屋根の役物とは何のこと?種類や役割について詳しく解説!
更新日 : 2024年02月01日
更新日 : 2024年02月01日
屋根における「役物」は、屋根の先端部や棟(屋根の頂点部分)などに使用される材料のことです。
ざっくりと、屋根に使用されている屋根材以外の建材と考えてしまっても良いかもしれません(^_^)/
基本的には屋根材と同じ素材が使用され、瓦屋根であれば瓦素材、金属屋根であれば金属素材の材料が使用されます。
スレートやアスファルトシングルなどは、異なる素材ですが金属素材が使用されるのが一般的です。
あまり目や耳にする機会がないかと思いますが、屋根にはたくさんの役物が設置されており、それぞれが屋根材と同じく風雨から住まいを守る役割があります。
役物の役割
役物の役割には、大きく2つの役割があります。
防水
一番大きな役割は、防水性を高めることでしょう(^_^)/
屋根材と屋根材の継ぎ目や端部など、そのままにしておくと漏水しやすくなる部位に役物を設置し、雨水の侵入を防ぎます。
端部の固定
続いての役割は、屋根の端部をしっかりと固定するということです。
屋根は風の影響を受けやすい部位なので、大雨や強風で屋根材が捲れたり剥がれたりしてしまうことがあります。
役物でしっかりと端部を固定することで、雨風から屋根を守ります!
役物の種類
ここからは、屋根の役物の種類について、一部の代表的なものを紹介します(^_^)/
棟包み
棟包みというと聞きなれないかもしれませんが、棟包みは「棟板金」や「棟瓦」とも呼ばれる役物です。
屋根の中で最も風雨(特に風)の影響を受けやすく、比較的経年劣化の早い役物なので、定期的に点検しましょう。
ケラバ包み
こちらも棟包みと同じく、「ケラバ板金」「ケラバ瓦」などと呼ばれます。
屋根の軒先ではない端部のことをケラバと言い、ケラバ部分を包む役物ので「ケラバ包み」と言います。
雨押さえ
雨押えは、屋根と外壁がぶつかる部分に設置される役物です。
外壁を伝った雨水が建物内部に入りやすい部位であるため、役物を設置して排水を促します。
目立たないけど重要な部位
今回は代表的な屋根の役物の役割や部位を解説しました。
今回紹介した役物はあくまで一部であり、屋根には他にもたくさんの役物が設置されています。
目立たない部位に設置されていることが多い役物ですが、防水という観点で考えるとなくてはならない部分です。
役物の傷みや劣化は、雨漏りの原因になることが多いので、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう(^_^)/
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