台風や強風、雪や雹など自然災害での屋根修繕は火災保険が使える場合があります
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
火災保険って屋根修理に使用できるのか?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。ほとんどの方が加入している火災保険には自然災害により建物の被害を受けた場合にその修繕費用を補助してくれる特約が付いているものがあるのです。雪害や風害などで建物に被害が出た場合、保険の種類にもよりますが、元の状態に直す費用を保険会社が負担してくれるのです。
本日は火災保険を使った屋根修繕について詳しくご紹介していきたいと思います。
火災保険の対象となるものとは
火災保険と聞くと補償対象は火災によるものではないのかと思われるのではないでしょうか。しかし、火災保険は火災だけの被害補填ではありません。では火災保険は火災の他にどのような災害が対象となるのか、ご紹介していきたいと思います。
対象となる災害
・火災
自宅から発生した火災のみではなく、近隣からの延焼も補償
・落雷
落雷による被災や火災に対する補償
・爆発、破裂
ガス漏れなどによる爆発や破裂、火災が発生した場合の補償
・雹災
雹による被災補償
・雪害
積雪やなだれといった雪による被害による被災を補償
・水災
床上浸水や洪水による被災を補償
豪雨などが原因による土砂崩れも水災に含まれます
いかがでしょうか。上記が火災保険の対象となる災害です。ちなみに、建物だけでなく家財も補償の対象となっているのです。※詳細は加入されたご契約内容、特約をご確認ください。
上記で中でも特に屋根工事と関連深いものだと風災や雹災、雪災ではないでしょうか。大型台風の上陸が毎年どこかで発生しているほか、お住まいの地域によっては積雪もあります。また雹がふることもありますし屋根や外壁に大きな被害を与える恐れもありますので火災保険の対象は覚えておくことがおすすめです。
災害による被害について
上記でご紹介した風災や雹災、雪災による被害とはどのようなことが考えられるでしょうか。街の屋根やさんでお問い合わせの多かった内容も含めて具体的にご紹介していきたいと思います。
風災
風災は文字通り風による災害を指します。通常の風では屋根材が飛ぶことはありませんがやはり台風や強風などでは正しく施工されていても屋根材が飛んでしまったり外れてしまったりすることがあります。特に街の屋根やさんへのお問い合わせで多かったのが以下のような内容です。
・強風(台風)によって屋根の棟板金が飛んでしまった
・瓦が数枚飛ばされてしまった、落ちてきた
・近隣からの飛来物で瓦や窓が割れてしまった
特に棟板金の被害は多いです。棟板金は経年により板金を固定している釘の緩みや下の貫板の腐食などが進みそのまま放置しておくと台風などの強風時に飛ばされてしまう可能性が高くなってしまうのです。
雹災
一般的には積乱雲の発生しやすい夏場や5月6月に降ることが多い雹。雹は氷の塊ですので空から降ってくれば屋根への被害も考えられます。
街の屋根やさんでは以下のような内容のご相談を多くいただいています。
・雹で金属屋根に凹みができて目立つ
・スレート屋根を割ってしまった
・雨樋を貫通して穴が開いてしまった
雪災
雪と言うとその見た目に反してとても重量があります。面積1㎡に高さ1cm雪が積もった時の重さは新雪で約3kgにもなります。締雪では約5kgにもなります。これらが屋根に積もった場合屋根への被害も起こりえますよね。特に雪によるご相談で多いのが以下のような内容です。
・雪の重みで雨樋が変形してしまった
・屋根の軒先が雪で歪んでしまった
・ベランダの波板が雪の重さで割れてしまった
火災保険を使って屋根工事ができるか、できないの判断
保険金を出すかどうかの最終的な判断は保険会社になりますが、上記でご紹介したように自然災害による被害に関してはほぼ保険金は出ます。しかし、自然災害による被害をそのまま3年以上放置してしまうと話は変わってきてしまうのです。保険の申請期間が3年と定められているため、3年前の自然災害の被害を申請することができなくなります。
また、経年劣化による不具合は火災保険の対象ではありません。
以上の内容を把握したうえで火災保険の申請を行うようにしましょう。
火災保険に関するトラブル
実は台風などの自然災害が発生した後、火災保険を悪用したトラブルが多く発生します。「早く修理したい」という気持ちはとてもわかりますが、業者をきちんと見極めることが非常に大切です。正しく火災保険を利用するために、下記でご紹介するよくあるトラブルを頭に入れておきましょう。
・自己負担ゼロ
「自己負担ゼロで修繕できます」と言われた場合は注意が必要です。確かに被害箇所は火災保険を利用して自己負担ゼロで修繕することができますが、被害箇所以外には火災保険が利用できません。工事後、確認してみると保険適用外の場所も直され自己負担額が高額になってしまったというケースがあります。まずは契約前にお見積書をしっかりと確認しましょう。
・訪問販売
いきなりお住まいにやってきて、強引に契約をさせられたという事例もあります。解約しようとしたら、高額な解約金や手数料を請求されてしまう可能性があります。また、いきなりやってきて「屋根が壊れているようなので点検をする」と言ってくる場合も注意が必要です。保険金を出させるためにわざと屋根を壊すひどい業者もいます。訪問販売の全てが悪徳業者という訳ではありませんが、その場で契約や点検をさせずご家族としっかり話し合って決めましょう。
他にも火災保険に関するトラブルはたくさんあります。いざというときに備えて知識を頭に入れておくことで正しく火災保険を使った修繕をすることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本日は火災保険での屋根工事について簡単にご紹介をいたしました。昨今では大型の台風が頻繁に発生しつつあり、お住まいへの被害も多くみられます。特に棟板金の飛散にについてのご相談は特に多いです。棟板金は上記でもご説明したように経年劣化により飛散する可能性が高くなります。ですので台風シーズンを迎える前にしっかりとお住まいの点検やメンテナンスを行うことがおすすめです。
街の屋根やさん千葉では屋根の点検ご相談。お見積りを無料で行っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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