日射反射率に考慮した屋根色選びと、遮熱塗料のご紹介
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
日射反射率という言葉をご存じでしょうか？日射反射率は屋根塗装を行う際に、遮熱塗料を使用する塗料として選んだ場合に必ず色見本長に各色の名前と一緒に日射反射率が記載されています。遮熱塗料で屋根塗装をする際は必ず日射反射率も確認し、色を決めることがお勧めです。この記事では日射反射率と遮熱塗料についてご紹介していきたいと思います。
この記事はおおよそ5分で読むことができます。
日射反射率とは
日射反射率とは太陽光に含まれている近赤外領域の光を高いレベルで反射することを指します。日射反射率が高いほど屋根面の温度上昇を抑えることができるため、夏場によく2階の室内が暑くなるといった症状も抑えることができるほか、エアコンの使用頻度も少なくすることができるため、省エネにもつながります。
日射反射率は色相により異なります。例として、黒と白では熱の吸収率が異なりますよね。同様に、遮熱塗料の色も、黒に近い色と白に近い色では60％以上日射反射率が異なり、白に近い色の方が日射反射率が高くなります。ですので選ぶ色によって日射反射率の値が大きく異なっていきます。サーモアイシリーズのクールホワイトの日射反射率は91％ととても日射反射率が高いですが、このクールホワイトで塗装を行った際に屋根への蓄熱は大きく抑制してくれますが、白色であるのでどうしても汚れなどが目立ってしまうことになります。特に屋根は年中紫外線や雨、風などの影響を受けるためお住いの中でも特に汚れや劣化がしやすい箇所です。こういったメリット、デメリットも考えたうえで塗装する色を決めることがお勧めです。
遮熱塗料について
塗装というとお住いの寿命を延ばすための建材の保護や美観の向上などが目的とされていますが、最近では、汚れの付きにくい塗料である低汚染塗料や、室内の温度上昇の抑制を行える遮熱塗料といった機能が備わっている塗料も多く、こういった機能を目的に塗装を行う方も多くなりました。
そもそもなぜ遮熱塗料が開発されたのかというと、近年高くなってきている暑さが原因です。夏場になると毎年最高気温が発表されていますが、昔に比べて現在の最高気温は37℃以上に及びます。世界全体で気温の上昇が危惧されていますが、年々上昇する気温にエアコンの使用は必須です。そのためこの暑さをどうにかしなくてはとなる一方で、エアコンの多用がヒートアイランド現象を引き起こし相反する問題を抱えているのです。そこで夏場の室内の温度上昇を抑制する目的として作られたのが遮熱塗料になります。
遮熱塗料の仕組み
一般的な塗装の場合は熱の原因となる赤外線を塗膜が吸収し、この熱がお住い内部に伝わり温度を上昇させてしまいます。
しかし遮熱塗料はその赤外線を効率よく反射することで室内の温度上昇を抑えてくれるのです。またプラスして室内の温度上昇の原因となっているる顔料の配合をほぼゼロにしたり温度の伝達を防ぐ素材を配合していたりしているものもあります。
実は自動車塗装にも遮熱塗料が進出しています。車の場合は中春ぐらいから晴れた日には車のエアコンをつけなくては暑いというこも多くなります。特に夏場の車内の温度はとても高くなります。そこで2015年に登場した4代目プリウスのボディカラーの一つ、「サーモテクトライムグリーン」は遮熱塗料を持たせています。これは自動車では世界初になるそうです。
おすすめの遮熱塗料、サーモアイ
街の屋根やさん千葉では、屋根塗装の遮熱塗料としてお客様によくお勧めしているのがサーモアイシリーズです。塗料シェア国内ナンバー1の日本ペイントが製造・販売している遮熱塗料「サーモアイ」シリーズは太陽光を効率よく反射することによって、屋根表面とお部屋の温度の上昇を防ぎます。日本ペイントのホームページには屋根表面で約20℃、室内で約4℃の温度低下という実験結果が掲載されています。エアコンの設定温度を1℃上げることで約10％の節約となるそうですが、この実験結果を考えると光熱費の削減に大きく貢献してくれそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は日射反射率と遮熱塗料についてご紹介いたしました。年々気温が上昇し、室内の温度にお悩みの方はぜひ遮熱塗料を使用した屋根塗装を検討してみてはいかがでしょうか。遮熱塗料の遮熱効果を最大限発揮するためには、色選びはとても重要になります。上記でもご紹介したように色見本に掲載されている日射反射率を参考に色選びをすることがおすすめです。
街の屋根やさん千葉では、屋根の点検やご相談、工事のお見積もりを無料で承っております。遮熱塗料について、また遮熱塗料で塗装をお考えの方はぜひ一度街の屋根やさん千葉にご相談ください。専門のスタッフが丁寧にご説明、ご提案いたします。
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