スレートへの屋根カバー工法の費用は?塗装とカバー工法のどちらを選択するべき?
更新日 : 2024年08月13日
更新日 : 2024年08月13日
新築での使用屋根材のシェア率トップは金属屋根となりましたが、従来までトップだったスレート屋根もまだまだ住宅の屋根に広く普及している種類の屋根材となります。
そんなスレート屋根のメンテナンスとしてよく比較される「屋根塗装」と「屋根カバー工法」は、どちらを選択するのが正解なのかで悩まれがちなポイントとなる為、本記事でそれを決めるための必要な知識・情報をお伝えしたいと思います!
スレート屋根に塗装が必要な理由
まずは、スレート屋根に屋根塗装がなぜ欠かせないのか、その理由をご紹介したいと思います(^▽^)/
住宅に使用される化粧スレートはセメントと石綿を主成分として形成された屋根材で、素材そのものに撥水効果がないため防水性はゼロに等しいという特徴があります。
そのため製造時点でスレートの表面には塗料による塗装が施され、雨水を弾くための防水性や紫外線による劣化を防ぐための耐候性を高めているのです。
この塗装が劣化すると防水性が失われますので、屋根材が水分を吸収しやすくなります(-_-;
水分の浸透がもたらす影響は甚大で、スレートのひび割れや反りといった傷みの症状が現れ、そういった箇所から雨水が屋根内部に入り込みやすくなることでより一層劣化が進むようになってしまいます。
そのため、スレート屋根の塗装は美観の維持へ意識が向きがちではあるのですが、屋根の耐久性を保つためにも重要だという事を覚えておいてください(*^^)v
特に、初期塗装が劣化するとされている施工から10年前後には再塗装が推奨され、スレート屋根の耐候性や耐久性を長く持続させることが求められるのです。
スレート屋根へよく行われるカバー工法とは?
屋根塗装によるメンテナンスの重要性をお伝えいたしましたが、適切なタイミングで塗り替えを行っていたとしても、経年劣化によるスレート屋根の傷みは避けることができません(-_-;
そこで必要になるのが、屋根を新しくするというリフォームです(^▽^)/
スレート屋根のリフォームには主に2種類の工法が存在し、今回は選ばれることが多い「屋根カバー工法」について内容やメリットをご紹介いたします!
スレート屋根へのカバー工法とは?
カバー工法は既存のスレート屋根の上に防水シートと新しい屋根材を重ねる施工方法で、重ね葺きやカバールーフとも呼ばれています。
この工法では既存のスレート屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねるため、葺き替え工事よりも工期が短く、費用も抑えられることが特徴であり大きなメリットと言えるでしょう(^▽^)/
特にガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材を使用することで、新規屋根を被せることによる大幅な重量増加を回避しつつ、断熱性や遮音性、防水性の向上が図れるのです。
関連ページ:屋根カバー工法に最適な屋根材、ガルバリウム鋼板製の金属屋根材とは?
屋根カバー工法の費用相場はどれくらい?
先ほども触れましたが、屋根カバー工法は古い屋根材の撤去が不要なため、廃材処理費用や人件費がかからず、コストパフォーマンスに優れています。
特にアスベストを含むスレート屋根だった場合、撤去時の作業や処分費用がノンアスベストの屋根材に比べて高くなりますので、そういったコストが掛からない屋根カバー工法は選択されやすいのです。
スレート屋根における屋根カバー工法の相場は、30坪ほどの戸建て住宅の場合でおよそ80万円~150万円程となります!
塗装とカバー工法のどちらを選択するべき?
以上のように、スレート屋根では屋根塗装とカバー工法を始めとしたリフォームの2パターンの工事が選択肢に挙げられます(^▽^)/
スレート屋根のメンテナンスにおいて、塗装とカバー工法のどちらを選択するかは屋根の状態によって判断することがベストです(^▽^)/
スレート屋根材がまだ健全である場合にはリフォームは不要ですので、屋根塗装が適しています。
ただし、築年数やスレートの使用年数からみてそろそろ屋根材が寿命かもしれない場合には、数年以内にリフォームが必要になり塗装の費用が若干無駄になってしまいますので、少し早めにカバー工法や葺き替えを選択することも検討していただきたいところです。
こうした判断は実績が豊富で信頼できる業者の診断の元、ご自身の希望を伝えつつ相談してみることで、必要な工事が見えてくることがほとんどです(*^^)v
カバー工法がオススメな場合と注意ポイント
一方でカバー工法は、既存の屋根材の劣化が進行している場合というように、塗装でそれ以上長持ちさせることが見込めない状態において有効な工事です。
注意点として、屋根カバー工法は屋根下地の状態によっても行えるかどうかの判断が必要になります。
例えば雨漏りが確認できている場合、スレート屋根を支えている重要な野地板が既に浸水の影響で腐食している可能性が高く、屋根を被せることによる負荷を避けるために葺き替え工事をご提案することもあるのです(-_-;
こうした最終的な選択は、屋根の現状評価と将来的なメンテナンス計画を考慮し、専門業者の意見を参考にすることが重要です。
塗装とカバー工法のメリットとデメリットをよく理解した上で最適な方法を提案してくれる業者に工事を任せるようにすれば失敗するリスクはほとんど減らせるはずです。
そのためには相見積もりで複数の会社の意見や判断を聞き、金額や担当者の対応などを比較しつつ信頼できるかどうかを比べてみることがおすすめです(*^^)v
ではここからは、実際に街の屋根やさんのスタッフがお客様からご相談いただき、スレート屋根の調査にお伺いして工事をご提案した事例についてご紹介させていただきます!
