台風被害の棟瓦をどう直す?セメント瓦屋根の棟瓦取り直し工事事例





工事のきっかけを伺いました!

担当:谷
袖ケ浦市福王台にお住まいのお客様より、「台風のあと、屋根の先端部分が欠けて見える」とご相談をいただいたのが今回の工事のきっかけです。
ご自宅の棟瓦が数枚落ちていたそうで、ご自身で確認できるほどの損傷だったことから大きな不安を抱えていらっしゃいました。
インターネットで複数の業者を比較される中で、工事内容を詳しく掲載している点を評価してくださり弊社へお声がけをいただいたとのことです。
屋根材はすでに生産が終了している「セメント瓦」。
交換用の瓦が入手できないことを知ったお客様は、当初「屋根全体を工事しなければならないの?」と心配されていました。
現地調査の結果、棟部分のみの補修で負担を抑えられることをご説明させていただき、安心して工事をお任せいただくことになりました。
ご自宅の棟瓦が数枚落ちていたそうで、ご自身で確認できるほどの損傷だったことから大きな不安を抱えていらっしゃいました。
インターネットで複数の業者を比較される中で、工事内容を詳しく掲載している点を評価してくださり弊社へお声がけをいただいたとのことです。
屋根材はすでに生産が終了している「セメント瓦」。
交換用の瓦が入手できないことを知ったお客様は、当初「屋根全体を工事しなければならないの?」と心配されていました。
現地調査の結果、棟部分のみの補修で負担を抑えられることをご説明させていただき、安心して工事をお任せいただくことになりました。

担当:谷
- 施工内容
- 瓦屋根補修工事 棟瓦取り直し
- 築年数
- 約30年
- 平米数
- 施工期間
- 2日
- 使用材料
- なんばん漆喰・補強金物
- 費用
- 約60万円
- ハウスメーカー
- 保証
台風のあと、屋根の先端部分が欠けて見える…そんな違和感から「棟瓦の落下」を発見されるケースも多いです。
今回ご相談いただいた袖ケ浦市のお住まいも、強風の影響で棟が複数破損していました。
しかも屋根材はすでに生産終了のセメント瓦です(>_<)
どのように復旧したのか、調査から施工までの流れを詳しくご紹介します。
棟瓦の落下とセメント瓦の状態

台風による被害ということで、まずは棟周辺の状況を重点的に確認しました。
棟瓦は複数破損しており、落下した部分からは内部の下地が見えてしまっています(>_<)
また、屋根に使用されているセメント瓦は現在すべてのメーカーが生産を終了しており、同じ形状の瓦を入手して差し替えることが困難な状況でした。
瓦屋根のメリットは「壊れた部分だけ交換できること」ですが、セメント瓦の場合は代替品がないため部分補修が難しくなりがちです。
全面セメントで固められている棟内部

棟瓦が外れた周囲を慎重に調べていくと、下地の構造が一般的な棟とは異なることが分かりました。
本来、棟の芯材まわりには屋根土や漆喰が使われるケースが多いのですが、こちらの住宅では棟の内部がほぼ全体にわたってセメントで固められています。
セメントは確かに強固ですが、解体時には非常に手間がかかる素材です(>_<)
お客様へそうした状況をご説明させて頂き、今回は棟取り直し工事を施工させて頂く事となりました!
棟取り直し工事
既存棟の撤去と下地の調整

工事初日は、台風で落下した棟瓦を含め、既存の棟部分をすべて撤去する作業から始まりました。
棟内部がセメントで固められていたため、通常より慎重な解体が必要となり、時間をかけながら丁寧に取り除いていきます。
撤去後、下地となる棟木や隅木の状態を確認すると、構造体自体には問題はなく、補強金物を固定するための下準備が可能な状態でした。
棟部分は屋根の最も高い位置にあり、風の影響を強く受ける場所です。
そのため、この下地調整が今後の耐久性を左右するといっても過言ではありません。
不要なセメント片を取り除き、補強金物がしっかり固定できるよう水平を整え、次の工程に備えます。
補強金物+樹脂製木材(タフモック)の設置

続いて、「補強金物」を設置していきます。
これは棟木や隅木など建物の構造体へ直接ビス止めして設置するもので、従来の“屋根土や漆喰で固定する棟”に比べ、格段に耐風性が向上します。
さらに今回は、従来の木材に代わる樹脂製の貫材「タフモック」を採用しました。
防水性・耐久性に優れた素材のため、長期的に見ても固定力が落ちにくく、棟瓦のトラブルリスクを大幅に減らすことができます。
なんばん漆喰(シルガード)による仕上げ

棟の骨組みが完成した後は、瓦を積むための土台として「なんばん漆喰」を使用します。
今回はハイブリッドタイプの“シルガード”を採用しました。
シルガードはシリコンやカーボンが配合されているため撥水性が高く、雨水に触れやすい棟部分にとても適しています。
工場でプレミックスされているため品質が安定しており、現場での調合ミスなどが起こらない点も大きなメリットです。
棟の形状に合わせて丁寧に塗り込んでいくことで、瓦をしっかりと支え、雨水の侵入も防ぐ下地が完成します(^^♪
三州瓦7寸丸での棟瓦復旧

セメント瓦はすでに入手できないため、今回の棟には形状が近い「三州瓦 7寸丸」を採用しました。
既存の瓦とは寸法が一致しないため、途中で継ぐことはできず、隅棟の1本を丸ごと取り替える形で対応しています。
日本瓦は塗装を行わない素材であるため色味の違いはどうしても残りますが、形状が似ているため仕上がりの印象は自然です。
補強金物とタフモックで強化された下地の上に一枚ずつ丁寧に積み、最後に全体の直線を確認して棟の復旧が完了しました。
従来よりも耐久性の高い構造となり、強風時の揺れやズレにも強くなっています!
完工

以上で、棟瓦取り直し工事の完工です!
施工後はドローンを使用して上空から棟の仕上がりをご確認いただきました。
普段は見ることができない屋根の状況を一緒に確認できるため、お客様も「とても安心できた」と喜ばれていました。
セメント瓦は現在新品を手に入れる事が困難ですが、代替の瓦を使用することで今回の様な補修工事を行う事は可能です!
セメント瓦屋根のお悩みも、ぜひ街の屋根やさんまでご相談くださいね(^^♪
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どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
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こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
。
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Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
建ててから一度もメンテナンスをしておらず、また度々訪問で屋根のしっくいや雨もりの指摘をされ気になった為
Q3.弊社をどのように探しましたか?
たまたまYoutubeで色々な屋根屋さんの情報を見てその中で。
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐに連絡しました。
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
Youtubeの色々な内容が不安を解決してくれた
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
とても誠実そうで丁寧で安心しました

Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
実際には見えない場所なのでとにかくしっかりキレイに仕上げてほしいと
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
・屋根だけではなく壁もトータルで見積依頼をしたK社 ・Youtubeで出てくる色々な屋根屋さん、地元の瓦屋さん
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
谷さんの素人でも分かる説明と安心させてくれる内容 又、提案等
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
足場を組む方も工事の方々も礼儀正しくして頂きました 完了の写真を見ながらの説明も分かりやすく安心でした ただ工事が入ったり入らなかったり、少し事情の説明も都度ほしかったです
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
「とても安心してお願いできる誠実な会社で良かったですよ」と















































































