雨漏りが発生しやすい谷板金の施工手順や費用を解説
更新日 : 2024年11月01日
更新日 : 2024年11月01日
屋根の板金部分は雨漏り原因になりやすく、中でも注意したいのが谷部分に設置されている谷板金の状態です。
屋根の谷は雨水が集中しやすいため、必然的に雨漏り発生原因となりやすいのです。
そこで今回は、そんな谷を守っている谷板金の役割や交換の施工手順について詳しくご紹介していきたいと思います!
谷板金の役割
谷板金は屋根のどこにある?
谷板金は屋根の谷と呼ばれる部分に設置される重要な部材です。
屋根の谷とは、2つの屋根面が交差する部分の凹んだ箇所を指します(^▽^)/
多くの屋根では屋根面がぶつかり合う位置は山折りのようになっており、その部位を「棟(むね)」と呼びますが、ドーマーがあったり複合タイプの屋根の形状では凹んだ箇所も出てきます。
そのため、棟に設置されている板金は「棟板金」、谷とされている箇所では「谷板金」と分けられているのです(*^^)v
谷板金は雨水を集めて流す
谷板金は雨水が流れる谷に設置されており、雨水を適切に受け止める役割を果たしています。
屋根の形状によって異なりますが、谷板金は雨漏りを防ぐために欠かせません。
屋根に降りかかった雨水は凹んでいる位置に集中します。
雨水が集まりやすい位置は必然的に建材の劣化や雨漏りの可能性が高まりますので、それらを抑えるために板金を設置しているのです。
谷板金が流れてきた雨水を受け止め、雨樋へと適切に排水を行います(*^^)v
屋根上での雨樋のような役割を果たすことから、「谷樋(たにどい)」と呼称することもあります。
谷板金が適切に設置されていることで防水性能が向上し、お住まいを雨漏りから守ることができます。
谷板金は雨漏り原因となりやすい
谷板金は屋根の中でも特に雨漏りが発生しやすい部位の一つとされています。
雨水が集中する箇所ですので、どうしても屋根内部へと流れ込みやすいのです(-_-;
谷板金の劣化症状
谷板金は金属製ですので、主な劣化症状は錆による穴の発生です。
谷板金の下には防水シートが敷いてありますので、穴が開いたとしてもすぐに屋根裏やお部屋まで雨水が入り込むことはありません。
しかし、その防水シートも傷んでくると雨水を遮断しきれなくなり、やがて建物内部に水漏れが発生してしまいます(>_<)
そのため、谷板金の状態が悪い場合は早めの交換が必要となります。
谷板金交換の施工方法
まず、古い谷板金を撤去し、下地の状態を確認します。
必要に応じて下地の修理や補強を行い、新しい谷板金を設置します。
雨漏りが発生している場合には防水シートが傷んでしまっているため、基本的にはそちらも交換となります。
新しい谷板金の設置です。
谷板金はステンレスや銅製、ガルバリウム鋼板製などがあり、状況に応じて最適なものを選択します(^▽^)/
※写真の谷板金はカラーステンレス製です。
最後に、交換のために取り外していた瓦を葺き直して工事が完了となります。
谷板金交換工事の相場
谷板金交換の費用相場としては、税込66,000円~132,000円となっております(^▽^)/
下地の補修や交換する谷板金の長さなどで費用は異なってきますので、もし交換をご検討されている場合にはお気軽に無料の見積もり作成をお申込みいただければと思います!
私たち街の屋根やさんでは、谷板金交換を始めとした瓦屋根の修理・リフォームに多くの施工実績があります(*^^)v
その中で谷板金の交換を行った事例をいくつかピックアップいたしましたので、リンク先の工事解説をぜひ参考にしてみてください!
・雨漏りの原因となっていた銅製谷板金(6.1m)の交換工事の施工事例
・別業者の点検時に判明した谷板金の傷みを交換工事で解消した施工事例
・谷板金交換工事での雨漏り解消を行った施工事例
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
瓦屋根の雨漏り原因とは?屋根の構造をもとに詳しく解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。