木更津市畑沢にて篏合式屋根材アールロックでの屋根カバー工法で今後の台風対策を実施





工事のきっかけを伺いました!



施工内容金属屋根工事 破風板板金巻き工事 屋根カバー工事 金属屋根カバー工事
築年数築50年
平米数115㎡
施工期間6日
使用材料協和アールロック
費用詳しくはお問い合わせください
ハウスメーカー
保証10年
【施工内容】
金属屋根工事 破風板板金巻き工事 屋根カバー工事 金属屋根カバー工事
築年数
築50年
平米数
115㎡
施工期間
6日
使用材料
協和アールロック
費用
詳しくはお問い合わせください
ハウスメーカー
保証
10年
点検の様子
調査にお伺いしたのは木更津市畑沢の2階建て住宅です。下屋・大屋根ともに金属屋根材が使用されており、今までに何度か塗装メンテナンスをされてきたおかげで、雨漏りや破損といった被害には遭わなかったようです。しかし築年数の経過もあり、そろそろ屋根リフォームを検討したいということで私たち街の屋根やさんへお問い合わせをいただきました。
使用されている屋根材は瓦棒屋根、従来使用されてきた素材がトタンからトタン屋根としても親しまれています。瓦棒屋根は特徴的な凹凸のある屋根材ですが、見ての通り棟から軒先までには継ぎ目もなければ段差もなく非常にシンプルな形状をしています。段差も継ぎ目もないということで排水性能に優れており、今回のような緩勾配屋根に使用できる数少ない屋根材としても知られています。多く使用される横葺き屋根材は3寸勾配以上の屋根でしか使用できないなどの制限があることから、その高い排水性能はお分かりいただけると思います。
金属屋根材は非常に頑丈です。セメント系屋根材と比べ吸水性も低く簡単には劣化しませんし、軽量であるためお住まいへの負担も少なく耐震性にも優れています。最も気を付けなければならないのが錆ですが、本来であればもっと錆が目立っていてもおかしくない所、定期的な塗装メンテナンスをされていたおかげで所々にしか感じられませんでした。塗り替えさえしっかり行っておけば今回のようにある程度まで良い状態で維持できるのですが、塗膜も重ねるほどに剥がれやすくなるというデメリットも生じます。つまり少しずつでも塗膜保護の恩恵を受けにくくなってしまうということです。
今までは緩勾配屋根のためご自身で塗装をされてきたようですが、近年甚大な被害を出す台風や豪雨も多く雨漏りが心配になってしまった為、屋根材自体のリフォームをご検討されたということでした。そこで今回は大屋根・下屋ともに屋根カバー工法もしくは葺き替え工事でお悩みでした。ここでどちらもメリット・デメリットを挙げてみましょう。
屋根カバー工法
既存屋根材の上に新規屋根材を被せることで、撤去処分費用の削減・工期短縮を図れます。軽量な金属屋根材を使用するため負担はそれほどありませんが、2重の屋根材になるということでやはりある程度重量は増します。一方屋根材を2重にすることで断熱性・遮音性に優れ、今までよりも雨音が感じにくいというメリットもあります。
葺き替え工事
既存屋根材を撤去し新たな屋根材を施工していきます。費用はカバー工法よりもかかりますが、野地板などの下地材を施工しなおすことができる唯一のチャンスでもあります。今回金属屋根材から金属屋根材へという選択肢にはなりますので関係ありませんが、既存屋根材が重たい場合は重量を軽減させることもできます。
今回葺き替え工事の方が良いのかとお悩みでしたので理由をうかがったところ、下屋にはベランダがあるので邪魔、当たってしまうのではないか?ということでした。そこで施工時はベランダを撤去し復旧時にはベランダの高さを見直し取り付けなおすことができる旨をご説明させていただきました。その上でベランダの脱着にも費用が掛かってしまうため、負担を軽減させるために屋根カバー工法をご提案いたしました。
また今回屋根の状態が最も気になっていたようですが、破風板などの木材部分の劣化も気になっていると伺いました。木材は塗装を頻繁に行っても素材本来の呼吸や収縮で塗膜が剥がれやすい傾向にあります。滅多に塗装しなおすこともできない場所ですので、あわせて板金でのカバー工法をご提案いたしました。
今回の工事では材料の搬入、ベラン脱着もありますので足場仮設を行います。この機会にあわせてメンテナンスをご提案しているのが外壁塗装です。外壁を触ってみるとチョーキング現象もわずかにありますが、今回はコストを考え見送るということでした。ライフプランや補修のタイミングで行っていくことがベストですので、色あせや汚れの状態を見極めて今後の塗装時期を決めていきましょう。
ご提案内容
品目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
仮設足場工事 | 256,800 | ||||
楔式仮設足場工事 | 252 | ㎡ | 900 | 226,800 | |
メッシュシート | 1 | 式 | 30,000 | 30,000 | |
1F屋根カバー工事 | 864,000 | ||||
アールロック (嵌合式) | 65 | ㎡ | 7,200 | 468,000 | |
12mm 野地板べニア | 42 | 枚 | 2,500 | 105,000 | |
防水紙 | 65 | ㎡ | 800 | 52,000 | |
棟板金 | 5 | m | 5,500 | 27,500 | |
雨押え板金 | 29.5 | m | 4,500 | 132,750 | オートンイクシード |
面戸キャップ | 65 | 個 | 500 | 32,500 | |
ケラバ板金 唐草 | 18.5 | m | 2,500 | 46,250 | |
