棟板金の交換が必要なサインとは？費用感と工事の流れを解説
更新日 : 2025年08月08日
更新日 : 2025年08月08日
屋根のてっぺんに取り付けられている「棟板金（むねばんきん）」。
普段目にする機会は少ないですが、雨風から住宅を守るうえで非常に重要な役割を担っています。
この記事では、棟板金の劣化や破損のサイン、交換工事の流れや費用感、そして業者選びのポイントまで詳しく解説します。
屋根リフォームや雨漏り対策を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
棟板金とは？役割と設置場所
棟板金とは、屋根の頂点（棟部分）に取り付けられた金属製のカバー材です。
主にスレート屋根や金属屋根で使用され、屋根材のつなぎ目を保護して、雨水の浸入や風の影響を防ぎます。
金属製（ガルバリウム鋼板など）で作られており、見た目には細く控えめですが、屋根の防水性を保つうえで欠かせない部材です。
棟板金の劣化や不具合のサイン
棟板金は、日々の風雨や紫外線にさらされているため、10年〜20年ほどで劣化が進みます。
以下のような症状が見られたら、交換を検討しましょう。
板金の浮きやはがれ
強風や釘の緩みによって、板金が浮いたり外れたりします。
釘抜け・ビスの緩み
経年で貫板（ぬきいた）が劣化し、固定力が低下します。
板金が不安定になり飛散しやすくなります。
放置するとどうなる？雨漏り・構造劣化のリスク
棟板金の不具合を放置すると、雨水が棟の内部に入り込み、下地の貫板や野地板が腐食していきます。
これにより、以下のような深刻なトラブルが発生します。
・雨漏りの発生
・屋根内部の構造材の腐食
・室内の天井や壁のカビ・シミ
棟板金交換のタイミングと目安
一般的に、築10年〜15年が交換の目安とされています。
ただし、地域の気候や屋根の形状によっても異なるため、定期的な点検をおすすめします。
棟板金交換の工事内容と流れ
棟板金の交換工事は、一般的に以下の手順で進みます。
・既存の棟板金の撤去
・貫板（下地）の交換
・新しい棟板金の取り付け
・コーキング処理
※工事期間は1日〜2日程度が一般的です。
棟板金交換の費用感
街の屋根やさんでは、1mあたり6,000円～で棟板金工事をご案内しています。
使用する素材や棟の形状などによって金額が前後します。
ご自宅で交換工事を行った場合にどのくらいの費用が掛かるか知りたい方は、お問合せフォームよりお問合せいただくかフリーダイヤルまでお電話ください。
信頼できる業者の選び方
棟板金の交換は、屋根の状態に合わせて的確な診断と丁寧な施工が求められます。
以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。
・現地調査をしっかり行う
・写真付きでわかりやすい見積書を提示してくれる
・屋根工事の専門業者である
・無理な営業をしてこない
特に注意したいのが、「訪問営業」です。
不安をあおって高額な工事を迫る悪質業者も存在するため、慎重に選びましょう。
まとめ：棟板金の劣化は放置せず、早めの点検・交換を！
棟板金は、屋根の中でも特に風や雨にさらされやすく、劣化しやすい部分です。
劣化を放置すると、雨漏りや構造材の腐食など、家全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
「築10年以上経っている」「台風後に気になる症状がある」という場合は、早めに屋根の専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
記事内に記載されている金額は2025年08月08日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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