だと、雨漏りや湿気による構造材の腐食といった大きなトラブルにつながるため、適切な材料と施工方法でしっかりと対応する必要があります！(>_<)

ルーフィングの種類と特徴

　ルーフィングにはそれぞれに特徴があり、使用する場所や条件によって最適なものを選ぶことが重要です。種類を詳しく見ていきましょう！

｜アスファルトルーフィング

　アスファルトルーフィングは、屋根の防水工事に広く使用されている防水シートの一種です。その主な材料は、アスファルトを染み込ませたフェルトやガラス繊維などの基材で作られており、これが屋根の防水機能を果たします。アスファルトルーフィングは、日本の住宅や建物において標準的な防水材として知られ、コストパフォーマンスが高いため、広く普及しています。

　アスファルトルーフィングの最大の特徴は、耐水性と耐候性に優れている点です。屋根に使用されることで、雨や雪などの水分の侵入を防ぎ、建物内部の湿気や腐食を防止します。また、紫外線や風雨による劣化にも強く、長期間にわたって防水機能を発揮します。さらに、アスファルトルーフィングは軽量で、屋根全体の重量に負担をかけることが少ない点も利点です♪

｜改質アスファルトルーフィング

　改質アスファルトルーフィングは、従来のアスファルトルーフィングに改質剤を加えた防水材です。改質剤を加えることで、柔軟性や耐久性、耐熱性が向上し、従来のアスファルトルーフィングに比べてひび割れや劣化が起こりにくくなっています。

　特に、気温の変動が大きい地域や厳しい環境条件下でも、長期間にわ
たり優れた防水性能を発揮します。さらに、耐用年数が長く、メンテナンスコストの削減にも寄与するため、住宅やビルの屋根防水に広く採用されています。

｜高分子系ルーフィング

　高分子系ルーフィングは、合成ゴムやプラスチックなどの高分子材料を使用した防水紙です。従来のアスファルトルーフィングと比べて、耐久性や耐候性が大幅に向上しているのが特徴です。特に、紫外線や酸性雨、気温変化に対して強い耐性を持っており、過酷な環境条件でも長期間にわたり安定した防水性能を維持します。

　高分子系ルーフィングは、一般住宅から商業ビル、大型施設まで幅広く利用されています。また、軽量で施工しやすい点も魅力で、工期の短縮や施工コストの削減にも寄与します。さらに、高分子材料の特性により、柔軟性が高く、施工時に屋根の形状に合わせてフィットしやすいのもメリットです！

　しかし、アスファルト系と比較すると、初期の材料費がやや高い傾向にあります。ただ、メンテナンス頻度が少なく、耐用年数が長いため、長期的にはコストパフォーマンスが優れていることから、近年では高分子系ルーフィングを選ぶケースが増えています。

｜透湿防水ルーフィング

　透湿防水ルーフィングは、屋根の下地に使用される防水紙の一種で、外部からの水を防ぎつつ、内部からの湿気を外に逃がす機能を持っています。

　屋根は雨や雪から建物を守る役割を担っていますが、内部に湿気がたまると結露やカビが発生し、建物の劣化を早める恐れがあります。透湿防水ルーフィングは、内部の湿気を外に逃がすことでこれを防ぎ、屋根の寿命を延ばしてくれるんですね(^^♪

　また、通気性を確保しながらも防水性能を保つため、特に高気密住宅や断熱性を重視する住宅で重宝されています。従来の防水シートと比べて耐久性が高く、長期間にわたって効果を発揮するのが特徴です。耐候性にも優れており、外部の厳しい環境に対しても強い耐久力を持っています！

ルーフィングの劣化サイン

　ルーフィングは、屋根の防水機能を担う重要な要素ですが、時間の経過や気候の影響で劣化していきます。劣化が進むと防水性能が低下し、雨漏りや建物の構造部分にダメージを与えることになります。そのため、ルーフィングの劣化サインを早めに見つけ、適切な対応を行うことが重要です(>_<)