2F屋根カバー工事 | 584,100 | ||||
アールロック (嵌合式) | 50 | ㎡ | 7,200 | 360,000 | |
12mm 野地板べニア | 34 | 枚 | 2,500 | 85,000 | |
防水紙 | 50 | ㎡ | 800 | 40,000 | |
棟板金 | 9.2 | m | 5,500 | 50,600 | |
面戸キャップ | 42 | 個 | 500 | 21,000 | |
ケラバ板金 唐草 | 11 | m | 2,500 | 27,500 | |
その他 | 298,000 | ||||
発生材処分費 | 1 | 式 | 40,000 | 40,000 | |
1F・2F ケラバ板金巻き込み | 29.6 | m | 5,000 | 148,000 | |
バルコニー脱着 | 1 | 式 | 110,000 | 110,000 | |
今回屋根リフォームを行う前に前提条件としてあるのが【緩勾配屋根】ということです。緩勾配屋根に使用できる屋根材は少なく、多くが瓦棒屋根と同じような継ぎ目のない縦葺き屋根材と呼ばれる種類になります。そこで今回は㈱協和の篏合式屋根材「アールロック」を使用していきます。篏合というのは屋根材同士をはめ込む様に固定する屋根材で、アールロックは最後にハゼ締めという作業がいらないため非常に早く施工ができる屋根材になります。
施工の様子
工事にあたってまずは足場仮設を進めていきます。屋根カバー工法は屋根材を撤去したりという作業がないため葺き替え工事よりは埃等の飛散がありませんが、念のため飛散防止用のメッシュシートも取り付けます。
下屋の外付けベランダは撤去し敷地内にて保管させていただきますが、取り付け時は高さが変わるため屋根カバー工法後に改めての確認となります。
屋根カバーを行う前にまずは下地の形成・補強です。12㎜の構造用合板を既存屋根材に張り付け平坦且つしっかり固定ができる状態にしていきます。大屋根・下屋ともに構造用合板は瓦棒と垂直になるよう張り付け十分な強度を持たせます。
構造用合板はご想像の通り雨水に弱いため、引き続き施工していくのが雨漏り対策の防水紙(ルーフィング)です。昔は雨漏りすることを前提に施工されていましたが、現在の住宅は決して雨漏りをさせないことを前提に施工されていることが大きな違いです。防水紙(ルーフィング)は雨水の侵入を防ぐ大事な要ですが、種類と性能によって費用もまるで違います。現在リフォームで使用されることが多い改質アスファルトルーフィングは、耐久性・シール性が高くタッカーやステープルなどで開いた穴からの雨漏りを防ぐ画期的なルーフィングです。逆にアスファルトルーフィングはシール性に劣っており耐久性がやや落ちますので、防水紙の種類を比較することは実は非常に重要です。
防水紙敷設後、アールロックを固定しながらどんどん嵌め込んで固定していきます。鋼板は錆びにくく高耐久なガルバリウム鋼板、適用勾配は0.5寸からと、ほとんど傾斜がない屋根でも使用することが可能な屋根材です。凸部・棟部の下地に対しては雨水が浸入しないよう、板金を立ち上げるように加工し綺麗に納めていきます。
今回雨押えと棟板金の下地には木材ではなく樹脂製の貫板を使用しました。通常新築もそうですが下地に木材が使用されることが多いのですが、雨水の吹き込みや湿気によって劣化してしまうと板金の飛散被害に繋がってしまいます。プラスチック樹脂製の貫板を変更することで耐久性も向上し長期的な固定ができるようになるため、現在リフォーム時に変更されることが多い部位になります。
軒先には雨水が吹き込んだりしないようキャップを1か所ずつ取り付け、棟板金で頂部を保護すれば屋根カバー工法は完了です。さらに耐久性を高めたいという方はフッ素塗膜保護の鋼板で施工することもできますし、今回の緩勾配屋根はもちろん急勾配屋根にも施工することができますので、シンプルなデザインが良い、排水性能が高い屋根材が良い等ご希望がございましたら是非ご検討ください。
屋根カバー工法完了後は外付けベランダの復旧です。元の状態に戻すために加工、さらに水平を確認しながら少しずつ固定していきます。下地を組み、床材まで戻せば復旧は終了です。あわせてこの時に、一時的に外した這樋(下屋に取り付けられている雨樋)とエアコンの室外機もしっかり戻しました。
屋根カバー工法と合わせて施工したのが破風板の板金カバーです。ガルバリウム鋼板は0.35~0.5㎜ほどの薄い板金ですが、木材の表面をカバーするように取り付けるだけでしっかり保護でき、また今後必要だった頻繁な塗り替えが必要ならなくなります。木材からGL鋼板に変更するだけで塗膜の剥がれによる美観性低下もなくなりますので、ぜひ足場仮設時にご検討ください。
工事を終えて
工事完了後に足場を撤去、周辺の清掃を行い工事完了となります。近年大きな被害を出す台風が非常に多いため、施工後は「これでしばらくは安心だ」とお喜びいただきました。また最後はドローンで屋根全体の確認をしていただき、工事は無事竣工です。
今回の工事では施工保証10年、その間隔年定期点検にお伺いいたしますので長いお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
ドローンでの完工確認
木更津市で令和元年房総半島台風・令和元年東日本台風によって被災してしまった方へ
2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。木更津市にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。

