屋根を守る重要な部分鼻隠しとは?鼻隠しの役割と補修をご紹介いたします
更新日 : 2021年08月06日
更新日 : 2021年08月06日
こちらの記事では鼻隠しについてご紹介しております。
おおよそ5分で読むことができます。
お住いの屋根にはそれぞれ部材があり、各名前がつけられています。
その中でも本日は鼻隠しについてご紹介をしていきたいと思います。鼻隠しとは?と疑問に思われる方も多いかと思いますが、鼻隠しはお住いの屋根の部分の中でも重要な役割を担っております。そこで本日は鼻隠しの役割やメンテナンスをご紹介したいと思います。
鼻隠しとは
屋根の軒先に取り付けられている板を鼻隠しと呼びます。
二等辺三角屋根の斜辺になっている端の部分をケラバと呼び、このケラバの端の端、側面の部分を破風と呼びます。破風と鼻隠しはどちらも屋根の先端にあるので混同しやすいのですが、鼻隠しには雨樋が取り付けられており、破風には取り付けられていないため、雨どいの有無でどちらかを判断することができます。
鼻隠しの役割
破風板も鼻隠しも屋根の先端に設けられたもので、その役割はほとんど同じです。基本的には屋内への雨水の浸入や風が屋根内部に浸入することを防いでくれます。
以下は破風、鼻隠しの役割についてです。
・屋根の耐風性向上
屋根は吹きおろしてくる風への耐性はとても強いのですが、下から吹き上げられている風にはとても弱いのです。吹きおろしてくる風は、お住いの柱や耐力壁で支えられますが、吹き上げてくる風には、屋根材の重さと釘や接着剤の固定力だけが頼りになるのです。ですので、破風板や鼻隠しの板があるだけで、屋根を吹き上げるような風を分散することができるのです。
・雨水の浸入防止
台風などの強風時には雨が横からたたきつけるように降ります。そういった場合でも、破風や鼻隠しがあれば屋根と外壁材の隙間から雨水が吹き込むのを防いでくれるのです。
・防火性
現在では木材の使用はほとんどなくなりましたが、昔は耐風性や雨水への対策を考えて破風板や鼻隠しには強度な木材や燃えにくい材質を使用していました。そのため防火性を高める役割があるのです。
・雨樋の取り付け
鼻隠しは雨樋を固定するところとしては最適なのです。
破風板と鼻隠しの材料は共通
上記でも述べたように、昔は鼻隠しと破風板は木材が使用されていることがほとんどでしたが、現在は耐火性や耐久性が重視され燃えにくく、腐食しにくい窯業系サイディングのものが多く使用されています。
ケラバと軒先、似たようなところに設置され担う役割も材料もほぼ同じな鼻隠しと破風板ですが、実は破風板の方が傷みやすいのです。
鼻隠しは雨樋が取り付けられていることで、ある程度直射日光や雨風がかかることが少ないためです。
ですので鼻隠しが傷んでいる場合は、破風板もそれ以上に傷んでいることが多く、定期的に点検やメンテナンスを行うように心がけましょう。
鼻隠しのメンテナンス方法
鼻隠しのメンテナンスや修理方法には以下のようなものがあります。
・再塗装する
最も一般的なメンテナンス方法です。
鼻隠しの材料、木材や金属、窯業などがありますが、それぞれ異なる塗料を使用します。
・板金巻き
鼻隠しの劣化がかなり進行している場合などは板金を巻いて鼻隠しの修理を行います。
・鼻隠しの交換
既存の鼻隠しを交換します。
例として、木材系の鼻隠しであったものを、窯業系の鼻隠しに交換することも可能です。しかし、鼻隠しの交換はかなり大掛かりな工事となりますのであまりおすすめではありません。
間違えやすい鼻隠し・破風・ケラバの違い
鼻隠し、破風、ケラバは全て屋根の側面にあり、混同しやすい場所です。それぞれどの部分を指すのか、特徴をご紹介いたします。
鼻隠し
冒頭でもご紹介した通り、雨樋の下地となる部分が鼻隠しです。屋根を支えている垂木を隠すという役割もあり、屋根を顔に例えるとちょうど鼻の位置にあることから鼻隠しと呼ばれているそうです。
破風
2面で構成されている三角屋根を切妻屋根と呼ぶのですが、その切妻屋根で鼻隠しがない屋根の側面を破風と言います。屋根が風で吹き飛ばされるのを防いでいる部分で、「風を破る」という意味で破風といいます。破風は、4つの面で構成されている寄棟屋根には存在しません。
ケラバ
破風がある部分の、外壁より外側にある屋根をケラバと言います。独特な名前ですが、これは虫の「オケラの羽」から名付けられています。ケラバは、屋根全体と比べると短い部分を指すのですが、オケラの羽も短いため、ケラバと呼ばれているそうです。ケラバも破風同様、寄棟屋根には存在しません。
まとめ
お住いが2階建ての場合は1階部分よりも雨風のあたりが激しい2階部分の方が傷みが出やすい特徴があります。2階部分の鼻隠しや破風板の工事は足場が必要となりますので、他の工事もまとめて一緒に行うことがおすすめです。
街の屋根やさん千葉ではお住いの屋根の工事全般を承っております。
お住いの屋根の点検やメンテナンスは定期的に行うことがおすすめです。定期的な点検やメンテナンスを行わずに長い間屋根の劣化を放置しておくと次第に雨漏りが発生する可能性もたかくなります。
雨漏りが発生すると、お住い内部の腐食やシロアリの発生率が高くなります。そうなると、補修工事費用も高くついてしまいますので気を付けましょう。
街の屋根やさん千葉では、お住いの屋根の点検や工事のご相談、お見積もりを無料で承っております。ご自宅の屋根の点検やメンテナンスをまだ行ったことのない方はお気軽に街の屋根やさん千葉の無料点検をご活用ください。

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