｜屋根内部への水の浸入

　最も明らかな劣化サインは、屋根内部や天井からの雨漏りです。ルーフィングが破損または劣化している場合、屋根材の隙間や継ぎ目から雨水が侵入し、内部にまで達してしまうことがあります。特に、雨が続く時期や台風の後に雨漏りが発生する場合は、ルーフィングの劣化を疑うべきです。

｜異常な屋根のたるみやふくらみ

　ルーフィングの劣化により、屋根全体がたるんだり、部分的に膨らんだりすることもあります。これは内部に水が浸透し、ルーフィングの下地が湿気を吸収して膨張している状態です。これも劣化のサインであり、放置すると大規模な修繕が必要になる場合があります。

ルーフィングをメンテナンスする方法は「屋根葺き替え工事」「屋根カバー工法」の2択になります

　ルーフィングの劣化が進むと、屋根の防水性能が低下し、雨漏りや構造材の腐食といった問題が発生します。劣化したルーフィングをメンテナンスする方法は、大きく分けて「屋根葺き替え工事」と「屋根カバー工法」の2つです。それぞれの特徴とメリットを理解し、適切な工事方法を選ぶことが重要です。

｜屋根葺き替え工事

　屋根葺き替え工事は、既存の屋根材とルーフィングを全て取り外し、新しい屋根材と防水紙を設置する工事です。劣化が深刻な場合や、屋根全体にわたるトラブルが発生している場合に有効です。古いルーフィングを完全に取り除くため、防水性能が新品同様に回復し、建物全体の寿命が延びるというメリットがあります。

ただし、工事にかかる費用が高額になる点や、工期が長くなる点には注意が必要です。

｜屋根カバー工法

　屋根カバー工法は、既存の屋根材をそのまま残し、新しい屋根材とルーフィングを上から重ねる工法です。既存の屋根を撤去しないため、葺き替え工事に比べて費用が抑えられ、工期も短くて済みます。また、廃材が少なく、環境にも優しい工法です。

　しかし、屋根の重量が増すため、建物の構造が十分に強固であることが前提となります。既存の屋根が極端に劣化している場合にはこの工法は適さないため、専門家の判断が重要です。

街の屋根やさんで行った屋根葺き替え工事の様子をご紹介！

　台風被害により瓦が剥がれ、雨漏りが止まらないとのご相談を頂きました。屋根葺き替え工事をご検討されているとのことだったので、コロニアルグラッサを使った屋根葺き替え工事を行わせていただくこととなりました！

　施工の様子について、簡単にご紹介いたします(^^)/

　まずは古い屋根材（瓦）、防水紙を撤去します。

　瓦と防水紙を撤去し終えたら、↓バラ板と呼ばれる下地がでてきました。

　このバラ板の上に野地板、さらにその上から防水紙を敷設していきます！

　今回の工事で使用したのは改質アスファルトルーフィングになります！

　防水紙の上から屋根材、棟板金などの役物を取り付け、工事は完了です(^^)/

防水紙も新しくしておりますので、雨漏りの不安のない屋根へと生まれ変わりました(^^♪

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ルーフィングのことなら街の屋根やさんにお任せください

　ルーフィングのメンテナンスや工事は、専門的な知識と技術が求められるため、信頼できるプロに任せることが大切です。

　街の屋根やさんは、ルーフィングに関する豊富な経験と実績を持ち、さまざまな屋根材や施工方法に対応しています！防水紙の劣化や屋根の損傷が気になる方、雨漏りが発生している方に、迅速な対応と確実な工事を行わせていただいております。

　街の屋根やさんでは、現地調査を無料で行い、屋根の状態を正確に把握します。診断結果を基に、最適なメンテナンス方法や工事内容を丁寧に提案し、お客様のご予算やご要望に合わせた対応を心がけています！(^^♪

　また、施工後も定期的な点検を行い、屋根の状態を長期的に管理します。

　特に、ルーフィングの劣化は見えにくいため、早期発見が重要です。街の屋根やさんの専門スタッフは、劣化の兆候を見逃さず、必要な箇所への適切な処置を施します。屋根カバー工法や葺き替え工事にも対応しており、古いルーフィングを新しいものに交換することで、家全体の耐久性を向上させます。

　ルーフィングに関するご相談・ご質問は、ぜひ街の屋根やさんにお任せください！(^^)/