軒のない片流れは雨漏りのリスクが高い?片流れの特徴やメリット・デメリットをご紹介
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
片流れ屋根といとシンプルでお洒落な外観が魅力と言ったイメージをお持ちな方は多いのではないでしょうか。また、片流れ屋根は強風に弱く台風シーズンが心配、雨漏りがしやすいといった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は片流れ屋根の特徴、メリット・デメリットなどについてご紹介したいと思います。
この記事はおおよそ5分で読むことが出来ます。
片流れ屋根について
片流れ屋根とは一方向にだけ傾斜が設けられている屋根になります。小屋や倉庫などの屋根に設けられることが多い片流れ屋根ですが、最近では一般住宅でも片流れ屋根を導入する方も多くなってきています。片流れ屋根は見た目以外にも特徴があります。まずは片流れ屋根のメリット・デメリットについてご紹介致します。
片流れ屋根のメリット
①お住いがシンプルモダンでおしゃれなデザインにできる
片流れ屋根を導入するメリットの1つとして、お住いがシンプルモダンでおしゃれなデザインにすることができるといった点があります。一方向だけに屋根が傾いている片流れ屋根はシンプルな構造ですのでモダンでお洒落な外観にすることが出来るのです。
②太陽光発電を設置しやすい
片流れ屋根はここ10年以内で需要が増えてきました。その理由の1つには、太陽光発電の設置がしやすい形状であるという理由があります。2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まったこともあり、屋根に太陽光パネルを設置するお住いが増えてきました。片流れ屋根は太陽光パネルを設置して発電するにはおすすめの屋根形状なのです。特に片流れの傾斜面を南向きにすれば日照時間も長めに確保できますし1面の面積が広いのでよりたくさんの太陽光パネルを設置することが可能です。
③室内スペースを広く確保できる
お住まいを片流れ屋根にすることで屋根裏のデッドスペースを比較的少なく、空間を広めに確保することが出来ます。天井を高くとることで室内に開放感が生まれるほか、屋根裏を広くすれば収納にも活用できます。
④構造がシンプルで建築コストを抑えやすい
片流れ屋根はシンプルな構造ですので、新築時の建築コストを抑えることが出来ます。しかしこれは屋根に限る話であり、実際片流れ屋根んすることで外壁の面積が増える為、外壁にかかるコストが上がる場合もあります。高級な外壁材を使用する弧を考える場合はそこも考慮して決めることがお薦めです。
片流れ屋根のデメリット
①雨漏りのリスクが高い
片流れ屋根の最大のデメリットとして他の屋根形状よりも雨漏りが引き起こしやすいというデメリットがあります。片流れ屋根はシンプルで複雑な屋根形状ではない為雨漏りしにくいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。そのため定期的な点検とメンテナンスが必須です。
②強風の影響を受けやすい
他の屋根形状よりも強風による影響を受けやすいです。屋根の形状では傾斜面が増えるほど風による影響は受けにくいとされているため、傾斜面が少ない片流れ屋根は強風による影響を受けやすいのです。
③北側斜線制限のある地域では本来得られるメリットが得られない
地域によっては「北側斜線制限」と呼ばれる制限があります。北側斜線制限とは隣のお住まいの日照を確保するために建築物の高さを制限する決まりの事です。そのため北側斜線制限にある地域で片流れ屋根を導入する際は住宅の高さによっては傾斜の向きを北向きにしなくてはいけない場合もあるのです。そうなると太陽光発電をしやすいというメリットが得られなくなります。
片流れ屋根が雨漏りを引き起こしやすい理由
片流れ屋根が雨漏りを引き起こしやすい理由には構造にあります。特に屋根の頂点にあたる棟の部分は雨漏り発生原因として一番多いのです。
また、屋根面が二面、四面とある屋根であれば雨水は屋根材を伝い雨樋に流され地上へ排水されますが、片流れ屋根の場合は棟で受けた雨水が屋根の裏側を伝い下地と破風板の間からまたは、軒天と外壁の取り合い部分から浸入し雨漏りに発展してしまう恐れがあるのです。また雨樋が軒先側の一か所しか設置されていないのも雨漏りの原因に繋がります。
軒ゼロの片流れ屋根は雨漏りリスクがさらに高まります
軒が短い軒ゼロはスタイリッシュでシンプルなデザインの為惹かれる方も多いかと思いますが、実は軒の短い片流れ屋根は通常の片流れ屋根よりもさらに雨漏りを引き起こしやすいのです。
軒は屋根からの雨漏りを防ぐための役割を持っています。しかし軒が短いころで外壁に雨がかかりやすく外壁からの雨漏りを誘発したり屋根と外壁の取り合いから雨水が浸入し雨漏りを引き起こし訳します。
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は片流れ屋根のメリット・デメリットと片流れ屋根の雨漏りについてご紹介いたしました。実際に片流れ屋根は雨漏りを引き起こしやすいというデメリットがありますが、事前に点検と定期的なメンテナンスを行うことで雨漏りを防止することはできます。街の屋根やさん千葉では片流れ屋根の点検も承っております。また、点検・お見積り・ご相談は無料で承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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