台風シーズン直前!瓦屋根の飛散防止対策とチェックポイント
更新日 : 2025年08月15日
更新日 : 2025年08月15日
日本の住宅では、瓦屋根の家が多く見られます。
台風の季節になると、強風によって瓦が飛散し、近隣住宅や車、家財に被害を与えることがあります。
場合によっては人的被害につながることもあり、瓦屋根の事前対策は非常に重要です。
本記事では、瓦屋根の飛散リスクを把握し、専門業者による点検・補修を通じて台風に備える方法をご紹介します。
瓦屋根の飛散リスクを高める要因
瓦屋根の飛散リスクは、いくつかの要因によって高まります。
経年劣化による瓦のズレや浮き
長年の使用で瓦がわずかに浮いたりズレたりすると、強風により簡単に飛散する可能性があります。
特に屋根の端部や棟部分は要注意です。
棟瓦や漆喰の劣化・剥がれ
棟瓦を固定する漆喰が劣化していると、瓦の固定力が低下します。
剥がれやひび割れは台風時に大きな飛散リスクとなります。
台風前に行うべき瓦屋根の点検ポイント
瓦屋根の状態を把握することは、飛散防止の第一歩です。
屋根の上の点検は、自身で行うには危険が伴う上、いざ自分で点検できたとしても状態が悪いかどうかの判断はとても難しいと思います。
そんな時に利用したいのが、専門業者による無料点検です。
多くの屋根業者が屋根点検を無料で行うサービスを行っているので、ぜひ活用してみて下さい。
もちろん、街の屋根やさんでも無料点検を実施しているので、住まいの屋根に不安がある方はお気軽にご相談ください。
台風シーズンが近づくほど混雑が予想されますので、早めの相談をおすすめします。
屋根点検では、以下のような項目について点検を行います。
・割れや欠けた瓦の確認:破損した瓦は強風で飛散しやすいため、交換が必要です。
・瓦の浮きやズレのチェック:風に弱い部分を重点的に確認します。
・棟瓦や漆喰の状態確認:漆喰が剥がれている場合は補修が必要です。
・雨樋や固定部品の確認:瓦を固定する金具や下地の状態を確認し、腐食や緩みがないかチェックします。
点検後、劣化や老朽化している部分があった場合は、業者から報告があります。
修理方法や緊急度、費用についても確認しておきましょう。
瓦が飛散した時の責任問題について
冒頭で飛散した瓦が近隣住宅や車、家財などに被害を与えてしまう可能性について言及しましたが、こうした事態が発生した場合の責任問題についてもよく考えておく必要があります。
基本的に、自然災害による被害で損害賠償などに問われる可能性はあまりありません。
しかし、経年劣化を放置していた場合など、自然災害だけが原因ではないと考えられる場合には損害賠償請求を受けることもあります。
自然災害以外にも、近隣住民との屋根のトラブルは意外と数が多く、個人間で迅速で穏便な解決を目指すのは難しい場合があります。
もしあなたがこうしたトラブルに遭った場合には、こじれる前に弁護士などに相談するのが良いでしょう。
台風被害にあいやすい瓦屋根の特徴
一口に瓦屋根といっても、台風被害にあいやすい屋根とあいにくい屋根があります。
2001年に台風や地震に強くなるように「ガイドライン工法」という施工方法が制定されました。
このガイドライン工法が発足する前に建てられた瓦屋根が瓦同士がしっかりと緊結されていないことが多く、地震や台風で被害が出やすくなるので注意が必要です。
まとめ
瓦屋根の飛散は、台風による被害の中でも特に危険なトラブルのひとつです。
割れや浮き、棟瓦や漆喰の劣化など、屋根の状態を専門業者に点検してもらい、必要な補修を行うことで、家族や近隣の安全を守ることができます。
台風が来る前に、早めの準備を心がけましょう。

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