天窓からの雨漏りの原因とは?天窓のメリット、デメリットやメンテナンス方法をご紹介
更新日 : 2021年09月03日
更新日 : 2021年09月03日
天窓を設置することで、風通しがよくなったり、室内が明るくなったりといったメリットがありますが、実は天窓からの雨漏りに関するご相談は多いのです。
天窓から雨漏りが発生してしまう原因には、天窓に使用されているゴムパッキンの劣化やごみのつまり、防水シートの劣化などがあげられます。
雨漏りというと屋根や外壁が原因といった印象が大きいかもしれませんが、実は天窓が原因となり雨漏りを引き起こしてしまう可能性もあるのです。
本日は天窓からの雨漏りについてや天窓のメリット、デメリットをご紹介いたします。
こちらの記事はおおよそ5分で読むことができます。
天窓のメリット、デメリット
お住いに天窓を設置するメリットとして、外の光を取り込み、取り込んだ光が室内の奥まで届くことです。
お住いの採光について建築基準法では、開口部の有効面積はお部屋の床面積の1/7以上とされています。採光方法として、一般的には壁面に設置されている窓がありますが、中には窓を設置してもお住いの周りの建物などによっては十分に光を取り込むことができない場合もあります。特に北向きの部屋の場合はなかなか光を取り込むことが難しいです。
しかし、天窓の設置を行うことで昼間はほぼ一定量の光を取り入れることができます。天窓の開口部についても建築基準法で規定されており、天窓は普通の窓よりも採光が期待されます。
室内が明るくなるほかにも天窓には以下のようなメリットがあります。
・風通しが良くなる
天窓が開いている場合、通風量が壁面窓に比べて2倍以上向上するのです。風通しが良い部屋では風が吹き抜けるため、熱がこもらない室内環境にすることができます。
・省エネ効果
日中は天窓からの採光が期待できることから、室内の電機などの照明器具の使用頻度を抑えることができます。また、上記でご説明したように風通しが良くなるため、室温が下がり、エアコンの稼働時間も短くすることができ、電気代の節約にもなります。
続いて天窓のデメリットについてです。
・雨音が響く
通常の雨だとあまり気になりませんが、台風などの強い雨の際は雨がガラスにあたり大きな雨音がするため、音に敏感な方は寝室のある部屋には設置しないことがおすすめです。
・雨漏り
天窓は屋根に穴をあけて窓を設置しています。他の屋根の部位や構造を比べると雨漏りの多い部位になります。
・結露の発生
結露の発生は雨漏り同様に室内に悪影響を及ぼします。結露による水濡れで室内側の木製の窓枠が腐ってしまうと窓の開閉がしづらくなったりします。また、壁面内部の結露は壁の内部まで水が浸透してしまうとお住いを支える大切な構造材である、柱や梁なども腐ってきてしまいます。
天窓からの雨漏りの原因
天窓の設置で起こるトラブルの代表として雨漏りがあります。そのため天窓を設置する場合は雨漏りが発生するリスクが高いということを把握しておくことが大切です。
天窓から雨漏りが発生する原因は主に3つあります。
壁窓とはことなり上空に向けて設置されている天窓は雨や風の影響を受けやすく、雨漏りにもつながります。雨漏りする原因には、ガラスと屋根の隙間を埋めているゴムパッキンの劣化です。開閉式の天窓は合わせ部分のパッキンから浸水してきます。他にも、天窓の傾斜の下に設置されている水切りエプロンの経年劣化があります。これはアルミや鉛などの素材に穴が開くことが関係しています。3つ目の原因には、ごみのつまりです。天窓の周りの屋根にごみが詰まってしまうと雨水が流れにくくなり天窓の周囲にたまることで雨漏りしやすくなります。
天窓のメンテナンス時期について
屋根や外壁に寿命があるように、天窓にも寿命はあります。天窓の寿命は建築後約25年が目安となります。25年が過ぎると経年劣化で不具合や雨漏りなどが引き起こしやすくなります。ですので、定期的にメンテナンスを行うことが重要です。
天窓のメンテナンス時期はいつなのか?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
天窓のメンテナンス時期は基本的に、屋根のリフォーム、葺き替え工事や塗装工事などを行うタイミングで一緒に天窓のメンテナンスを行うことがお勧めです。一緒に工事を行うことで足場費用を抑えることもできます。
屋根のメンテナンス時期はおおよそ10年に1度の間隔で行うことがお勧めです。定期的に屋根や天窓のメンテナンスを行い雨漏りの防止に努めましょう。
天窓のメンテナンス
・コーキング補修
