屋根カバー工法を行う手順と屋根カバー工法を行うメリット・デメリットについてご紹介
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
現在のお住まいの屋根をそのままにし、新しくその上に屋根材を被せる工法を屋根カバー工法を言います。既存屋根に新規屋根材を覆う、屋根を重ねて葺く、ということから重ね葺きとも呼ばれています。屋根葺き替え工事のように既存の屋根材を撤去することがないため、廃材費や人件費の節約、工事日数が短いなどのメリットがありますが、もちろんメリットもあればデメリットも存在します。この記事では屋根カバー工法のメリット・デメリットや屋根カバー工法の施工手順などをご紹介していきたいと思います。
この記事はおおよそ5分程度で読むことが出来ます。
屋根カバー工法のメリット
早速屋根カバー工法のメリットをご紹介していきます。
廃材が出ない為、解体工事費や廃材処理費が節約可能
屋根カバー工法を行う場合、解体と廃材処理が必要になるのは棟板金くらいです。そのため葺き替えなどと比べて工事費用が安くなります。また、2004年以前に施工されて建築物の建材にはアスベストが含まれたものがあります。アスベストが含まれている建材は環境負荷が高く解体も難しいため解体費や廃材処理費用が高額になります。そのため廃材がほとんど出ない屋根カバー工法はこのようなアスベストを含んだ屋根にはとてもお薦めなのです。
工事期間が短い
塗装や葺き替えよりも短い工期で施工することが可能です。工期が短いということは人件費も少なくなりますのでそれだけ費用を抑えることが出来ます。
工事期間中は足場が架設されているため普段通りの生活がしにくくなりますが、工事期間が短いためすぐに通常通りに生活に戻ることが可能です。
環境に優しい
廃材が出ない分環境負荷が少なくとてもエコです。上記でもご紹介したように、アスベスト以外にも二酸化炭素排出量の問題があります。廃材を処理するために使用する車の運搬なども回数を減らすことで二酸化炭素削減につながるのです。
屋根カバー工法のデメリット
つづいて屋根カバー工法のデメリットについてご紹介致します。
屋根カバー工法に向かない屋根もある
スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)や金属屋根の場合は屋根カバー工法に向いていますが瓦屋根にはできません。瓦は他の屋根材よりも屋根材の重量が重いです。そのため、その上に新規屋根材を被せるとさらに重量が増し耐震性などにも影響がでてきます。
最近では大きな地震も頻繁にみられがちです。できるだけお住まいの耐震性を考慮した上で屋根工事を行うことがおすすめです。
劣化状況により施工できない場合がある
屋根の下地が劣化している場合はその部分を補修する必要があります。補修を行わずに屋根カバー工法を行うと、その下地の劣化をそのまま放置してしまっている状態になります。そうなると雨漏りなどの不具合を引き起こす可能性も高くなりますし、雨漏りを引き起こした場合に、再度屋根のメンテナンスを行う必要があり、手間もメンテナンス費用も倍かかってしまいます。そのため街の屋根やさん千葉では、屋根カバー工法をご希望のお客様のお住まいの屋根もしっかりと入念な点検を行い下地の劣化などが無いか調べた上で必要な工事のご提案を行っています。
屋根の重量が増える
既存屋根材に新規屋根材を被せる為屋根の重量はもちろん増えます。もちろん新規屋根材は軽い金属屋根材を使用することが一般的ですがそれでも屋根の重量は増えることには変わりませんし耐震性を考えた場合屋根は軽い方が有利です。
屋根カバー工法の手順
屋根カバー工法を行う手順をご紹介致します。
①棟板金の撤去と清掃
カバー工法に不要な棟板金、設置されていれば雪止めも一緒に撤去していきます。すべて撤去し掃除を行います。
②ルーフィング工事
元々ある既存屋根材の上に防水紙を設置していきます。軒先から棟に向かって敷いていくのがポイントです。またその時に上下の防水紙を10㎝ほど重ねていきます。そうすることで雨水の浸入を防ぎます。
③屋根材の設置
新しい屋根材を設置していきます。よく一般的に使用されるのはガルバリウム鋼板を使用した金属屋根材です。軽量屋根材を選択することで地震対策にもなります。
④貫板の設置
屋根材設置完了後は貫板の設置です。使用する貫板はプラスチック樹脂製の貫板で木製と比べて腐食しにくいためおすすめです。
⑤棟板金の設置
貫板設置が完了したら棟板金を設置していきます。また棟板金の合わせ目から雨水が浸入しないようコーキング処理も行います。
上記流れにて屋根カバー工法が完了いたします。
屋根葺き替え工事と比べて屋根カバー工法は工程が少ないため工期が短く、工事費用も葺き替えに比べて安く済みます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は屋根カバー工法のメリットとデメリット、施工手順をご紹介いたしました。屋根カバー工法には工事費の節約や工期短縮などのメリットがありますが、耐震性などのデメリットもあります。ご自宅の状態に合わせて必要な工事を行うようにしましょう。
街の屋根やさん千葉では屋根の点検、ご相談、必要な工事のご提案、お見積りを無料で行っております。現在屋根のメンテナンスをお考えの方はぜひ一度街の屋根やさん千葉にご相談ください。

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