ガルバリウム屋根とは?特徴やメリットデメリットをご紹介
更新日 : 2025年01月23日
更新日 : 2025年01月23日
この記事はガルバリウム屋根についてご紹介しています。
おおよそ5分で読むことができます。
ガルバリウム鋼板は屋根の葺き替え工事やカバー工法などの屋根リフォーム時に使用される屋根材の1つです。しかし中には、ガルバリウム鋼板についてご存じの無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本日はガルバリウム鋼板についての特徴やメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
ガルバリウム鋼板について
ガルバリウム鋼板はアメリカで開発された金属素材になります。別名でガルバ、ガルバニウム、ガルバリウムと呼ばれることもあります。
耐久性に優れているといわれており、トタンにアルミを加えて強くしたものがガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
下記はガルバリウム鋼板についてのメリットになります。
・耐久性が高い
お住いの中でも屋根や外壁は1年を通して紫外線や雨、風に晒され続けているため、耐久性に優れていることが大切です。
ガルバリウム鋼板は亜鉛鉄板の犠牲防食機能とアルミの長期耐久性を伏せ持っているため、トタン屋根に比べて数倍の耐久性を誇るのです。
また、加工が容易なため、様々な場所で使用することができます。
積雪の多い地方でも大雪に耐えることが可能で、酸性雪や酸性雨など海岸沿いの地域でも安心して使用できるほどの耐久性ももっています。
しかし、錆びないということはありませんので必ず定期的な点検とメンテナンスが必要です。
・耐熱性、耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は鋼板の上に「亜鉛43%・アルミ55%・シリコン1.6%」の合金層があるため、熱に強く従来の亜鉛鉄板よりも耐熱性に優れています。
またガルバリウム鋼板は、1~3㎜程度と非常に薄い素材で、日本瓦と比べるととても軽い屋根材になります。
そのため地震などの揺れに強く耐震性が高いのです。
・加工しやすい
上記でも少しご紹介いたしましたが、ガルバリウム鋼板はメッキ層が柔らかいため複雑な形状に折り曲げが可能です。そのため、様々な形状の屋根に対応することが可能なのです。
ガルバリウム鋼板のデメリット
上記ではガルバリウム鋼板のメリットについてご紹介いたしました。
続いてはガルバリウム鋼板のデメリットについてご紹介したいと思います。
・断熱性が低い
瓦やスレートなどの屋根材には屋根材自体に断熱性がありますが、ガルバリウム鋼板は金属であるため素材自体に断熱性能がないのです。
そのため、屋根材の下や屋根裏に断熱材を加工する必要があります。その場合は断熱工事費用などがかかってしまいます。
・防音性が低い
ガルバリウム鋼板は金属素材なので、瓦やスレートと比較すると防音性に劣ってしまいます。
対策としては防音材を下地に設置するなどがありますが通常の工事よりも費用が高くなってしまいます。
・勾配がない屋根には不向き
雨などでガルバリウム鋼板の上に水たまりができてしまった場合浸水の恐れがあります、そのため勾配の無い屋根や陸屋根は不向きになります。
ガルバリウム鋼板の屋根にしたい場合は勾配のある屋根にしましょう。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス
上記でもご説明したようにガルバリウム鋼板は金属の中でも錆びにくい素材です。しかし、絶対に錆びないというわけではもちろんありません。
ご家庭でもできるメンテナンスとしては、水をかけてあげることです。屋根の場合は欠けられる範囲だけでもかけておくと良いです。
しかし、定期的に水で汚れなどを落としても経年劣化によりサビなどが発生してきます。
ですので、必ず定期的に専門の業者に点検や必要なメンテナンスを行ってもらうようにしましょう。
耐用年数の高いガルバリウム鋼板ですが、錆びや色褪せ、色落ち、屋根材などの浮きなどが確認された場合には、塗装や屋根葺き替え、カバー工法を検討するようにしましょう。
ガルバリウム鋼板屋根はこんな方におすすめ!
・耐震性を求める
ガルバリウム鋼板のメリットでもご紹介した通り、とても軽量です。瓦屋根が1㎡あたり約60kgであるのに対し、ガルバリウム鋼板屋根は1㎡あたり約6kgと軽量なため、他の屋根材に比べると耐震性に優れています。日本は地震の多い国ですので、耐震性を求める方にはおすすめの屋根材です。
・耐久性を求める
ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は25〜30年と言われており、耐久性に優れています。
・維持費を抑えたい
ガルバリウム鋼板屋根の初期費用はスレート屋根に比べると高いですが、高耐久なためメンテナンス頻度や維持費は抑えることができます。また、上記でご紹介した通り耐用年数も長いので、コストパフォーマンスの良い屋根材かと思います。
・見た目をスタイリッシュにしたい
ガルバリウム鋼板屋根は凹凸がなく、フラットな印象を与えます。そのためお住まいをスタイリッシュな見た目にしたい方にはおすすめです。
・屋根カバー工法で屋根のリフォームをしたい
耐用年数が過ぎ、劣化が進んだスレート屋根やアスベストを含んだ屋根をリフォームしたい方には、ガルバリウム鋼板屋根材での屋根カバー工法がおすすめです。屋根カバー工法は現在の屋根の上に新たに屋根材をかぶせる工事なのですが、廃材がでないので費用を抑えることができます。
おすすめのガルバリウム鋼板屋根材
横暖ルーフ
横暖ルーフは遮熱性と断熱性の両方を兼ね備えているため、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごすことができます。表面には遮熱塗料が塗られており、その下には硬質ウレタンフォームの断熱材、さらにその下に輻射熱を反射するアルミラミネートで形成されているため、遮熱性と断熱性を発揮します。また、金属屋根のデメリットでもある遮音性については、硬質ウレタンフォームが音を吸収するため、雨音がささやき声程度にしか聞こえません。
スーパーヒランビーきわみ
金属屋根材は屋根葺き替え工事と屋根カバー工事のどちらにも施工できます。「屋根を軽くしたい」「カバー工事で屋根を二重にして断熱性を高めたい」という方におすすめな屋根材の一つがスーパーヒランビーきわみです。大手鉄鋼メーカーJFEが製造するJFEカラーGL鋼板を使用しているため、軽さ・遮熱性・断熱性・遮音性・耐食性・耐久性に優れています。カラーは茶・いぶし銀・黒があり、どれもシックでクールな印象を与えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、本日はガルバリウム鋼板についての特徴やメリット、デメリット、メンテナンスについてご紹介いたしました。
一般的にスレート屋根のお住いが多いですが、ガルバリウム鋼板の屋根も耐震性の高さなどから使用されている屋根材です。
ガルバリウム鋼板が金属屋根の中でも耐久性の高いといわれる屋根材ですが、定期的に塗装などのメンテナンスは必須です。
また、塗装でのメンテナンスにも限界があります。必要な場合は屋根葺き替え工事や屋根カバー工法も検討しましょう。
街の屋根やさん千葉では屋根の点検や必要な工事のご提案、お見積もり、屋根に関するご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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施工内容
屋根カバー工事 その他の工事
使用材料
屋根:アイジー工業 スーパーガルテクト 戸袋:ガルバリウム鋼板
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すぐにお問合せしました。
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
ホームページから何となく信頼できることが伝わってきたため。
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
藤崎様にいろいろご対応いただき、とても信頼できると感じました。