谷板金の劣化が雨漏りを呼ぶ?瓦屋根で起こりやすいトラブルと対策
更新日 : 2025年10月23日
更新日 : 2025年10月23日
瓦屋根の雨漏りの原因として意外と多いのが、谷板金(たにばんきん)の劣化なんです。
谷板金は、屋根の谷部分に設置されている金属板で、雨水をスムーズに流す大切な部材です。
もしこの部分が錆びたり穴が開いたりすると、屋根下地に水が入り込み、雨漏りの原因になることも。
今回はそんな谷板金について、役割や劣化のサイン、交換のタイミングまでわかりやすく解説いたします!ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
瓦屋根に欠かせない「谷板金」とは?役割と重要性を解説

DSC_6920
瓦屋根の形状は、屋根面と屋根面が交わる「谷」と呼ばれる部分があります。
この谷部分に取り付けられているのが谷板金(たにばんきん)です。
谷板金は、屋根に降った雨水をスムーズに流し、外壁や屋根内部へ水が侵入しないようにする重要な役割を持っています。
屋根の中でも谷は雨水が最も集中する部分のため、谷板金の劣化や損傷は雨漏りのリスクを高めてしまいます。
見た目では瓦屋根の一部のように見えますが、実際には屋根の防水の要となる部材なんですよ(^^)/
谷板金が劣化するとどうなる?放置すると起こるトラブル
谷板金は金属製のため、長年の風雨や紫外線の影響で錆びや腐食が進行します。
特に昔の住宅で使われている銅板やトタン製の谷板金は、経年劣化により穴が開いたり、継ぎ目から水が染み出したりすることもあります。
このような状態を放置してしまうと、谷部分から雨水が屋根下地や天井裏に侵入し、雨漏りや木材の腐食につながることも(>_<)
さらに、瓦の下にある防水シート(ルーフィング)まで傷んでしまうと、補修ではなく全面交換が必要になるケースもあるため、早めの点検が大切です。
谷板金の劣化サインをチェック!こんな症状が出たら要注意
谷板金のトラブルは屋根の上にあるため気づきにくいですが、以下のような症状が見られたら注意が必要です。
-
谷部分の瓦がずれている、または割れている
-
谷にゴミや落ち葉が溜まり、水の流れが悪くなっている
-
室内の天井や壁にシミやカビが出ている
-
雨が降ったあと、谷部分からポタポタ音がする
これらの症状は、谷板金が劣化しているサインです。
特に錆が見られる場合は、金属が薄くなっていることが多く、雨漏りの前兆といえます。
自分では確認が難しい場所なので、専門業者に屋根の点検を依頼するのがおすすめです(^^♪
谷板金の交換・補修で雨漏りを防ぐ!メンテナンスのタイミングとは
谷板金の耐用年数は素材によって異なりますが、おおよそ20~30年が交換の目安です。
特にトタンや銅板からガルバリウム鋼板へ交換することで、錆びにくく長持ちする屋根へ改善できます。
交換の際は、谷板金だけでなく周囲の瓦も一時的に取り外す必要があります。そのため、瓦のずれや割れなども同時にチェックしてもらうと効率的です。
「最近、谷部分が気になる…」という方は、雨漏りする前に点検を受けておくと安心ですよ(#^^#)
まとめ
瓦屋根の谷部分を守る谷板金は、見た目以上に重要な存在です。
錆びや腐食を放置すると、雨漏りや下地材の劣化につながってしまいます。
特に築20年以上のお住まいでは、早めの点検とメンテナンスが安心です。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思っていても、谷板金のトラブルは突然発生することがあります。
大切なお住まいを守るためにも、定期的な確認をおすすめします(^^♪

関連動画をチェック!
瓦屋根の雨漏り原因とは?屋根の構造をもとに詳しく解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。

瓦屋根工事に関連する新着ブログ

瓦屋根のメンテナンス方法を詳しく解説!点検のポイントと長持ちさせるためのコツ

モニエル瓦の特徴と長持ちさせるメンテナンス方法|劣化サインと塗装のポイント

瓦屋根を守る葺き直し工事|タイミングから流れまで徹底解説
