ガルバリウム鋼板とは?ガルバリウム鋼板と横葺き、縦葺きの特徴をご紹介
更新日 : 2025年01月24日
更新日 : 2025年01月24日
屋根に使用されている屋根材の1つに金属を用いた金属屋根がありますが、その中でも特に人気な屋根材がガルバリウム鋼板の屋根です。ガルバリウム鋼板とはどのような屋根材なのか、特徴や人気の理由、施工方法などをこの記事ではご紹介していきたいと思います。
こちらの記事はおおよそ5分で読むことができます。
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウムとはガルバリウムという合金でメッキされた鉄のことを指します。メッキとは金属の膜の事で電気や熱の力を利用して鉄をメッキ層で被せます。ガルバリウム鋼板ではガルバリウムという合金がメッキ層となり鉄を保護します。
ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板のメリットについてご紹介いたします。
・屋根カバー工法による重ね葺きが可能
・屋根材が軽量で耐震性が高く地震の影響が少ない
・耐久性が良い
・耐候性が良い
・デザインが豊富
・コストパフォーマンスが高い
・長期メーカー保証がある
現在のお住いでは一般的にスレート屋根が多いかと思いますが、屋根葺き替えや屋根カバー工法と言った屋根リフォームを行う場合、ほとんどがガルバリウム鋼板を使用しています。リフォーム時にガルバリウム鋼板が選ばれる理由には上記であげたメリットがあるからです。
縦葺きと横葺き
ガルバリウム鋼板の屋根はの2つの大別することができます。
屋根面に対し横に張る横葺き、縦に張る縦葺きです。
・横葺き
横長にして張るガルバリウム鋼板の屋根を横葺きといいます。横葺きの他にも横張りや平葺き、一文葺きとも呼ばれています。
・横葺きの特徴
→断熱材一体型がある
→和瓦風のデザインなどデザインが豊富
→全国に流通している
→複雑な屋根に適している
・縦葺き
縦長にして張るガルバリウム鋼板を縦葺きといいます。縦に張る屋根は屋根の流れ、長さに合わせた1枚もので横に継ぎ目がありません。ですので成型品は少ないです。
・縦葺きの特徴
→横葺きより工事費が安くなる
→施工期間が短い
→雨漏りしにくい
→緩勾配に適している
→シンプルな屋根に適している
横葺きと縦葺きの特徴をそれぞれ上記で紹介いたしましたが、、実際縦葺きと横葺きどちらが良いのか?と疑問に思われる方は多いのではないでしょうか。
基本的には縦葺きの方が多くの点で優れています。横葺きの方が安いため良いと考える方も多いかと思いますが、縦葺きは屋根の流れ長さにあらかじめカットされた屋根材を貼るだけの屋根ですので横葺きに比べて施工の手間がかかりません。切妻屋根などのシンプルな屋根であれば1、2日程度で仕上げることも可能なのです。
また、横葺きとは異なり縦葺きは継ぎ目が横のラインにありません、そのため雨漏りがしにくいとされています。雨漏りは発生していまいそのまま長期間放置してしまうと後々木材の腐食やシロアリの発生などに悩む羽目になる可能性もありますのでできるだけ雨漏りのリスクは下げたいですよね。
縦葺きは安く、施工期間が短いため人件費の削減も可能でなおかる雨漏りしにくい屋根とされています。ですので横葺きよりも縦葺きの方が優れているのです。
横葺き金属屋根材の種類と特長
・ヒランビー
上下横方向の嵌合部の施工性が良いため工期の短縮が図れます。また本体ジョイント部が目立たず一文字葺きの美観を損ねることがありません。豊富な標準色をラインアップ、お住まいに適したものを選べます。
・天晴ルーフ
定尺工法で場所を選ばず運搬でき1人でも施工できる手軽さがあります。ハゼ部の横のラインとアヤメ折りの縦のラインで意匠性に優れた屋根材です。
・タフルーフ
さざ波とフラットタイプの屋根材が選択できます。和風、洋風のいずれのお住いにも合わせることができる美しい屋根にすることができます。耐候性、耐食性に優れた屋根材です。
・横暖ルーフきわみ
裏地芯材の硬化ウレタンフォームによる高耐久、高遮熱、防音性脳に優れています。
・ディプロマット
欧米ではStone Coated Steel Roofing(自然石粒化粧鋼板)として40年以上の実績があります。耐久性・防音・断熱性・防災性・美観性が高く評価されています。
・クラシックタイル
表面の自然石粒化粧鋼板はそのままに、和瓦の意匠を取り入れ日本の建造物にもマッチしたデザインになっています。
高耐久なジンカリウム鋼板
現在、金属屋根と言えばガルバリウム鋼板が主流ですが、ジンカリウム鋼板というのをご存知でしょうか?ジンカリウム鋼板の屋根材は今はあまり普及していませんが、長期間再塗装が不要で高耐久な屋根材として注目されています。ガルバリウム鋼板との違い、メリットやデメリットについてご紹介いたします。
ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の違い
ガルバリウム鋼板:アルミ55% 亜鉛43.5% シリコン1.5%
ジンカリウム鋼板:アルミ55% 亜鉛43.4% シリコン1.6%
上記の通り、ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の組成ほぼ同じです。では、なぜ呼び名が異なるのでしょうか?それは、商標登録を行なった会社が違うからなのです。また、組成はほぼ同じですが、見た目でそれぞれ呼び分けられています。ジンカリウム鋼板は「自然石粒付き鋼板」や「ストーンチップ」と呼ばれているように、表面に石粒がついているのが特徴です。ジンカリウム鋼板の屋根材は、ディートレーディング社のディーズルーフィングが有名です。
ジンカリウム鋼板のメリット
・軽量(1㎡あたり約7kg)
・耐用年数30〜50年と高耐久
・長期間塗装が不要なのでコストパフォーマンスが高い
ジンカリウム鋼板のデメリット
・初期費用が高い
・石粒が落ちる可能性がある
・太陽光パネルの設置には向いていない
まとめ
いかがでしたでしょうか。本日はガルバリム鋼板と横葺き、縦葺きについての特徴をご紹介いたしました。一般的にはスレート屋根が主流とされていますが、屋根葺き替えやカバー工法時には多くの場合ガルバリム鋼板を使用されています。
現在お住まいの屋根のメンテナンスがお考えの方はぜひこの機会にガルバリウム鋼板へ屋根材を変更することも考えてみてはいかがでしょうか。
街の屋根やさん千葉では屋根の葺き替えやカバー工法も行っております。また、屋根の点検や工事のご相談、お見積りは無料で承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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