瓦の固定方法、間違っていませんか?ラバーロック工法の注意点
更新日 : 2024年05月22日
更新日 : 2024年05月22日
2022年以降、全ての新築住宅では瓦屋根の瓦を一枚一枚全て釘またはビスで固定することが義務化されました。
従来では、瓦を釘やビスで固定することは義務化されておらず、地震や台風で瓦が脱落してしまう事例が多数発生していました。
近年では、頑強に固定されていなかった瓦を固定して耐震性を高めるリフォームを行われる方が増えています。
しかしながら、雨漏りリスクが高まってしまう施工方法なども出回っており、注意喚起が必要な状況にもなっています。
こちらのページでは、正しい瓦の固定方法と誤った固定方法、併せて実施するとより耐震性を高められるリフォーム方法を紹介します(^_^)/
間違った瓦の固定方法
間違った瓦の固定方法として有名なのが、「ラバーロック工法」です。
ラバーロック工法は、瓦と瓦をシーリングで固定して耐震性を高めるとされている施工方法です。
この工法の何が問題かというと、弊害として「雨漏りを引き起こす可能性がある」のです。
屋根の構造の話になりますが、瓦屋根というのは屋根材の内側にある程度の雨水が侵入することが想定して作られています。
そのため、内側に侵入した雨水を排出するために瓦と瓦の間に隙間が空いています。
ラバーロック工法はこの隙間をシーリングでふさいでしまうため、雨水が屋根材の内側に滞留してしまうのです。
結果、雨水によって防水紙の劣化を早め、雨漏りのリスクが高まってしまうのです。
街の屋根やさんへ雨漏り修理をご依頼いただいたお客様の中にも、ラバーロック工法が原因で雨漏りしてしまったお客様がたくさんいらっしゃいます。
正しい耐震性の高め方
それでは、瓦屋根の耐震性を高めるには、どのような方法がふさわしいのでしょうか。
街の屋根やさんでは、やはり釘やビスで固定する方法をおすすめします。
元々使われていた瓦に釘やビスを通す穴が設けられていない場合には、防災瓦などへの葺き替えがお勧めです。
穴を開けることも可能ですが、ひび割れの原因になったり雨水の侵入経路が増えることになってしまうので、あまりおすすめしません。
より耐震性を高めるために
元々の屋根が昔ながらの土葺きだった場合、
引っ掛け桟葺きに変更することで、屋根の重量を軽減(2/3程の重量へ)し、さらに耐震性を高めることができます。
また、とにかく屋根の重さが気になるという方には、軽量な金属屋根材への葺き替えも検討すると良いでしょう。
屋根の悩みは街の屋根やさんへ
「瓦の重さが気になる」
「耐震性は高めたいけど瓦屋根のままがいい」
このようなお悩み・ご希望をお持ちの方は、街の屋根やさんへご相談ください(^_^)/
数々の屋根工事を経験した熟練のスタッフが、お客様のご要望・ご予算に合わせた最適なリフォームプランをご提案します♪
住まいのご相談・点検は無料で承っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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