アスベストが含まれているコロニアル屋根の見分け方は?リフォームへの影響もご紹介
更新日 : 2024年08月10日
更新日 : 2024年08月10日
アスベストと聞くと、以前に健康被害の話題がニュースなどで報じられていましたので、マイナスのイメージが強いですよね。
お住まいのあらゆる建材へ含まれていたため特に話題になったのですが、実は屋根にもアスベストが入っている可能性があります。
主にコロニアル(スレート)に含まれている可能性がありますので、その見分け方やリフォームへの関係をお調べの方はぜひご確認ください!
コロニアルにアスベストが含まれていた理由
コロニアルにアスベストが含まれていた理由は、耐久性を高めるためです。
アスベストは混ぜると建材の耐久性を高める特性があったため、その強靭な性質から建材に広く使用されていました。
コロニアル(スレート)はセメントと繊維質を主原料としており、それにアスベストを混ぜることで耐久性を向上させ、長い耐用年数を維持することができていたのです。
アスベストは耐熱性や耐久性に優れており、屋根材として使用する際には非常に有用でした。
ただ、皆様もご存知の通りアスベストは健康被害を引き起こすことが確認されたため、その後の法律によって規制(建材への使用は実質禁止)されることとなったのです。
現在のコロニアルの主流である「コロニアルグラッサ」や「コロニアルクァッド」については、アスベストを含まずとも高い耐久性を持つことができていますので、ご安心いただければと思います(^▽^)/
コロニアルにアスベストが含まれているかどうかの見分け方
コロニアル屋根にアスベストが含まれているかを見分ける方法は、いくつかの手段があります。
◆1:製品情報の確認
コロニアル屋根の製品名・製造番号がわかる場合には、国土交通省のアスベスト含有データベースを活用して含有の有無を検索することができます。
このデータベースには、過去に製造された石綿含有建材の情報が記載されていますので、判断材料にすることができます。
ただ、当時の記録や書類が残されていない場合には、製品名や製造番号が分からないことがほとんどです。
そのため、以下の情報を元に推測してみることがオススメです(^▽^)/
◆2:製造時期の確認
2004年以前に製造されたコロニアル屋根にはアスベストが含まれている可能性が高いとされています。
逆に、アスベストの規制が掛かった2004年より後の製品であれば、アスベストは含まれていないとされています。
ただ、規制前の商品でも場合によってはアスベストが含まれていないこともある為、あくまで目安としての判断になります。
◆3:劣化状態から予測
アスベストを含まないスレートは、アスベストを含むものに比べて劣化が早い傾向があります。
そのため、劣化状態から含有を予測できるとされています(^▽^)/
ただ、2004年付近から使用されているのであれば、アスベストを含んでいたとしても塗装などの適切なメンテナンスが行われていない場合は劣化が進んでいるものと考えられますので、現在ではあまり参考にならなくなってきているのかもしれません(-_-;
◆4:専門業者への調査依頼
確実にアスベストの有無を確認するためには、専門業者に調査を依頼するのが最も安全で確実な方法です(*^^)v
業者は適切な方法でアスベストの含有を判断し、必要な対策を提案してくれます。
コロニアル屋根の塗装やリフォームを行う際には事前のアスベスト調査が義務化されており、2023年の10月からは資格も必須となりましたので、しっかりした業者であればアスベスト調査もしっかり行ってくれるはずです!
もちろん街の屋根やさんも、対応するスタッフは全員資格を取得しておりますので、ご安心してご相談くださいね!
アスベストの含有はリフォームに影響する?
アスベストを含むコロニアル屋根をリフォームする際には、アスベストが飛散することを防ぐための処理手順や、防護服やマスクなどを着用した作業が必要になります。
撤去したアスベスト含有コロニアルは、アスベストを含まないものと比較すると処分費用も高くなるような影響があります。
屋根カバー工法であれば既存屋根の撤去は不要なため、アスベストを含んでいたとしても処分費用は掛からずに済むというメリットがあります。
ただし、いずれ葺き替えを行う際には2重の屋根の処分費用が掛かることや、現在よりもアスベスト含有スレートの処分費用が高くなる可能性もありますので、そういった点と予算などを考慮してリフォーム方法を選択されるのがオススメです(^▽^)/
いずれ費用を掛けるのであれば、今のうちにアスベスト含有コロニアルを撤去し、軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根へ葺き替えて耐久性・耐震性などをアップさせると地震や悪天候に強い屋根へと変えることができますので、選択肢として考えていただきたいところです!
私たち街の屋根やさんでは、葺き替え工事の費用目安が税込1,097,800円~2,200,000円となっております。
屋根カバー工法は税込877,800円~1,430,000円が同じく費用目安ですが、どちらも実際の条件によって金額が変動いたしますので、まずは無料の現地調査とお見積もり作成をご活用いただければと思います(^▽^)/
もちろん、コロニアルのアスベストについてのご相談もお気軽にご連絡くださいね。
記事内に記載されている金額は2024年08月10日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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