住まいを雨漏りから守る重要部位「雨押さえ板金」について詳しく解説
更新日 : 2024年12月12日
更新日 : 2024年12月12日
雨押さえ板金は、住宅の耐久性と快適性を維持する上で重要な役割を果たす建築部材です。
この記事では、雨押さえ板金の基本的な役割、施工方法、そしてメンテナンスについて詳しく解説します。
雨押さえ板金とは
雨押さえ板金(あまおさえばんきん)は、2階建て住宅の1階部分の屋根(下屋根)と外壁が接する箇所に取り付けられる板金部材です。
「壁押さえ板金」や「雨押さえ水切り」とも呼ばれることもあります。
役割と重要性
雨押さえ板金の主な役割は以下の2点です。
①外部からの雨水侵入防止:外壁と下屋根の取り合い部分にできる隙間から雨水が侵入するのを防ぎます。
②建物内部に入った雨水の排水:万が一外壁内部に雨水が入った場合、その逃げ道を確保します。
こうした雨押え板金の働きによって住宅の耐久性を高め、雨漏りから守らているのです。
施工方法
下屋の屋根材を葺いた後、外壁との取り合い部分に下地材を取り付けて、その上から被せるように板金を設置し、釘やビスで固定します。
下地材に、棟板金などの下地と同様に杉板やタフモックが用いられることが多いです。
新築時とリフォーム時でも仕上げ方が異なり、新築時は雨押さえを設置してから外壁材を後付けしますが、リフォーム時には外壁内部に板金を差し込むことができないので、外壁の外側にコーキングで仕上げます。
雨押え板金のメンテナンス
雨押え板金はガルバリウム鋼板などの耐久性の高い素材が使われることが多いですが、定期的なメンテナンスが必要です。
塗装
錆を防ぐために定期的な塗装が効果的です。
屋根や外壁の塗装メンテナンス時に同時に再塗装を行うことをおすすめします。
交換
板金材が錆びて穴が開いたり、下地が腐食したりした場合は交換が必要です。
これらの状態は雨漏りの原因となるため、早めの対応が重要です。
屋根リフォーム時の注意点
雨押え板金は、経年劣化や施工不良があると雨漏りしやすい部位です。
屋根リフォームなどを行う際は、雨押え板金が正しく施工されているか、よくチェックしましょう。
通気層への影響
2000年以降に建築された窯業サイディングの建物では、外壁に通気層が設けられています。
普通の雨押さえ板金を取り付けると、この通気層の下側が塞がれてしまう可能性があります。
「換気雨押さえ」と呼ばれる穴の開いた雨押さえ板金の使用することで通気層を塞がずに雨押さえを設置することができます。
まとめ
雨押さえ板金は、住宅を雨漏りから守る重要な役割を果たしています。
適切な施工と定期的なメンテナンスを行うことで、建物の耐久性と快適性を長期にわたって維持することができます。
屋根リフォームを検討する際は、雨押さえ板金の重要性を理解し、信頼できる業者に相談することをおすすめします。
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