diyでできる瓦屋根の補修方法を屋根の専門家がご紹介!
更新日 : 2021年09月27日
更新日 : 2021年09月27日
瓦の葺き替えは足場を組み、下地から全て取り換える必要がありますので、屋根の専門業者に依頼するのが好ましいでしょう。しかし、台風や地震などで部分的に破損してしまった場合には、diyで補修できることもあります。今回は、瓦屋根のdiyでできる補修の範囲についてご紹介致します。屋根は高所で危険な為、絶対に無理をしないでください。少しでも危険を感じましたら、私たち街の屋根やさんへご相談ください。
屋根の葺き替えは専門業者へ依頼しましょう
冒頭文でも言いましたが、瓦の葺き替えは、diyで行うのではなく、屋根の専門業者へ依頼するようにしましょう。屋根は滑りやすく傾斜もありますので、慣れない方がのぼるのは大変危険です。安定した足場を設置することも難しい為、安全を確保して作業を行うことができません。
また、素人と職人では、仕上がりにも大きな差が生じます。屋根葺き替え工事は、下地を取り替え、棟や軒の加工・処理を行わなければなりません。誤った施工方法を行ってしまえば、雨漏りなどの問題が発生し、費用も余計に掛かってしまいます。屋根全体の葺き替え工事は、業者に依頼するのが安全・安心と言えるでしょう。
(写真:街の屋根やさんが行った瓦の差し替え補修)
diyでできる瓦屋根の補修
小さなひび割れで、破損枚数もそれほど多くはなかった場合、diyで補修するのも一つの選択肢です。ただし、あくまでも応急処置になりますので補修後には、屋根の専門業者に見てもらうようにしましょう。私たち街の屋根やさんでは、屋根の点検~お見積りまで無料で行っていますので、お気軽にご相談ください。また、軽微な瓦の補修も承っております。diyでの補修方法がいまいち分からない方、ご不安な方は無理をせずにご依頼ください。
ひび割れた瓦の補修方法としては、防水テープやパテで補修する方法と瓦を交換する方法があります。ご自分で屋根の補修を行う際には、必ずヘルメットを着用し、安全に配慮しながら作業を行ってください。
1.防水テープで補修する
まずは防水テープを使用して補修する方法です。必要となる防水テープは、ホームセンターなどで容易に入手できます。撥水加工が施されており、粘着力と耐久性に優れていますので、水の浸入を防ぐのにも有効です。
手順
1.割れた瓦を一旦、撤去します。その際には、周囲の瓦を踏み割らないよう、注意しましょう。瓦屋根の上を歩く時には必ず、谷部分を縦踏みしてください。
2.防水テープを貼る箇所を拭いて、綺麗にします。
3.割れた瓦に防水テープを貼り、元の形に戻していきます。
4.下地(野地板)に破損している様子は無いか、確認してください。破損していた場合には、雨漏りの原因になりかねませんので、塞いでおきましょう。
5.瓦を元の位置に戻します。瓦を戻す時には、周辺の瓦をずらさないよう注意してください。
2.パテで補修する
続いて、パテを使用した補修方法です。パテとヘラ、ガルバリウム鋼板を準備しましょう。それらは、ホームセンターやインターネットで購入できます。
手順
1.割れた箇所がしっかりと埋まるように、パテを塗ります。
2.はみ出した部分は雑巾等で綺麗に拭き取ってください。
3.ヘラを使用して、表面を滑らかに整えます。
4.パテだけでは強度が低い為、補強していきます。瓦より若干、小さめにカットしたガルバリウム鋼板を山と谷に沿って折り曲げます。曲げ度合いを誤りますと、パテが固まる前に形が崩れてしまいますので丁寧に行いましょう。
5.加工したガルバリウム鋼板を該当箇所に差し込みます。その上に、パテで補修した瓦をのせて完了です。
3.瓦を交換する
割れた瓦を取り除き、同じ寸法の瓦に差し替える方法もあります。瓦は、一枚数百円程で、瓦の専門店にて購入することができます。入手さえできれば簡単に交換できそうな気もしますが、差し替える際には加工して寸法調整を行わなければなりません。寸法を誤ってしまえば隙間ができ、雨漏りの原因になりかねませんので、ご注意ください。
