・ニチハのパミール屋根で劣化が目立ってきたため
・ネット検索と市役所の紹介
・すでに4社見積りを取っており、決め手がなかったのでもう少しということで、次にネットで見つけた御社に連絡しました。見つけてからはすぐに連絡しました。
・サイトを拝見して良さそうだと思ったから






担当:谷

担当:谷

市原市国分寺台にお住まいのお客様は、大型台風の通過後、屋根の上から建材の破片と思われるものがパラパラと落ちてくる様子に気付かれたそうです。
最初はコケなどが落ちているのだろうと気にされていなかったようです。
しかし、落下してくるのが明らかに細かな破片であったため不安になり、屋根の状態を確認してみたところ、瓦が割れているように見えたとのことです。

屋根の状況に不安を感じられ、ご自身でインターネット検索を進めたところ、破損の状態からニチハ製パミールの可能性が高いと分かったそうです。
築18年ほどでこのような症状が出るとは思っていなかったため、まずは住宅を建てた業者へ連絡を試みられたものの、すでに会社が無くなっており、大きなショックを受けられたとのことでした。
施工した業者に相談できない状況となったことで、どこへ依頼すべきか判断がつかずお困りだったそうです。
ですが、インターネットで情報を集めていく中で、街の屋根やさんのホームページに、同じような条件の施工事例が多く掲載されていることを見つけ、「ここなら相談できるかもしれない」と思い、ご連絡をいただく流れとなったそうです。

現地調査に伺うと、屋根材が数箇所、捲れている状態でした。
事前に伺っていた通り、使用されている屋根材はニチハ製パミールで間違いありませんでした。
一般的なコロニアル瓦であれば、定期的に塗装メンテナンスを行うことで大きな問題は生じにくく、およそ50年近く使用できると言われている屋根材です
しかし、パミールの場合は性質上、築10年を過ぎた頃から不具合が現れやすい傾向にあります。
塗装を施しても、内部から層状に剝がれてくる症状が出るため、表面だけを塗り重ねても改善には繋がりません。
そのままにしてしまうと雨水が入り込みやすくなり、気付いた頃には屋根材だけでなく下地まで傷んでしまうケースも少なくありません。
そのため、状態が分かった段階で葺き替え工事や屋根カバー工法による改修が必要となる素材です。

まずは足場を架設していきます。
住宅の外まわりを工事する際は、多くの場合が高所での作業となるため、法律により仮設足場の設置が義務づけられています。(危険を伴う高さ2メートル以上での作業に関する規定:厚生労働省所管・労働安全衛生規則第518条)。
屋根工事は特に高所での作業が中心となるため、安全確保のためにも仮設足場の設置は欠かせません。
今回の工事では、一般住宅で広く採用されている「楔式緊結式足場」を架設しております。
この足場は、ハンマー1本で組立と解体ができる構造となっており、効率的に作業を進められるため、比較的短期間で完了する工事に適した足場です。

コロニアル瓦の屋根には、既存の瓦の上から行うカバー工法が適しており、今回もこの方法で施工を進めていきます。
この屋根材は表面が比較的平らなため、上から新しい屋根材を重ねられる構造となっております。
また、新しい屋根材は一般的な瓦に比べて重量が約10分の1ほどと軽量で、建物への負担も抑えられる点が大きな特徴です。
施工では、防水紙の役割が非常に重要になります。
コロニアル瓦の上からでは細い釘を打ち込んで固定することが難しいため、粘着式の防水紙(ルーフィング)を用いて対処します。
裏面に強力な粘着層が備わっているため、貼り付けるだけでしっかりと密着し、防水層として機能します。

使用した金属屋根は、メーカー製品の中でも上位グレードに分類される「アイジー工業・スーパーガルテクト」です。
色は全5種類から選べる仕様となっており、お客様は遮熱性能を備えた“シェイドモスグリーン”をお選びになりました。
落ち着きのある緑系の色味で、夏場の熱を抑えやすい点も魅力のひとつです。
スーパーガルテクトは、表面に「ちぢみ塗装」と呼ばれる特殊な加工が施されており、細かな凹凸が光を柔らかく反射するため、独特の美しさが際立つ仕上がりになります。
この効果により、上品な艶と深みをあわせ持つ外観となる屋根材です。

