結露による水漏れなどでお悩みの方へ、結露対策の換気棟をご紹介
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
冬になると発生する結露にお悩みの方も多いのではないでしょうか。この結露の発生を対策できる換気棟をこの記事ではご紹介していきたいと思います。換気棟は屋根の一番高い部分にある棟に通気機能を持たせ湿気や熱気を排出できるようにしたものです。暖かい空気は上昇するという自然現象を利用したもののため電気代やランニングコストをかけずに快適に生活することが出来ます。
冬場に発生する結露は小屋裏換気で解決
冬場になると窓ガラスやサッシの枠に結露が発生して常に雑巾が手放せなくて困る、結露の水漏れで柱や木部が変色してしまったといったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。また、夏場になると日当たりが良いせいか2階の室内が暑くて冷房がなかなか効かない、光熱費があがってしまい困っているといったお悩みも実は原因は屋根裏(天井裏・小屋裏)にあるのをご存知でしょうか。
冬場の場合
お部屋で暖められた空気や湿気は上へ上へと昇っていきそして天井に到達します。天井は空気や湿気を通す構造になっているので暖められた空気がそこを抜け断熱材に達します。断熱材も空気や湿気を通す構造になっているので暖められた空気や湿気はそこを通過していき断熱材の層が終わりに近づいてくると徐々に冷やされ始めてくるのです。断熱材を抜けた途端空気と湿気は一気に冷やされ飽和水蒸気量の限界を超え、これまで気体であった湿気は途端に液体の水へと変化し結露になるのです。
夏の場合
屋根材にもよりますが炎天下の屋根の表面温度は80℃にもなるといわれています。断熱性能が高い屋根材としてあげられる瓦は表面を触るとやけどするほどの温度になっています。断熱材と一体となっている金属屋根材も断熱性能が高いと言われていますが、こちらも表面温度はとんでもないことになっています。瓦の金属屋根材も裏側に温度を伝えづらいだけであって、表面はやけどするレベルの温度なのです。基本的に物体は熱伝導によってその物体自体が同一温度になろうとする性質を持っています。途中の熱損失を除けば断熱性の高い素材であっても同じ温度になろうとします。炎天下の屋根の表面温度が80度に達する場合野地板の温度は実測で60℃程だそうです。屋根裏の広さにもよるのですが天井と断熱材を隔てているとはいえ60℃、一方でお部屋のエアコンの設定温度は27℃程度ですのでこれではエアコンの効きも悪くなってしまうのは当然なのです。
※飽和水蒸気量とは
空気に含まれっている水蒸気の量の限度を指します。「湿度○%」で表されることが多いです。気温が高ければ高いほど、空気中に含有される水蒸気の量は増え、飽和水蒸気量を超えた場合、超えた分は水蒸気という気体から水という液体へ変化し、雨という気象現象が発生します。屋内では窓やサッシ枠から暖かい空気が外へ逃げていくため、温度低下に伴い飽和水蒸気量に達しやすいのです。
結露が発生する仕組みとは
結露は飽和水蒸気量の関係で発生します。温度が外部に逃げやすい窓ガラス、サッシの金属部分ではお部屋の温度に比べて低くなりがちなので結露を発生しやすくなります。小屋裏においては頂点の部分の他北風が当たる部分、耐震性を高めるためにつけられている金属性の筋交い部分などで発生しやすくなっています。
湿気と暑い空気を換気棟で排出
湿った空気や暑い空気を外に排出できれば、室内の温度上昇や結露などの悩みは解決されますよね。そこで解決するのが換気棟による小屋裏換気です。具体的には屋根のてっぺんである棟部分に通風孔のある換気棟を設置しそこから湿気と暑い空気を排出させます、
暖かい空気は上昇するという自然現象を利用した仕組みのため、電気代などのコストは一切かかりません。維持費用は一般的な棟板金とほぼ同じになります。ですので棟板金の交換工事をお考えの方はぜひ換気棟も検討されてみてはいかがでしょうか。
遮熱塗料、断熱塗料でさらに快適性能の向上
夏場の暑さを防ぐ人気の塗料として遮熱塗料や断熱塗料があります。これらはお部屋の温度を下げてくれるという優れもので、夏場室温があがってしまいエアコンが手放せない、光熱費が高くついて困るといった方にとてもおすすめです。遮熱塗料や断熱塗料と上記でもご紹介した換気棟を組み合わせたら、さらに快適性能が上がります。また、断熱塗料の場合はお部屋を暖房にした時にも小屋裏との気温差ができにくくなりますので結露の量が減りに期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は結露や夏場の室内の温度の原因とその対策、換気棟についてご紹介いたしました。換気棟は特別な維持費用もかからず、また結露の対策や夏場の室内の温度上昇を防ぐこともできエアコンの節約にもつながります。
街の屋根やさん千葉では換気棟についての工事やご相談も承っております。現在棟板金交換をお考えの方や結露、室温でお悩みの方はぜひご検討してみてください。

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