diyを行わない方がいい症状
以下のような症状が見られた場合には、専門業者に依頼をして正しい補修を行いましょう。
雨漏り
雨漏りが発生した場合、瓦だけでなく下地の防水紙や野地板に不具合がある可能性があります。瓦の割れやずれのみを補修しても一時的に雨漏りは解消されるかもしれませんが、そのうちまた雨漏りが起こるかもしれません。瓦は耐用年数50〜100年と長持ちですが、防水紙や野地板の方が瓦より先に寿命がきてしまいますので交換が必要です。雨漏りしてしまったら、雨漏りの原因の調査や下地の状態の確認、補修を含めて専門業者に依頼することをおすすめします。
棟瓦の歪み・破損
屋根の頂点の部分を棟といい、棟にある瓦を棟瓦といいます。棟瓦の劣化症状は、歪みや崩れなどです。棟瓦に不具合が見られた場合もDIYでの補修ではなく業者に依頼しましょう。棟瓦は屋根の1番高いところにあり大変危険です。また、棟瓦が歪んでしまった場合、一直線になるように補修する棟取り直し工事が必要です。棟取り直し工事は、工程も多く間違った施工をしてしまうと雨漏りの原因にもなります。
瓦の不具合が屋根全体に及ぶ場合
瓦数枚に不具合がある場合はDIYでの葺き替え、差し替えが可能かもしれませんが、不具合が屋根全体に発生している場合は、やはり業者に一度見てもらうことをおすすめします
DIYによる補修のメリット・デメリット
瓦屋根に関わらず、屋根補修をDIYで行うことのメリット・デメリットをご紹介いたします。
メリット
DIYでは材料と備品の購入のみで出費が済むため、費用を抑えることが可能です。職人の人件費や足場代が掛からないため、補修を安く済ませたい場合にDIYをご検討される方が多いです。
また、台風などの自然災害時には専門業者に補修依頼が殺到し、応急処置をお願いしたくてもスケジュールの都合がなかなかつかない場合もあります。DIYではご自身で補修をすることができるため、応急処置のような緊急性を要する場合に業者を待つことなく対応することができます。
デメリット
デメリットは、やはり補修時の危険性が高い点にあります。高所である屋根上での作業時には、足場を仮設して安全を確保しながら行う場合がほとんどです。ほんの一部分の補修であっても、足が滑ったり踏み場にしている屋根材が急に割れたりすれば滑落の危険性がありますので、費用が掛かっても足場を用意する専門業者に任せた方が良いかと思われます。
また、補修の規模によってはかなり長い工期が必要になる場合があります。その間に天候が崩れたりしてしまうと雨水が補修途中の箇所から入り込んでしまったりしますので、補修前よりも雨漏りが発生しやすくなってしまうこともあります。DIYには施工補償もありませんので、失敗してしまった場合にはより費用が嵩んでしまうこともデメリットとして挙げられるでしょう。
diyで屋根補修を行う際の注意点
diyでできる瓦の補修方法を3つご紹介しましたが、ご自分で修理を行う際には以下のことに気を付けましょう。
1.必ず2人以上で行う
diyで補修する場合、安全を確保することが一番重要です。「梯子を支える人」「屋根にのぼる人」で、最低でも2人は必要ですよね。もしもの自体が発生した際にも安心です。
2.釘は打たない
瓦を固定する為に釘を打ってしまう方もいらっしゃいますが、基本的には打たないでください。瓦が割れてしまったり、打った部分から雨水が浸入する危険があります。
ご自分ででき、修理費用も抑えられるdiyですが、誤った方法で行ってしまえば問題が発生してしまいます。少しでも分からないことがあったり、危険を感じた場合には、街の屋根やさんへご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年09月27日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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