船橋市三咲で年数を経過したスレート屋根のメンテナンス方法についてのご相談
船橋市三咲で1階屋根のスレートの劣化が気になってきたとのご相談から、先ずは状況確認の為、無料点検調査にお訪ね致しました。
大屋根の方は数年前に全体的なカバー工事を行われている様でしたが、こちらの下屋根についてはその際にお手入れの方はされていない模様です。
スレート屋根の無料点検調査
築30年は経過しており、これまで屋根の塗装は一度行われましたが、それからは特にメンテナンスはされず、現在に至っているとのお話しでした。
塗装については、やはり10年以上経過していくと表面塗膜も劣化してしまい、その状態の維持は困難になります。
屋根の再塗装かその他の施工法か
ですので、この機会に屋根の再塗装を行う事もメンテナンスの一つの方法となります。
しかし、若干年数を経過している面を考量するとその他の方法も検討材料となり得ます。
特にこの棟板金は釘抜けも生じている事から、塗装だけでは問題の解消にはなりません。
板金関係の固定強化が必要です
壁際の雨押え板金も同様です。
要はこれだけ年数を経過していると、下地の貫板が弱っている事が想定され、釘抜けを来たし易くなっているので、塗装だけでは無くこれらのメンテナンスも必要となる訳です。
屋根のカバー工事について
これらの点を勘案すると、屋根の再塗装よりも全体的なカバー工法によるメンテナンスが耐久性の面やコスト的にも有効な手段に繋がります。
考え方として、屋根の塗装になると数年以内でお手入れを行う必要性が生じるので、そのサイクルが若干慌ただしくなってしまうと言う事です。
屋根カバー工事でご提案
この記事全体でお伝えしてきているように、屋根塗装と屋根カバー工法は屋根のお手入れ方法として比較されることがあります。
屋根塗装は表面を塗装することで防水性を高める方法ですが、屋根カバー工法は既存の屋根に新しい屋根材を被せる方法です。
屋根カバー工法の方が屋根塗装よりも耐久性が高く、効果的なお手入れ方法と言えます。
屋根カバー工法のメリットの一つは、工期が短いことでしたね(^▽^)/
屋根塗装や葺き替えよりも短い工期で施工できるため、作業期間中に普段とは違った環境で生活しなければならないというストレスや不安を軽減することができます。
また、工期が短いことは人件費も少なくなるため、費用も比較的お安く抑えられるという利点もあります(*^^)v
さらに、屋根カバー工法は廃材が少なく済むため、環境にも配慮した方法と言えます。
工期が短く、廃材が少ないため、コストも抑えられるという点も重要です。屋根の重量がプラスされるため、軽量な屋根材を選ぶことも大切です。
屋根カバー工法は屋根の全ての問題を解決することはできませんが、耐久性やコスト面、環境への配慮など多くのメリットがあります。
屋根のお手入れ方法を考える際には、屋根カバー工法も選択肢の一つとして検討する価値があるでしょう。
私たち街の屋根やさんでは、この様な観点からお客様により良いメンテナンスに繋がる様、お話しさせて頂きご提案致しております。
今回は下屋でしたが、メインの屋根へ塗装やカバー工法を行う場合には足場が必要となります。
その足場を活かせば外壁の塗装も同時に可能ですので、屋根工事と合わせて外壁塗装もご検討いただければ、足場代はまとめつつ両方のメンテナンスを行うことができ満足度の高い工事が行えるため非常にオススメです(*^^)v
今回の記事で解説した施工方法以外にも幅広いお住いの工事に対応しており、どんなご依頼でもお見積もり作成は無料で承っておりますのでご安心いただければと思います!
皆様も屋根のお手入れの事でしたら何なりとご相談下さい!
船橋市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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施工内容
屋根カバー工事 その他の工事
使用材料
屋根:アイジー工業 スーパーガルテクト 戸袋:ガルバリウム鋼板
屋根カバー工事を行ったお客様の声一覧
屋根カバー工法をご検討中、習志野市袖ケ浦のお客様アンケート
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
こけが目立つようになったから
Q3.弊社をどのように探しましたか?
web エリアで工事業者探した。
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐ問い合わせした。実績や費用が不安
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
現在失業中のため、良い機会と思ったから
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
わかりやすく説明してくれた。