折板屋根が工場や倉庫によく使われる理由やメンテナンス方法を分かりやすく解説!
更新日 : 2024年11月14日
更新日 : 2024年11月14日
大型の建物や体育館などでよく見られる折板屋根。
「どうしてあの形をしているんだろう?」と気になったことはありませんか(*^^*)
本記事では折板屋根の形状がもたらしているメリットや、工場・倉庫で特に必要になるメンテナンス方法などを詳しくご紹介しております!
折板屋根の特徴
折板屋根(せっぱんやね)は工場や倉庫などでよく使用されている、特徴的な形状をした金属屋根です(^▽^)/
特に大型の倉庫や工場、そして学校の体育館にも用いられていることがあります。
折板屋根と聞いて、母校の体育館を思い浮かべる方も多いかもしれません(*^^*)
折板屋根の形状の理由
折板屋根の大きな特徴は、鋼板を折り曲げて台形を連ねたように加工してあるその見た目です。
波型に加工されている理由は、強度の向上にあります(^▽^)/
性質として、一枚の板の状態よりも折り曲げた形状の方が強度は高くなるのです。
「折板」と「折半」はどっちが正しいの?
折板屋根はよく「折半屋根」としても記載されていることがありますが、正しい表記は「折板屋根」の方です(^▽^)/
板を折り曲げている屋根という意味で「折板」と覚えると楽かもしれません。
折板屋根のメリット
軽量性
折板屋根は、その軽量性がメリットの一つです。
大型の工場や倉庫の屋根は施工面積がかなり広くなりますので、屋根材の重量は軽量なほど建物に掛かる負荷が減り、耐震性が向上します。
折板屋根は薄い鋼板を波型に加工していますので、強度を確保しつつも軽量化が図られているんです(^▽^)/
このため、建物の構造に負担をかけることなく、広い面積へ屋根を設置することが可能です。
従来の工場の屋根と言えば波型のスレート屋根が主流でした。
しかし、セメントをベースに製造しているスレートよりも金属の方が軽量であるため、現在では多くの大型施設が金属製の折板屋根を採用しています。
また、現状の波型スレートが破損したり経年劣化が進んだ状況では、その上に折板屋根を被せるような修繕やリフォームを行うこともあります(*^^)v
軽量な折板屋根ですので、今ある屋根に被せても重量増加の影響をそこまで心配しなくていいのが大きなメリットです。
ガルバリウム鋼板の高い耐久性
「薄い金属素材を折り曲げた」という説明だけでは、強度に不安な印象を抱くかもしれません。
ですが、折板屋根は耐久性にも優れています(^▽^)/
耐久性の高さを裏付けるのが、素材として使われているガルバリウム鋼板の特性です。
ガルバリウム鋼板は特別なめっき層が鉄部を覆っているため、錆びにくさが最大の特徴です。
また、スレートと違いひび割れる心配もありませんので、強風で飛んできた飛来物にも強い耐性を持っています。
ガルバリウム鋼板製の折板屋根はおよそ30年以上という長い耐用年数を誇るのですΣ(・ω・ノ)ノ!
施工が容易で自由度も高い
折板屋根の施工は比較的容易であり、工期も短いのが特徴です。
屋根材同士を重ねて固定する方法や吊り子でタイトフレームに固定する方法など、様々な施工方法がありますが、どちらも他の屋根材に比べると容易に作業を進めることができます。
大型施設の屋根は施工面積が莫大なものとなるため、工期が短く施工費を抑えやすい折板屋根は強い味方と言えます。
また、鋼板を加工する過程で様々な形状に対応させることができ、湾曲した屋根としても施工が可能です。
なおかつ、大型の鋼板を用意すれば100mを超える屋根材としても成型することができるため、自由度の高い施工は大型施設の工事ではメリットとなります。
折板屋根のメンテナンス方法
折板屋根の耐久性を維持し、長寿命化を図るためには適切なメンテナンスが不可欠となります。
折板屋根は金属製ですので、最大の劣化原因は錆びです。
その錆びを対策するために有効なのが、塗装によるメンテナンスとなります(^▽^)/
屋根塗装で錆びを対策
折板屋根を塗装することにより、表面には塗膜による保護層が形成されます。
塗膜は雨水を弾いてくれたり、紫外線などの影響を抑える耐候性の維持に役立ちますので、錆びの原因となる折板屋根自体の傷みを抑える効果があります。
錆びが進行してしまうと屋根の強度が低下し、雨漏りの原因となる可能性があります(-_-;
また、折板屋根が重ねタイプである場合にはボルトが露出しているため、その錆びも発生させたくはありません。
そのため、定期的な塗装メンテナンスが推奨されるのです。
もし錆が発生していても、塗装時に処理を行います
塗装メンテナンスの段階で錆が発生している場合、塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまいます。
そのため、ケレン作業などで錆びを丁寧に取り除き、下地を整えてから塗装を行います。
錆びていたボルトやボルトキャップは必要に応じて交換することもあります。
私たち街の屋根やさんでは、一般住宅の屋根塗装だけではなく大きな工場や倉庫屋根の塗装にも実績がありますので、ぜひお任せいただければと思います!
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