平板瓦とは?平板瓦の種類や特徴についてご紹介します
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
近年様々な種類の屋根がありますが、その中でも昔から使用していた屋根材と言えば瓦ではないでしょうか。瓦にもさまざまな種類がありますが、その中でも平板瓦をご存知の方は少ないのではないでしょうか。
今回は粘土瓦(和瓦)に分類される平板瓦についてご紹介していきたいと思います。
こちらの記事はおおよそ5分で読むことができます。
平板瓦とは
一般的に「瓦」ときくと皆様どのようなものを思い浮かべるでしょうか。だいたいの場合は山と谷の波形を思い浮かべるのではないでしょうか。瓦と言うと波形ですが、平板瓦の場合は平板状のデザインにしたものの総称を平板瓦と言います。別名ではF形瓦とも呼ばれています。Fはフラット(平ら)の意味と言われていますが、最初にヨーロッパから輸入した瓦がF形でフランス製だったためフランスの頭文字をとりその名が付いたともされています。
表面の凸凹を極限に抑えている平板瓦はシンプルですっきりとした印象を与えることができます。そのためどんな外壁でも合わせやすいのがメリットとしてあげられます。
また、平板瓦の中には販売されてから約30年ほど経過しており現在廃盤とされている製品もあります、廃盤されてしまった屋根材の場合、メンテナンス時に屋根葺き替えを行わなくてはいけないのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、葺き替えを行わなくとも現在製造、販売されている瓦の中から似たような瓦で差し替え対応することが可能です。
平板瓦の種類
平板瓦には大きくわけて4つの種類があります。
・一般的な平板瓦
伝統の風格と気品を再現。
スタンダードな形状のため、どんなお住いでも合わせやすいです。
・防災型平板瓦
特別な防災留め具を必要とせず、耐風雨性、耐震性に優れています。
・緩勾配対応型平板瓦
独自開発の防水設計で雨の浸入を防げます。高度な防水性、安全性が要求される緩勾配の屋根でも安心できます。
・ほぼ平らな平板瓦
他の平板瓦よりさらに平らになっています。廻隅瓦と一体袖瓦の使用でよりフラットでシンプルな屋根にすることができます。
ソーラーパネルを設置することもできます。
平瓦と平板瓦
瓦には「平瓦」という瓦もありますが「平板瓦」と名前が似ていますよね。中には同じ瓦じゃないのかと思われる方も多いのではないでしょうか。しかし、平瓦と平板瓦は別物です。一般的なお住まいに使用されることの多い平板瓦。それに対して平瓦は伝統的な寺社仏閣などの屋根に使用されることが多いです。この場合は本瓦葺きと呼ばれている方法で瓦が葺かれています。最初に平瓦を敷きその瓦の繋ぎ目を覆うように丸瓦を載せていくのです。このように瓦の上にさらに瓦を載せていますので、重量のある屋根になります。
瓦の種類
上記では平板瓦の種類や特徴についてご紹介いたしました。
つづいて和瓦や洋瓦、セメント瓦、コンクリート互についてご紹介していきたいと思います。
・和瓦
日本瓦とも呼ばれている和瓦。和瓦は粘度を使って焼き上げています。釉薬を使用し表面をコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類にわかれます。和瓦の中でも有名な瓦は三州瓦・石州瓦・淡路瓦に3つになります。
・洋瓦
海外のお住いで使用されているおしゃれな瓦のイメージがある洋瓦。洋瓦の種類には、S字瓦、平板瓦があります。
・セメント瓦、コンクリート互
粘土瓦に変わり一時的に流行したセメント瓦とコンクリート互。これはそれぞれセメント、コンクリートを使用し成型した瓦です、ほぼ同じ形に仕上がり焼きムラなどがないため重宝するとされていました。吸水性が高いセメント、コンクリートを主成分としているため塗装によるメンテナンスが必要となります。
瓦のメンテナンスについて
瓦は他の屋根材に比べて耐久性が高くメンテナンスが不要と思われる方も多いのではないでしょうか、しかし、瓦屋根でも必ず定期的に点検とメンテナンスが必要です。釉薬瓦の場合は塗装によるメンテナンスが不要ですが、上記でもご紹介したようにセメント瓦やコンクリート互は主成分がセメント、コンクリートの為定期的に塗装を行う必要があります。これを行わないと次第に雨漏りに繋がる危険性もあります。また、瓦に使用されている漆喰は経年劣化で次第に剥がれ落ちてきます。そうなると棟が歪んだり瓦が落下するようなことにもなります。こちらも雨漏りの原因にも繋がりますので気を付けなくてはいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本日は瓦、平板瓦についてご紹介いたしました。
屋根は定期的に点検とメンテナンスが必要ですがこれは耐久性の高いと言われている瓦屋根でも同様です。特に雨漏りが発生しそのまま放置してしまうとお住まい内部の腐食やシロアリの発生にもつながります。
街の屋根やさん千葉では屋根の点検や必要な工事のご提案、お見積り、屋根に関するご相談を無料で承っております。瓦屋根も対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

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