アイジー工業の屋根材は、カバー工法を前提として設計されており、さまざまな屋根形状に対応できるようになっています。
役物などの板金部材もほとんどが工場で製造されており、現場での形状に合わせやすく作られています。
同一仕様の建材で施工できるため、作業効率が高まるだけでなく、仕上がりの品質にもばらつきが生じにくい点が大きな特徴です。

スーパーガルテクトは、固定の多くをビスで行う設計ですが、表面に釘やビスが露出しないよう隠れる構造になっています。
そのため、ガルバリウム以外の金属部材による劣化の心配が少なく、耐候性能が高く設定されていても安心して使用できます。
施工時の見た目もすっきりと仕上がり、長期間にわたり美しさを保つことができます。

棟板金の設置工事が完了すると、カバー工法のほとんどの工程が終了となります。
災害時に棟板金の飛散が報告されることがありますが、多くは下地となる貫板の劣化が原因で起こるケースです。
今回の工事では、飛散防止策として劣化しにくい樹脂製の下地材(貫板)を採用しています。
耐候性能が高いことに加え、腐食しない性質を持つため、長期間にわたり安心して屋根を保護できる点が大きな特長です。

棟板金の設置方法は、昔から大きく変わっておらず、釘止めが「ビス止め」に変わった程度です。
従来は、屋根の構造部分に木製の貫板を固定し、その上に表面の棟板金を取り付けていました。
しかし、木材が板金よりも先に劣化することで、飛散の原因となることがありました。
今回の工事では、腐食しにくい樹脂製の下地材(貫板)を使用しています。
プラスチック製であるため、耐久性が高く、従来の欠点をほぼ解消できる設計です。
このため、災害時にも強く、安全性の高い屋根仕上げとなっています。

カバー工法では、どうしても屋根と外壁の取り合い部分にシーリング(コーキング)施工が必要となります。
本来、外壁は屋根の後に施工されるため、屋根の下に外壁を差し込む形にできません。
そのため、雨水の侵入を防ぐ目的でシーリング材(コーキング材)で隙間を埋める工事が行われます。
ただし、屋根材自体は耐候性が高く、メンテナンスも何十年先で済むことが多いのに対し、シーリングは約10年程度で打ち替えが望ましい素材です。
この点がカバー工法における唯一のデメリットとして挙げられます。

金属屋根カバー工法が無事に完工しました。
今回、お客様が屋根から落下するコロニアル瓦の破片を確認されたことをきっかけに、カバー工事を行う運びとなりました。
しかし、「雨漏りがないから大丈夫」と考えることは非常に危険です。
雨漏りが天井に現れる時点では、すでに屋根のどこかが破損し、劣化が進行している状態です。
気付いたときには屋根下地まで傷んでいることが多く、修繕費用が高額になってしまうケースも少なくありません。
屋根に異変を感じた際は、早めに相談することが重要です。
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どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
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お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。

街の屋根やさん千葉中央支店

街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。


Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
台風で屋根の鉄板が飛ばされてしまった
Q3.弊社をどのように探しましたか?
ネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐ問合せました
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
口コミの良さ
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
些細なことでも話を聞いて下さり、疑問点を解決した話を進めて下さいました。終始丁寧に対応して頂き、とても親切でした。

Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
見えない場所ですが手を抜かず作業をして欲しい
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
相場を知りたくて1件他業者さんに見積りをお願いしましたが社名は忘れてしまいました。
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
担当者の方の対応
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
一度も不安に思うこともなく工事が終わりました。全てにおいて満足しています
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
口コミ通りとても良い業者さん。担当者の方、工事をしてくれた方々みなさんが丁寧

