セメント瓦の塗装は必要?寿命を延ばすための正しいメンテナンス方法
更新日 : 2025年09月25日
更新日 : 2025年09月25日
セメント瓦は必ず塗装が必要です!
セメント瓦は「塗装による保護」が寿命を大きく左右する屋根材です。
スレートや金属屋根と違い、セメント瓦そのものに防水性能はありません。
塗装が剥がれると雨水を吸収し、割れやすくなり、雨漏りや劣化を早めてしまいます。
つまり、セメント瓦にとって塗装は“デザイン”ではなく“必須のメンテナンス”です。
セメント瓦とは?
セメント瓦はその名の通り、セメントと砂を主成分として成形した屋根材です。
日本瓦に比べて軽量かつ安価で、1970~1990年代に広く普及しました。
しかし、素地には吸水性があるため、塗装で防水層を確保しなければ寿命は短くなってしまいます。
塗装が必要な理由
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防水性の維持:セメントは水を吸うため、塗膜が切れると内部まで水が染み込みます。
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耐久性の確保:吸水と乾燥を繰り返すと反りやひび割れが起こりやすくなります。
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美観の維持:表面の塗料が色あせや苔・カビを防ぎます。
このように塗装は単なる見た目の問題ではなく、屋根の健全性に直結しています。
塗装の目安時期
セメント瓦の塗装周期は 約10年ごと が基本です。
特に次のような症状があれば早めの塗装を検討しましょう。
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表面の色あせ、艶がなくなる
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コケやカビが広がっている
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塗膜が剥がれて素地が露出している
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触ると粉(チョーキング)がつく
これらは塗装劣化のサインであり、放置すると雨漏りリスクが高まります。
塗装にかかる費用の目安
一般的な戸建て住宅(30坪程度)であれば60万~100万円程の費用が掛かります。
費用は「瓦の状態」「下地処理の有無」「使用する塗料のグレード」によって変動するため、詳細な費用が知りたい方は塗装業者に見積もりを依頼しましょう。
特にセメント瓦は下地補修が必要になるケースが多く、塗装以外に部分補修の費用が加わることもあります。
街の屋根やさんでは、屋根の点検とお見積もりの作成を無料で承っています。
セメント瓦屋根の塗装にかかる費用が知りたい。メンテナンスを検討している。という方はぜひお問い合わせください。
まとめ
セメント瓦は「塗装によって寿命を保つ屋根材」です。
塗装周期を守り、劣化サインを見逃さず、早めに専門業者に相談することが住まいを守る最善策です。
美観だけでなく、防水・耐久性を維持するために塗装は欠かせません。
セメント瓦に関するよくある質問
Q.セメント瓦の寿命は何年ですか?
A.塗装や補修を適切に行えば40年以上使えるケースもあります。メンテナンスを怠ると20年程度で交換が必要になることもあります。
Q.セメント瓦の重さは耐震性に影響しますか?
A.日本瓦よりは軽いものの、スレートや金属屋根に比べれば重い部類に入ります。耐震性を高めたい場合は、葺き替えで軽量屋根材に変更するのがおすすめです。
Q.セメント瓦とモニエル瓦の違いは?
A.モニエル瓦は表面にスラリー層があり、専用の下塗り材が必要です。見分けが難しいので業者に確認してもらいましょう。

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