工事を行なったN様のご感想をご紹介いたします
【工事前】
Q1.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
1階の屋根を自分で塗装していたが腐食したヶ所が数ヶ所あったのでこの際、カバー工法を検討しようと考えた
Q2.弊社をどのように探しましたか?
ネット
Q3.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
他社と同じ内容で見積りを取り、比較しようと考えた 情報を多くする為問合せを悩むことはなかった
Q4.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
正直他社が費用では安い所もあったが、見積り提出が早かった事があり、施工等に関して相談が他社より多く出来た事 ただ3日遅ければ?
Q5.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
経験があり施工について良く知っていらっしゃると思いました 説明も具体的だったけど受ける私が知識不足でした

【工事後】
Q1.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
施工の丁寧さ 正確さを期待した
Q2.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
言えません
Q3.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
谷さん(担当)が経験豊富であると判断した事と施主の希望を聞いてもらえると思ったから
Q4.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
一応の満足はあります 具体的な施工方法について知識がなく(私が)理解出来る所出来ない所があったが、打合せ、要望を通じて対応してもらった
Q5.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
自分の希望(施工方法、材料、etc)を充分話し理解させた後、見積りを取り相談すればそれに対応してくれる会社であると紹介します

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Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
たたみがぬれてきた
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
神子さん とても丁寧でお任せしたいと思った。
Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
安心感、値段
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
対応・丁寧さ、屋根へ上がるスピード!
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
いろいろ相談にのってもらえてよかった。不備?があったところもすぐに対応してもらえた。
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
おすすめ!