屋根からの落雪対策、雪止め金具の設置についてご紹介
更新日 : 2021年05月25日
更新日 : 2021年05月25日
めったに雪の降らない温暖な地域では雪止め設置していないお住いも多いかと思います。
しかし、最近では南関東などの温暖な地域でも雪が降ることも多くなってきています。降雪後に多いお問い合わせとして、雪の重みで雨樋が破損してしまった、落雪でカーポートが壊れてしまったといったご相談をいただくことがあります。こういった内容は事前に雪止めを設置することで防ぐことが出来ます。このページでは雪での被害とそれを防ぐための雪止め金具をご紹介いたします。
このページはおおよそ5分で読むことが出来ます。
雪の重みについて
雪と言うとふわふわしてるイメージがあるのではないでしょうか、空を舞っている時はそれほど密度はありませんが降り積もり重みがかかると固まっていき密度も高まっていきます。ふわふわの新雪でも1立方メートルで50㎏あります。1立方メートルという縦横高さいずれも1メートルになります。基本的に温暖な地域ではここまで積もることはありませんが屋根からの落雪となるとこれ以上の重さと量のものが落下してくる可能性もあるのです。
2階の屋根の雪が1階の屋根に落ち、その勢いで2階と1階の屋根の雪が合わさったものが落ちてくる1立方メートル以上の重さと量の落雪があっても不思議ではないのです。2階から落ちてきた雪は1階の屋根にぶつかると同時に自身と1階の雪を圧縮し密度を上げます。重みも増していますし硬度も加わっていると考えられるのです。
降雪被害
・雨樋の変形、破損、落下
雪の重みが雨樋にかかることによって変形してしまいます。また雪の重みが長時間かかることによって変形が常態化し元の形に戻らなくなってしまいます。最終的には雪の重みに耐えられなくなり雨樋が脱落し落下、または破損し脱落するようになってしまいます。
・落雪による物品の破損
落雪の結果カーポートの屋根のポリカーボネートが破損してしまうこともあります。また、屋根のポリカーボネートが破損、さらに骨組みが変形、破損してしまうこともあります。この下に車があればさらに車にも被害が及びます。
雪の重みで倒壊しかかっていたカーポートが落雪によってとどめをさされるケースもあります。この下に車があればさらに車にもダメージを負います。
・落雪による植木や植栽の倒壊
積雪による重みで枝が折れてしまった上に落雪によってさらに枝がもがれてしまうこともあります。
雪止めを設置することでいろいろな被害を回避できます
①通行人などの人的被害
道路などへお住まいの屋根の雪が落下する可能性がある場合、通行人などに落雪で怪我を負わせてしまう可能性もあります。
②お隣さんへの家屋への被害
屋根の勾配にもよりますが、落下する際にはそれなりに勢いがつきますので軒の真下ではなく軒からはなれた箇所に落雪してくる可能性もあります。お隣さんとの距離が近いばあにはその家屋や隣接する設備に被害をもたらしてしまう可能性もあるのです。
③ご自宅や設備などの被害
屋根の軒先に付けられている雨樋に被害を受けてしまったりカーポートへ落雪して破損してしまったりする可能性があります。
雪止めの種類について
・雪止め金具
屋根材と屋根材の間に差し込み固定するタイプです。L字型、扇形、羽根型などのさまざまな形状があります。
スレート(コロニアルやカラーベスト)瓦、金属屋根に後付け可能です。
・雪止め瓦
通常の瓦と交換して設置するタイプです。瓦の表面にとってのような突起があり、ここで滑雪を防止します。後付け可能です。
・アングル型
断面がL字型になっている長い棒を屋根の傾斜方向に対して垂直に設置します。金属屋根やスレート屋根に後付け可能です。
・金属型(フェンス型)
金属で屋根の多くの部分を被い、雪との摩擦を多くし滑雪を防止するタイプです。屋根の端にコイル状のものや籠状のもの、フェンス状の物が追加されることもあります。表面が滑りやすい太陽光パネルが設置された屋根に用いられることが多いです。
スレート(コロニアル・カラーベスト)瓦、金属屋根に後付け可能です。
雪止めには適切な取り付け位置があります
雪止めを屋根の上部に取り付けてもあまり効果がありません。取り付けた位置より下の雪はそのまま滑雪し落雪してしまうためです。軒先に近い部分に取り付けるのが効果的ですが、それもあまりよくないのです。軒先部分はその下に支えるものがないので重みで弱いからです。最悪の場合は軒先が変形してしまう恐れもあります。
雪止めの理想の設置場所は、軒先より上の柱などの構造体がある位置、外壁の真上あたりが理想とされていますが集中して横一列に付けてしまうとここばかり重みが集中してしまいやはりよくないため実際に取り付ける場合は、千鳥配置にするなどの工夫が必要となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は屋根の雪止めについてご紹介致しました。千葉県はあまり雪の降る場所ではありませんが、最近では地球温暖化などの影響もあり雪が降りやすいです。落雪による事故などに不安をお持ちの方は雪止め設置を検討されてみてはいかがでしょうか。
街の屋根やさん千葉では雪止めの設置も承っております。ぜひ一度ご相談ください。
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使用材料
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屋根の北側に雪止め設置をご検討中の千葉市緑区高田町S様のアンケート
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
屋根の雪が隣家のカーポートに落ちてしまう
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット検索
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
最初は住宅メーカーのサポートに相談し、見積りを取ったが内容や価格に不満があり問合せを行った
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
自分がしたいと思った工事内容がHPで案内されていた
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
丁寧な説明で内容がわかりやすかった