
東金市で洋瓦の冠瓦が落下した屋根工事の調査に伺いました
瓦屋根には、様々な種類の瓦が使用されていることをご存じでしょうか?場所によって、使用される瓦の形状や名前は異なります。瓦屋根の頂上には、棟瓦が設置されており、雨水の浸入を防いでいるのですが、この棟瓦は、熨斗(のし)瓦・冠(かんむり)瓦・鬼瓦によって構成されています。
本日は、棟瓦の一番上に固定された冠瓦についてご紹介したいと思います。「冠瓦が落下してしまった」とご相談を下さった、お客様邸の屋根調査の様子から、落下する原因と対策方法、また、メンテナンス方法までご紹介しますので、最後までご覧ください。
東金市で洋瓦の冠瓦が落下した屋根工事の調査に伺いました
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台風9号の傷跡が残ったまま、10号がきたら...と不安になっていましたがとりあえず関東地方には上陸はしないようで少し安心です。とはいえ、進路にあたる東北地方での被害が起きないことを願うばかりです。
台風9号ではなるべくたくさんのお客様に安心いただけるように雨の中の養生などスタッフも昼夜を問わず東奔西走しました。
沢山の方に喜んでいただき、こちらもお伺いした甲斐があります。
さて、今回ご報告するのは東金市のK様邸です。
建物は洋風のおしゃれな2階建ての建物です。屋根の瓦が落ちて、ほかのところも捲れてるから見て欲しいとご連絡があり、お伺いしました。
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お客様のご不安をお伺いし、暗くなる前に屋根の状況を確認します。
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心木に釘で固定しているのですが漆喰の量が少なく、釘も瓦1枚に1本しか打っていなかったのでこれでは簡単に外れてしまいます。
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この強風で這樋(はいどい...屋根に這わせるように設置した雨樋)も外れてしまっていました。
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雨漏りが心配で小屋裏を確認しました。湿気と熱気がすごい状態でした。
熱気はありましたが幸い、雨染みは確認できませんでした。
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確かに台風被害で瓦が落下したのですが、施工の方法をもう少し考えて行えば防げた被害ではないかなと、考えてしまう状況でした。
早速お伺いして調査、報告に大変感謝をしていただきました。
点検は無料で行っています。ご安心してご連絡をください。
お互いに気持ちの良い点検・工事を心がけ、心の通ったお付き合いをさせていただきます。
冠瓦とは?
瓦屋根の頂上には、棟瓦が設置されており、雨水の浸入を防いでいます。そんな重要な棟瓦ですが、冠瓦を含め、数種類の瓦によって構成されています。
熨斗(のし)瓦
漆喰(南蛮漆喰)で形成された土台の上に積んである、短冊形の瓦です。漆喰を塗り込みながら、熨斗瓦を積み上げていくのですが、この熨斗瓦の段数が高いほど、防水性を高めることができます。しかし、緩くカーブしていて、割れやすい性質をもっており、積み上げるのに技術を要します。
冠瓦
棟瓦の最上部に位置する半円型の瓦です。頂上に蓋をするように設置されており、雨水の浸入を防いでいます。
棟瓦のデザインには、熨斗瓦を用いるタイプと、冠瓦のみで構成されたタイプがあります。熨斗瓦を用いるタイプでは、冠瓦は少し小さいサイズの5寸丸を使用するのが一般的です。しかし、冠瓦のみの場合、少し大きめの7寸丸を使用します。かさが広くなりますので、漆喰で形成された土台をしっかりと覆い、雨漏りを防ぐことができます。
鬼瓦

棟瓦の端に取り付けられた、板状の瓦を指します。以前は、厄除けとして、鬼の顔をした瓦が用いられていましたが、睨みつけるような姿が敬遠されるようになり、縁起物である七福神や、火災防止の為に水という文字を取り入れた瓦が使われるようになりました。
冠瓦が落下してしまう原因とその対策方法
棟瓦を固定している銅線が緩んでしまった
棟は屋根の最も高い位置にありますので、強風や地震の揺れによる影響を受けやすくなります。その為、棟瓦は銅線などを通して固定されているのですが、この銅線は経年とともに緩んできます。銅線が緩めば、固定している棟瓦が不安定になり、強風でズレたり飛散してしまいます。また、傷んだ銅線は切れやすくもなりますので、復旧する際に新しい銅線と交換して、しっかりと留め直す必要があります。
定期的に点検を行い、銅線に緩みや傷みが見られた場合には、補強することで棟瓦が落下するのを防ぐことができます。
土台の漆喰が剥がれ、棟瓦の固定力が弱まっていた
棟瓦の土台は漆喰で形成されています。瓦の寿命は、長いもので50~60年程ですが、漆喰は20年前後と言われています。経年により劣化した漆喰は剥がれやすく、その結果、棟瓦の固定力を弱めてしまいます。棟が崩れたり蛇行してしまえば、
棟瓦取り直し工事を行わなければなりませんので、日頃から漆喰のメンテナンスを行うことが大切です。
台風や強風といった自然災害の影響を受けた
日頃からメンテナンスを行っていても、台風などの自然災害によって被害を受けてしまうこともあります。台風で被災してしまった場合には、火災保険が適用できるケースがありますので、まずは加入している保険を確認しましょう。
保険申請時には、被災写真や様々な書類が必要になります。私たち街の屋根やさんでは、被災部の写真を撮影したり、申請に必要な書類を作成することで、お客様のお手伝いをさせて頂きます。
冠瓦が落下てしまった際のメンテナンス方法
被害が少ない場合
熨斗瓦の上に蓋をするように乗せられ、銅線でしっかりと固定されている冠瓦ですが、その銅線が緩んでしまったり、強風によって落下してしまうことも考えられます。冠瓦が一部、落下してしまった(被害が少ない)場合には、部分的な修復が可能です。落下した瓦に、ひび割れや破損している様子が無ければ、再利用します。
棟瓦自体が崩れてしまった・被害が広範囲に見られた場合
棟瓦自体が大きく崩れていたり、破損してしまった際には、棟瓦取り直し工事を行いましょう。棟瓦取り直し工事は一旦、既存の棟を撤去し、土台から新しく造りなおす工事です。部分的な修復に比べて費用は掛かってしまいますが、棟に耐久性が蘇ります。
まとめ
今回は、冠瓦についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。屋根の頂上に位置する冠瓦には、雨漏りを防ぐといった非常に重要な役割がありますので、落下してしまった場合には素早く補修しましょう。また、日頃から、棟瓦のメンテナンスを行うことで、落下を防ぐことができます。瓦屋根の点検・メンテナンスを行っていない方は是非、私たち街の屋根やさんにご相談下さい。
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