屋上の防水工事で雨漏り防止、ウレタン防水やFRP防水など防水方法をご紹介
更新日 : 2021年06月30日
更新日 : 2021年06月30日
防水工事は主にベランダやバルコニー、屋上や陸屋根などからの漏水を防ぐために行われる工事です。
屋上やベランダ、バルコニー、陸屋根はほぼ勾配がなく四方を壁に囲まれていることがほとんどですので構造的に排水性が悪い箇所です。そのため雨漏りの原因になりやすいのです。屋上やベランダ、バルコニー、陸屋根からの雨漏りでお困りの方や防水工事をお考えの方にこのページでは防水工事の種類についてご紹介いたします。
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防水処理は経年により劣化していきます
屋上やベランダ、バルコニーなど新築当初は頑丈であった防水処理も経年によって徐々に防水層が傷んでいきます。お住いの屋根の経年劣化と同様です。劣化した防水層はひび割れなどを引き起こしそこから雨水が浸入し雨漏りを引き起こす原因になります。またシート防水されている屋上も同様にシートが次第に劣化し雨漏りを引き起こす原因になるのです。そのため屋根や外壁同様に定期的に点検やメンテナンスを行うことが必要です。
防水工事の種類
シート防水
シート防水はその名の通り防水性のあるシートを敷設する防水工事になります。使用されるシートは塩ビシートやゴムシートがあり、塩ビシートであれば1.5mm~2.5mm程度の厚み。ゴムシートであれば1.2mm~2.0mm程度の厚みのあるものを使用します。工期が短く安価な上にシート自体が耐候性と伸縮性に優れているという点からシート防水=ゴムシートとされているほどゴムシートが主流でしたが塩ビシートと比較すると防水層が薄いため飛来物があったし際の衝撃などで破れてしまうといったデメリットがあることに加えて塩ビシートと比較して耐候性が劣ることから現在ではシート防水の主流は塩ビシートになっています。
・シート防水の施工方法
シート防水の施工方法には大きく分けて2つあります。
1つは接着剤でシートの貼り付けを行う密着工法です。下地と防水シートに接着剤を塗布しシートを直接下地に貼り付ける工法です。特別な器具など不要の為工期が比較的短く、下地に直接貼り付けるため屋上と言った場所においても耐風圧性に優れいるといったメリットがあげられます。しかしシートが下地に直接貼り付けられ密着しているため下地の影響を受けやすいといった特徴もあります。
2つ目は機械的固定工法です。防水メーカーによっては絶縁工法や通気工法、脱気工法とも言われます。密着工法とは異なり接着剤を使用せずに防水シートを下地から浮かせて固定します。下地と防水シートの間に絶縁シートを挟み、絶縁シートに防水シートを固定するための専用器具を取り付けた上に防水シートを敷き、固定するという工法です。1つ目の工法とは異なり接着剤で貼り付けることをしないため下地に含んだ水分や湿気を絶縁シートを通して効率的に逃すことが出来防水層の膨れを防止することが出来ます。
ウレタン防水
ウレタン防水は比較的に安価に施工することが出来ます。10㎡程度のバルコニー・ベランダであれば価格差もあまり気にはなりませんがやはり屋上や陸屋根などの広い場所に施工する場合は低コストが重視されることもあります。そういった場合によく施工されるのがウレタン防水です。ウレタン防水は塗料ですので複雑な場所にも施工せ鵜することが可能です。また既存防水の上から重ね塗りすることが出来ます。
また、防水塗料を形成するウレタン樹脂はポリウレタンとも呼ばれるプラスチック素材です。ポリウレタンは洋服や接着剤、自動車のバンパー等身近な物に利用されていますが、柔軟性・弾性・耐衝撃性・防音性等に優れています。建物には揺れが生じますので、高い柔軟性で防水層のひび割れを起こしにくくさせ雨漏りの発生を防ぐことができます。
・ウレタン防水工事の施工方法
シート防水同様に密着工法と絶縁工法の2種類があります。
密着工法はウレタン樹脂塗料をそのまま塗布していく工法です。ウレタン樹脂1層目を塗布後にメッシュシートを貼り付けてから仕上げることで高い防水機能を維持することが出来ます。基本的には経年劣化が軽度で雨漏りを引き起こしていない場合に行われます。逆に雨漏りを引き起こしており劣化も酷い場合には絶縁工法を行います。ウレタン樹脂を塗布する前に通気緩衝シートを張り塗膜と下地が密着しない状態にします。下地の影響も受けにくく防水層の劣化を防ぎますので耐久性に優れており、耐用年数は15~20年です。
FRP防水
FRPは浴槽や貯水槽、船体に用いられるほどの防水性を持っています。また船体に用いられるほどの頑丈さもありとても優れた素材です。そのためシート防水やウレタン防水に較べると施工費用が高くなります。
しかし、雨漏りにお悩みの方で最も防水性が高い防水方法をお探しの方はFRP防水が一番お勧めになります。
まとめ
シート防水やウレタン防水、FRP防水についてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。お住いのベランダやバルコニー、屋上、陸屋根などの施工箇所や劣化状態に合わせて防水方法を選ぶことがおすすめです。また上記でもご紹介したように雨漏りでお悩みの方、これ以上雨漏りをさせたくない方には防水性が最も高いFRP防水がおすすめです。
街の屋根やさん千葉では防水工事も承っております。また点検や必要な工事のご提案、ご相談、お見積りは無料で承っておりますので現在防水工事をご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。

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Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
知り合いが居れば相談させて下さい。