雨漏りに強い瓦棒屋根ってどんな屋根?特徴やメンテナンス方法を紹介!
更新日 : 2024年01月11日
更新日 : 2024年01月11日
「瓦棒葺き」とは、屋根の施工方法の一つです。
瓦棒葺きで施工された屋根は、「瓦棒葺き屋根(かわらぼうぶきやね)」や「瓦棒屋根(かわらぼうやね)」と呼ばれます(^_^)/
今回のブログでは瓦棒屋根の特徴(メリット・デメリット)や用いられる素材、メンテナンス方法などについて解説していきます!
瓦棒葺き屋根に使用される屋根材
瓦棒という名前から、瓦を使った屋根だと思われる方が多いと思いますが、そうではありません。
瓦棒屋根に使用される屋根材は金属屋根材です(^_^)/
金属屋根材の素材としてはトタンやガルバリウム鋼板が一般的です。
トタン
トタンは鋼板に亜鉛めっきを施した建材です。
亜鉛めっきの犠牲防食作用によって、ただの鋼板よりも錆びにくい特徴があります。
価格も手ごろで入手しやすく、DIYなどのシーンでも良く用いられます。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミニウム・亜鉛・シリコンを混合した合金めっきが施された建材です。
亜鉛の犠牲防食作用の他、アルミニウムが不働態被膜(錆から素材を保護する働きのある被膜)を形成する能力を持っているため、トタンよりもさらに錆びにくい建材になっています。
メーカーの発表では、トタンの4倍もの防食性を誇り、長く安心して使える建材です(^_^)/
瓦棒屋根のメリット
瓦棒屋根の特徴として、排水性の高さや軽量性などが挙げられます。
排水性が高く、雨漏りしにくい
雨の流れる縦方向に凹凸や継ぎ目がなく、高い排水性を誇ります。
雨水がスムーズに排水されるので、他の屋根よりも雨漏りのリスクも低くなります(*^^)v
さらに、勾配(傾斜)の緩い屋根でも問題なく排水性を確保できるのもうれしいメリットです。
軽量で耐震性が高い
屋根の重量というのは、住まいの耐震性に関わってきます。
屋根が軽いほど、地震の揺れによる影響が少なく耐震性の高い住まいになると言われています。
これは瓦棒屋根というか金属屋根のメリットですね(*^^)v
瓦棒屋根のデメリット
錆や腐食の可能性がある
金属屋根材を用いる瓦棒屋根には、錆びて傷んでしまう可能性があります。
ガルバリウム鋼板など、錆びにくい製品が使われていてもメンテナンスを怠ってしまうと錆びてしまうので注意が必要です(+_+)
さらに、瓦棒屋根の名前の由来でもある瓦棒には「芯木」と呼ばれる木材が使用されていて、雨水で腐食してしまうことがあります。
瓦棒屋根は瓦棒に屋根材を固定する形で施工されるため、瓦棒が腐食してしまうと固定力が弱まり、強風などで捲れたり飛散してしまうこともあります。
遮音性・防音性が低い
これも金属屋根材全般に言えますが、他の屋根材に比べて遮音性・防音性が低いという特徴があります。
ガルバリウム鋼板製の金属屋根材の中には屋根材と断熱材が一体になっている製品も販売されていますので、遮音性・防音性が気になる方は、こういった製品を検討してみてはいかがでしょうか。
瓦棒屋根のメンテナンス方法
瓦棒屋根のメンテナンスに欠かせないのが、屋根塗装です(^_^)/
瓦棒屋根に使用されるトタンやガルバリウム鋼板はめっきによって保護されていると紹介しました。
逆に言うと、めっきが消耗してしまったらただの鋼板なので、錆を防ぐことはできません。
そこで、めっきが消耗するのを防ぐために塗装する必要があるのです。
製品として販売されている時点であらかじめ塗装は施されているので、大切なのは施工後のメンテナンスです。
新築・施工からある程度の年数が経過すると塗膜が衰えてしまうので、10年程を目安に屋根塗装が必要になることを覚えておきましょう(^_^)/
実際に塗装が必要かどうかは、専門業者に点検してもらって見極めるのがおススメです(*^^)v
街の屋根やさんでは、屋根だけでなく住まい全体の点検を無料で承っていますので、お気軽にお問合せください♪
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