悪徳業者の施工例、葺き替え後の雨漏り、袖ケ浦市
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
2015年2月16日更新
袖ヶ浦市のNさまから雨漏り調査のお問い合わせをいただきました。
お伺いすると屋根は新しいようでした。
お話をお聞きすると3年ほど前にセメント瓦から金属屋根に葺替えたとのことでした。
ガルバリウム製の横葺きの屋根です。通常で雨漏りをするとは思えません。
取り敢えず室内の状況を確認させていただくと押し入れの壁がカビでひどいことになっています。
点検口から屋根裏を確認すると確かに雨染みが谷付近に見られます。
梯子をかけて屋根の上を調査しました。
梯子をかけて屋根を見た時点で絶句してしまいました。
棟板金を止めているビスがすべて屋根材を貫通するように施工をしているのです。
とにかく「へたくそ」です。
そして釘頭をコーキングでタッチアップしています。
これでは雨漏りの危険性を増やすだけです。
雨漏りをしている箇所を見て更にびっくりしました。
谷部分は雨の通り道になるのでより慎重に施工をします。
谷の下には防水紙を2重にしたり、捨て板金を設置したりと気を使う箇所です。
が屋根材を切りっぱなしにして小口(切ったあと)は専用の板金を使わずに
コーキングだけで止めています。
谷も広すぎます。
これでは「どうぞ、雨漏りしてください」って言ってるようなものです。
憤りを感じずにはいられません。
お客様には正直にお伝えし、出来ればその業者を訴えては如何かとご提案をいたしました。
こういう工事の場合、葺き替えなければ根本的な解決にはなりません。
業者選びは慎重に行ってください。
施工事例はあるか?
建設業の資格を持っているか?
民間の瑕疵保険に登録しているか?
業者チェックを怠らず、安易に安いだけの会社や飛び込み業者にはくれぐれもご注意ください。

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