木更津市畑沢にて令和元年房総半島台風により飛散した棟板金の交換工事とメンテナンスとして屋根塗装工事を実施
工事のきっかけを伺いました!
担当:黒川
木更津市畑沢にて昨年の台風(令和元年房総半島台風)により屋根の一部が飛ばされてしまったとのご相談を頂きました。まずはお客様のご自宅へ伺い現地調査を行います。飛ばされてしまっていたのは棟板金という屋根の合わさる頂点にある板金です。知り合いの方に応急処置として雨養生をしていただいている状態でした。被害を受けた棟板金の他に経年劣化として屋根材のスレートに色褪せが見られましたので、お客様に状況をご説明し棟板金交換工事と屋根塗装工事を行うこととなりました。
担当:黒川
- 施工内容
- 棟板金交換 屋根塗装
- 築年数
- 20年
- 平米数
- 105㎡
- 施工期間
- 5日間
- 使用材料
- ファインパーフェクトベスト(トリノブラウン)
- 費用
- 詳しくはお問い合わせください
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証
- 10年間
飛ばされてしまった棟板金の調査を行います
今回は木更津市畑沢にお住いのお客様よりご相談を頂きました。「昨年の台風(令和元年房総半島台風)により屋根の一部が飛ばされてしまった。知り合いの方に応急処置をしていただいたいる状態だが修理をお願いしたい。」とのご相談内容でした。
さっそくお客様のご自宅にお伺いし屋根の被害状況を調査します。
屋根に上がると飛ばされてしまっていたのは棟板金でした。棟板金とは「棟」にある「板金」のことです。棟とは頂上などの屋根と屋根の合わさる部分です。その棟を覆っている板金を棟板金と呼びます。棟板金は風の影響を受けやすく台風などの強風により飛ばされてしまうことが多くあります。
屋根の頂上部分に位置する棟を大棟と呼び、四方の角に配置されている棟を隅棟と呼びます。
現状では棟板金が飛ばされてしまった部分は知り合いの方に雨養生をしていただいたとのことでしたので雨漏りの心配はありませんが早めの補修が必要となります。
経年劣化による屋根の色褪せを確認
今回、被害を受けてしまった部分としては棟板金の飛散のみでしたがその他に経年劣化による不具合やメンテナンスを行ったほうが良い箇所などについても調査を行います。
特に気になった部分としては屋根材のスレートが経年劣化により色褪せてしまっていることです。お客様の屋根には苔やカビ、塗膜の剥がれなどは確認できませんでしたがこれらの症状も塗装によるメンテナンスを行う上でひとつの目安になります。スレートはメンテナンスとして定期的に塗装を行うことをおすすめします。
調査が終了しましたのでお客様に状況をご説明し、被害を受けてしまった棟板金の交換工事と経年劣化による屋根の色褪せのメンテナンスとして屋根塗装工事をご提案しました。
台風による被害を受けてしまった棟板金の交換工事を行うにあたり火災保険を使用して工事を行うとのことでした。その際、棟板金交換工事には仮設足場が必要となります。火災保険では棟板金交換工事に含まれる仮設足場の費用も火災保険の対象となります。せっかく仮設足場を設置するのであれば被害を受けた部分以外のメンテナンスを行うことで普通にメンテナンスを行う時と比べて仮設足場の費用分、お得にメンテナンスができます。
棟板金の飛散について火災保険が適用となったため、今回は棟板金工事とメンテナンスとして屋根塗装工事を行うこととなりました。
棟板金交換工事を行います
棟板金交換工事と屋根塗装工事を行うにあたり、先に棟板金交換工事を行います。現在、私たち街の屋根やさんでは新型コロナウイルス対策として現場スタッフ全員マスクを必ず着用し感染拡大防止に努めております。
まずは、既存の棟板金を撤去します。その後しっかりと清掃を行い新しい棟板金を取り付けていきます。今回は、棟板金の下地である貫板には樹脂製の貫板(タフモック)を使用します。樹脂製の貫板は木材に比べて水に強いため、腐食しにくいという特徴があります。
次に棟板金を取り付けます。棟板金は貫板にビスを使用して固定しています。棟板金は貫板に固定しているため、貫板が従来のように木材で腐食してしまうと棟板金を固定しているビスや釘が抜けやすくなり、今回のような棟板金の飛散につながりやすくなってしまいます。
棟板金と棟板金のつなぎ目にはコーキングをしっかりとすることで雨の侵入を防ぎます。
棟板金交換工事が終わりました。これで今年の台風は棟板金が飛ばされてしまわないかと心配することなく過ごすことができます。
屋根塗装工事は高圧洗浄から行います
棟板金交換工事が終わりましたので次に、メンテナンスとして屋根塗装を行います。屋根塗装はまず高圧洗浄機を使用してスレートの古い塗膜(旧塗膜)や苔やカビなどの汚れを落としていきます。その後、タスペーサーを取り付けていきます。タスペーサーは屋根塗装を行う上でとても重要な役割を果たしています。タスペーサーはスレートとスレートが塗料によってくっついてしまうことを防ぎます。
ファイン浸透シーラーで下塗り
下塗りを行います。下塗りには日本ペイントのファイン浸透シーラーを使用します。しっかりと下塗りを行います。下塗りは塗料の密着性を高めるなどの重要な役割を担っており、下塗りをしっかりと行わなければ塗膜の剥がれなどに繋がってしまいます。
下塗りが終わりました。次は中塗り・上塗りを実際にお客様に選んでいただいた色で塗装を行っていきます。
ファインパーフェクトベストを使用して仕上げていきます
今回はファインパーフェクトベストという塗料を使用しました。ファインパーフェクトベストはスレート塗装に特化した塗料です。中塗りの後はしっかりと規定の乾燥時間を開け、上塗りをしていきます。規定の乾燥時間を守らずに塗装を行うと塗膜の剥がれなどが発生しやすくなってしまいます。
屋根塗装工事が終了しました。今回使用したファインパーフェクトベストの他にも遮熱塗料など様々な塗料があります。遮熱塗料を使用して塗装を行うと室内の暑さを低減してくれます。このように屋根塗装と言っても色や塗料の種類など様々なものがあります。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
今回の屋根塗装には施工保証を10年お付けしております。また、工事後には定期点検にお伺いしその後の状態も確認させていただいておりますのでご安心ください。
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