先ほど天窓から雨漏りが起こる原因はゴムパッキンの劣化とご説明いたしました。ゴムパッキンが劣化する前にコーキング材を打ち直して雨漏りを防ぎましょう。屋根のメンテナンス時に行うのがおすすめです。
・ビスの補強
天窓を固定しているビスは経年で浮いてしまい、ビス穴から雨が入り込んでしまう可能性がありますので、ビスの補強やコーキング材を使用して隙間を埋めることが必要です。
・天窓の周りの掃除
特に瓦屋根の場合、天窓と瓦の間に隙間があるためゴミが溜まりやすくなります。ゴミが溜まっている場合には、天窓の周りの瓦を一度撤去し掃除が必要です。スレート屋根や金属屋根の場合、瓦の様に一部分の屋根材を剥がすことができないので、屋根葺き替え工事の際に掃除をしましょう。
・天窓の交換
寿命を迎えた場合、天窓の交換または次にご説明する撤去するかお選びいただくことになります。交換の場合、今までと同じような外観、採光性を維持できます。また、雨漏りのリスクも少なくなります。
・天窓の撤去
天窓は撤去することが可能です。天窓を撤去した場合、雨漏りのリスクがほぼゼロになります。また、今までかかっていた天窓のメンテナンス費もなくなります。
天窓からの雨漏り補修に火災保険が利用できます!
台風や強風、雹などの自然災害によって雨漏りが発生した場合、火災保険を使って天窓の修理をすることができます。火災保険と聞くと、「火事による被害に対してのみ補償されるのかな?」と思いがちですが、火事だけでなく雨や風、雪などの自然災害による被害も補償してくれます。
火災保険を利用するときの注意点
まずは、「自然災害による被害であること」です。当たり前ですが、天窓の経年劣化による雨漏りは対象外となります。また、被害から3年が経過したものは火災保険の申請ができませんので注意しましょう。全ての被害に保険金が支払われるわけではなく、保険会社によって違いはありますが一般的には20万円以上の被害に対して保険金がおりるのが一般的です。この場合、20万円以下の被害は自己負担となります。火災保険は、あくまで被害前の状態に戻すために必要な金額が支払われますので、被害前よりもグレードアップさせたい方は保険金+自己負担額が発生します。
街の屋根やさんでは、火災保険申請のサポートをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか、本日は天窓のメリットやデメリット、メンテナンスの時期についてご紹介いたしました。天窓は設置することで室内が明るくなりおしゃれな印象も与えますが、雨漏りの不具合を起こしやすいです。
定期的に点検やメンテナンスを行い、雨漏りを事前に防止することがおすすめです。雨漏りを引き起こしてしまうとお住い内部の腐食や劣化に繋がります。街の屋根やさん千葉では屋根の点検だけでなく、天窓に関するご相談やお見積もりを無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください。
関連動画をチェック!
【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 雨漏り修理 防水工事 天窓工事 雹災害に関連する新着ブログ
ベランダやバルコニーからの雨漏りを防ぐ防水工事
千葉市若葉区桜木で屋根葺き替え工事を行いました(㎡/11,000円~)
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 雨漏り修理 防水工事 天窓工事 雹災害に関連する新着施工事例
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 雨漏り修理 防水工事 天窓工事 雹災害を行ったお客様の声一覧
屋根の葺き替えまたはカバー工法をご検討中の野田市山崎梅の台W様邸で点検!アンケートをご紹介
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
中古物件を買ってメンテナンスの時期が来ていたので他の箇所のリフォームを併せて屋根もやろうかと思い。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
はい
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
多数の工事をされていて経験豊富そうだったので。
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
聞きたかったことに答えて下さりありがたかったです。