野地板の種類と耐用年数は?構造用合板とバラ板の特徴・メンテナンス方法を解説!
更新日 : 2024年11月06日
更新日 : 2024年11月06日
野地板の寿命は30年程度とされています。
ただし、それは現在の主流となっている野地板の話ですので、別の種類となると耐用年数や特徴が変わってきます。
今回はそんな野地板の種類として「構造用合板」と「バラ板」について解説を行いたいと思います。
また、野地板が劣化してきた後のメンテナンスについてもお伝えしておりますので、「そろそろ寿命化も……」とお悩みの場合にはぜひご参考ください(*^^)v
野地板は屋根を支える重要な建材
野地板の種類をご紹介する前に、まずは屋根の構造として野地板がどのような役割を果たしているか確認しておきましょう(^▽^)/
野地板は屋根材を葺くための下地材となっております。
瓦やガルバリウム鋼板などの屋根材と、その下にある防水紙をしっかりと固定する土台となるのが野地板で、屋根全体の安定性を保つために欠かせない建材です。
野地板の劣化は屋根全体の耐久性に関わります
普段は全く見えない位置に存在しているため意識が向けられにくいですが、野地板の劣化は屋根全体の耐久性に大きく関わってきます。
野地板は木製ですので、年数が経過すると腐食などの劣化症状が進みます(-_-;
屋根材を固定するための野地板が脆くなることで強風や揺れへの耐性が大幅に低下してしまうため、自然災害に強い屋根を維持するためには野地板のメンテナンスが重要となるのです。
野地板のメンテナンスについてはページの後半でご紹介しております(*^^)v
野地板の種類は2種類
野地板には主に「構造用合板」と「バラ板」の2種類があります。
構造用合板
構造用合板は薄い木材(ベニヤ板)を複数層に重ねて作られた合板で、見た目以上に強度や耐久性に優れています。
現在では、野地板と言えば基本的にはこの構造用合板を指します(^▽^)/
構造用合板の耐用年数は約30年とされており、同時期に防水紙や屋根材も寿命を迎えることが多いため、屋根全体でのメンテナンスを行うことがオススメです。
バラ板
バラ板は30~40年以上前の住宅によく見られる野地板の種類です。
主に幅広(90~120㎜)にカットされた杉の板を並べる形で設置するもので、構造用合板よりも通気性に優れていました。
従来は通気性を十分に確保しないと湿気がたまり、野地板がすぐに腐食してしまっておりました。
現在では防水シートの性能が進化し、湿気や水蒸気を上手く逃がせるようになったことから、屋根一面を覆う構造用合板での施工が主流となっています。
ただ、前述したようにバラ板は通気性に優れているため乾燥しやすく、腐食の心配はそこまでありません。
そのため、問題がなければ40年程は使用できる寿命を有しています。
野地板のメンテナンス方法は?
野地板は屋根材や防水紙を剥がさない限りは手が加えられないため、屋根葺き替え工事を行う際にメンテナンスをすることが一般的です(*^^)v
主に行われるのは、既存の野地板の上に新しい野地板を重ねて施工する「増し張り(ましばり)」です。
野地板も全て剥がして新しくする「張り替え」を行うこともありますが、よほど傷みが進んでいない限りは補強をして屋根の強度を復活させます。
▼屋根葺き替え工事の参考費用
税込 1,097,800円~2,200,000円
野地板の状態は他の工事にも関わってきます
葺き替え以外の主な屋根リフォームの手段には屋根カバー工法があります。
葺き替えよりも工期が短く、安く済ませられる点でも人気がありますが、既存の屋根に新しい屋根材を被せるという施工内容になりますので、屋根の重量は増加します。
そのため、野地板が腐食してしまい強度が低下している状態ですと、重量の増加に耐え切れないことが考えられますので、カバー工法が行えないというケースもあるのです(-_-;
特に屋根からの雨漏りが発生している場合は防水紙が傷んでおり、遮断できなくなった雨水が野地板を腐食させている可能性が高いです。
その状態での放置は屋根の強度が下がったままになってしまいますので、業者に確認をしてもらい葺き替えなどの適切な対処を行うようにすることが大切です。
記事内に記載されている金額は2024年11月06日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
火災保険が適用できる?屋根工事・屋根修理【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
その他の工事に関連する新着ブログ
住まいを雨漏りから守る重要部位「雨押さえ板金」について詳しく解説
屋根の寿命はどれくらいが目安?屋根材それぞれの耐用年数とメンテナンス時期を一挙解説!
アスファルトシングルの屋根に塗装は必要?屋根のプロが徹底解説!
その他の工事に関連する新着施工事例
その他の工事を行ったお客様の声一覧
袖ヶ浦市で雨樋清掃が完了!お客様へご感想をお聞きしました
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
(最初にお願いした時)築40年の古い家だったので。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
以前お願いして満足いく内容だったのでリピートです。
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐに問合せました。
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
価格・スピード
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
親切、ていねいでした。暑い中お疲れさまでした。
Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
価格、早さ
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
他社と比較しましたが、社名は書けません。
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
価格です。
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
依頼した事だけでなくプラスαも助言いただけた事
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
親切、ていねいです。