スレート瓦の不具合と差し替え工事のメリット・デメリット





工事のきっかけを伺いました!

担当:谷
スレート瓦が1枚落下したのをきっかけに、「他の部分も心配です」とご相談いただきました。 屋根の点検を行うと、経年劣化によりスレート瓦の割れが見られ、放置すると雨漏りの可能性がある状態でした。スレートは軽量で人気の屋根材ですが、年月とともにひび割れやずれが起きやすくなります。
今後ご自宅全体のメンテナンスを検討しているのですが数年先との事で、今回は簡易的工事を希望するとの事で補修工事をやる事になりました。
今後ご自宅全体のメンテナンスを検討しているのですが数年先との事で、今回は簡易的工事を希望するとの事で補修工事をやる事になりました。

担当:谷
- 施工内容
- スレート屋根補修工事
- 築年数
- 約30年
- 平米数
- 施工期間
- 1日
- 使用材料
- コロニアル瓦
- 費用
- 税込み 52,000円
- ハウスメーカー
- 保証
はじめに
住宅の屋根に多く使われているスレート瓦は、軽量で施工性に優れ、コストも抑えられる人気の屋根材です。
しかし、年数が経過するとどうしても劣化や不具合が発生します。
木更津市請西南でも、築15年以上経過した住宅では、スレート瓦のひび割れや欠け、剥がれといった症状がよく見られます。
今回は、実際の現場写真を交えながら、スレート瓦の不具合と差し替え工事の実際・メリット・デメリットを徹底解説します。
スレート瓦とは?その特徴と魅力

スレート瓦は、セメントと繊維素材を高圧成形して作られた薄い屋根材です。
昔は「コロニアル瓦」「カラーベスト」とも呼ばれ、現在でも多くの住宅で使用されています。
特徴としては以下のような点が挙げられます。
-
軽量で耐震性に優れる
瓦屋根に比べて約1/3ほどの重さしかなく、地震の揺れを軽減します。 -
デザイン性が高い
フラットな形状でモダンな外観に仕上がるため、現代住宅との相性が抜群です。 -
コストパフォーマンスに優れている
初期費用が抑えられるうえ、施工期間も短く済みます。
しかし、スレート瓦は経年劣化によるメンテナンスが必須です。
塗装の劣化やひび割れを放置すると、雨水が内部に侵入し、雨漏りや下地腐食を招くリスクが高まります。
木更津市請西南で確認されたスレート瓦の劣化事例

今回調査した木更津市請西南の住宅では、スレート瓦の表面劣化や欠け、剥がれが複数箇所で確認されました。
長年の紫外線や風雨の影響で表面が色あせ、コケやカビが発生しています。
塗膜が失われたスレート瓦は防水性を失い、雨水を吸収しやすくなります。

スレート瓦の一部が欠けて破損している様子が見られました。
こうした小さな破損も、風の影響で瓦が浮き上がったり、最悪の場合は飛散事故につながる恐れがあります。
さらに、一部では表面が剥がれ、層状にめくれてしまっている部分もありました。
このような状態を放置すると、内部のルーフィング(防水シート)まで劣化が進行します。
早期の補修・交換対応が重要です。
スレート瓦差し替え工事とは?
スレート瓦差し替え工事とは、破損した一部の瓦だけを新しいものに交換する修繕方法です。
屋根全体をやり替える必要がないため、コストを抑えて不具合を改善できます。

スレート瓦の差し替えは、次のような流れで行います。
まず、破損したスレート瓦を取り外します。
この際、周囲の瓦を傷つけないように専用のバールやノコギリを使って慎重に作業します。

今回使用したケイミュー製コロニアル瓦です。
新しい瓦の加工

新しく差し込むスレート瓦(コロニアル瓦)を、現場に合わせてカット・加工します。
切断にはディスクグラインダーを使用し、サイズを正確に整えます。
コーキングによる固定

新しい瓦を差し込む前に、下地との密着を高めるためにコーキング材を塗布します。
この工程で防水性と固定力を確保します。
新しい瓦の差し込み

加工した瓦を差し込み、木片を使って慎重に位置を調整します。
差し替え工事では既存瓦を壊さずに施工するため、職人の技術力が問われる作業です。
差し替え工事の完成

差し替えた部分を確認し、全体の仕上がりを整えます。
施工後は色の違いが目立つこともありますが、後に塗装工事を行うことで全体の美観を回復できます。
コーキング補修との違い

一部の軽微なひび割れや隙間であれば、コーキングによる簡易補修も可能です。

表面にコーキングを充填し雨水のしみ込みを軽減いたします。
クラックは強風や地震で大きくなる場合がございますので、あくまでも一時しのぎの簡易的補修になりますので、できる限り早めのメンテナンスが必要になってまいります。
スレート瓦差し替え工事は「早めの判断」がカギ

スレート瓦の不具合を見つけたら、放置せず早めに専門業者へ相談することが大切です。
街の屋根やさん木更津店では、現地調査・お見積りを無料で行っています。
破損が軽微なうちにスレート瓦差し替え工事で対応すれば、コストを抑えて大切なお住まいを長持ちさせることが可能です。
今後数年後に外壁塗装(屋根カバー工法)を検討するとの事で、今回はご予算を控えたい工事として税込み52,000円で工事が完成いたしました。
定期点検を通じて、屋根の健康を守りましょう。
スレート瓦差し替え工事のメリット・デメリット
メリット
-
費用を抑えられる
屋根全体の葺き替えに比べ、1/10程度の費用で修繕が可能です。 -
工期が短い
小規模工事なら1日~2日で完了します。 -
部分補修ができる
被害箇所のみをピンポイントで修復でき、既存屋根を長持ちさせることができます。 - 住みながら施工可能
屋根上だけの作業なので、室内に影響はほとんどありません。
デメリット
-
色の違いが目立つ場合がある
新旧の瓦で色味が異なり、見た目にムラが出ることがあります。 -
劣化が進行している場合は対応不可
屋根全体が脆くなっている場合は、差し替えよりも葺き替えやカバー工法が推奨されます。 -
将来的なメンテナンスが必要
差し替え箇所だけでなく、他の部分の劣化も進行するため、定期的な点検が欠かせません。
差し替えの向かないケース
-
屋根全体に割れ・剥がれが多数見られる
-
ルーフィング(防水シート)の寿命が近い
-
過去に何度も補修を繰り返している
- 塗装が不可能なスレート瓦
このような場合は、カバー工法(既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法)や全面葺き替えを検討するのが安全です。
記事内に記載されている金額は2025年11月06日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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